単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

THE BACK HORN

THE BACK HORN名曲レビュー「白夜」

教会の鐘が響いて幸せな奴が出てきたTHE BACK HORN全曲レビューその19「白夜」 幸せにはほど遠そうな「俺」が暴走しています。この曲は「パルス」に収録されており、アルバムでも存在感がすごいです。ボーカルのねちっこい歌い方から、ベースのテクニカルな…

THE BACK HORNのボーカルである山田将司の魅力

私が心底惚れているバンド、THE BACK HORN。初めてライブにいったのが彼らのツアーでして、その体験記を一昨日くらいに書きはじめたらすごい文量になってしまい、しかもそれが未だに完結していません。細部まで書きだすときりがないですね。 ので、もうそれ…

THE BACK HORN LIVE福島 風とロックSUPER野馬追@郡山 11.9.17

「伝えなくちゃいけない お前の言葉で」ということで、風とロックのTHE BACK HORNのライブ感想。 雨男のボーカル山田将司が率いるTHE BACK HORN。不安は運よく当たることはなくて、彼らの登場時には現地では晴れていたようです。気温もちょっと涼しくなった…

THE BACK HORNのメッセージソング「世界中に花束を」

THE BACK HORNというバンドがいる。(今回は、で・ある口調で威勢を張っているのに、出だしからアーティスト名のつづりを間違えてしまい、更新再開したばかりに心が折れそうになりました) このブログではさんざん取り上げているけど、あらためて紹介すると、…

セルフタイトル THE BACK HORN「THE BACK HORN」

THE BACK HORN of THE BACK HORN。THE BACK HORNバンド名を冠したセルフタイトルのアルバム。ということで、アルバムに賭けたバンドの覚悟は相当なものだと思うのですが、うーん。これはちょっとどうなのかな、と。といっても、当然ながら私がそう思っただけ…

暴力と慈愛の極致点   THE BACK HORN「甦る陽」

甦る陽/THE BACK HORN 甦る陽鉄塊を振り回すかごとき暴力性と泣いている人を慈しむかの優しさ。でも、それ以前に荒すぎる問題作。THE BACK HORNの名盤の一つ。だけれども、あまりオススメすることはできない問題作。まず音質が酷いし、さらにボーカルも一際…

THE BACK HORN名曲レビュー「人間」

人間 ==== この曲は、大仰なタイトルの時点で彼らの覚悟を感じさせる一曲で、そしてその仕上がりも「人間」の名の相応しい名曲だと感じます。と、ともにちょっと気持ち悪い。これは決して否定的な意見ではなく、賞賛の意味をこめてそう称しています。この人…

THE BACK HORN名曲レビュー「閉ざされた世界」

THE BACK HORN全曲レビュー17曲目。 まだまだですがslow but steadyといった感じでゆったりとやっていきます。閉ざされた世界。 ==== 現段階では、THE BACK HORNの最新シングルの閉ざされた世界。ということは、つまりは最も新しい彼らが凝縮されている曲で…

THE BACK HORN名曲レビュー 「運命複雑骨折」

「表現は所詮排泄だ」 それを鑑賞して悦に浸る俺ってなんなの?蠅なの? ==== 面白くて、聞いていて何より痛快。酒に酔って頭を掻き毟りながら作っていそうな。ヘロヘロのギターリフがカッコいいんだかダサいのか。サウンドもけっこう軽くて攻撃性があるけど…

THE BACK HORN名曲レビュー 「ひとり言」

僕は友達が少ない。 ==== ひさしぶりのTHE BACK HORN全曲レビューになります。せわしくすぎる日々の中でこの存在を完全に忘れていました。ひとり言もはやこの楽曲はサウンドどうこうとかじゃないですよね。バックホーンにはめずらしい三連符になっているだと…

混沌とする瑞々しさ THE BACK HORN「人間プログラム」

人間プログラム/THE BACK HORN 人間プログラムTHE BACK HORNのメジャー1stアルバム。ある時期、ある環境、ある年齢でしか鳴らせない奇跡の邦楽ロックがここにはあります。これまでのアルバムは暴力的で、鮮烈的で、人間の混沌した感情を叩き付けた楽曲が多…

世界中に花束を/THE BACK HORN  歌詞解釈

以前に書いた記事での解釈を撤回させてください。少なくとも、喜びと対比される「悲しみ」についてだけ歌われている歌ではなかったようです。世界中に花束を/THE BACK HORNなぜだろう 何も無いなあんなに欲しかったのにあるのは寂しさと霞がかった空だけ生き…

THE BACK HORN「世界中に花束を」を聴く

3月30日、売上を義援金とするチャリティーソングという形で、THE BACK HORNの新曲「世界中に花束を」が配信されました。 僕が好きなTHE BACK HORNが相変わらず、そこにはありました。切実。 悲しい響きのコード感、一人称の「僕」が胸に秘めた思いを吐き…

THE BACK HORN名曲レビュー 「美しい名前」

THE BACK HORNの名曲といえば、この「美しい名前」を挙げる人は多いのではないでしょうか。 彼らの優しさに溢れた紛れもない名曲で、さらに、この曲の制作エピソードの切実さもあいまって、「名曲」と呼ぶに相応しいとおもいます。 全曲レビューその13は、「…

THE BACK HORN名曲レビュー 「刃」

新年一発目の全曲レビューは、THE BACK HORNの曲の中でも随一の男らしさを見せる「刃」です。 この曲はBEST THE BACK HORNに収録されています。 本当にいいバンドなので知らない人は、このベストやヘッドフォンチルドレンから是非聞いて見て下さい。 【刃】 …

THE BACK HORN名曲レビュー 「冬のミルク」

THE BACK HORNが結成して初めて作られた曲です。 時期的にピッタリの曲でまたバックホーンにとっても重要な曲であるので、今年を締めくくるのに丁度いい曲だと思いましたのでレビューを書きます。 アルバム「何処へ行く」に収録 【冬のミルク】 初めて作られ…

THE BACK HORN名曲レビュー「ハッピーエンドに憧れて」

ついにこのTHE BACK HORN全曲レビューの数も二桁になりました! しかし、コメントはまったくないですね…。 私はバックホーンファンとああだこうだ、と語りたい合いたい気持ちで一杯なのですが! さあ、年末と言えばもちろん大掃除です。 そして、大掃除のB…

THE BACK HORN名曲レビュー 「ワタボウシ」

今回レビューする曲は、アルバム「心臓オーケストラ」のオープニングナンバーである「ワタボウシ」です。 この寒い季節にしみじみ染みてくる曲です。 【ワタボウシ】 冬の厳しい寒さの中に立っていると、つい内省的になってしまう事があります。 この曲はそ…

THE BACK HORN名曲レビュー 「罠」

おそらくTHE BACK HORNの曲の中では、アニメ「ガンダム00」の主題歌にもなったので、最も知名度がある曲でしょう。 【罠】 疾走感のあるイントロパート、不穏なメロパート、激情のサビAパート、切ないサビBパート とそれぞれの世界観を持ったパートがひと…

THE BACK HORN全曲レビュー(感想)「産声チェインソー」

今回はTHE BACK HORNのライブアルバム「産声チェインソー」についてレビューしたいと思います。 結論から言うと、全曲レビューを書くほどに大ファンである私がひいき目に見てもこのアルバムは酷いです。 むしろファンだからこそ満足出来ないような出来なのか…

THE BACK HORN全曲レビュー(感想) その6 「白い日記帳」/「カラビンカ」

今日は毎年恒例であるマニアックヘブンの開催日です。 あえて平日に開催するという、細かい点でのマニアックさも忘れないTHE BACK HORNです。 この二曲は「コバルトブルー」のカップリング曲カップリング曲という事で、この二曲はいい感じにマニアックですね…

THE BACK HORN名曲レビュー 「雷電」/「再生」

THE BACK HORNはアサイラムツアーの最終日には、アルバム「アサイラム」の楽曲を全曲演奏したそうです。 羨ましい限りですね。 ではアルバム「アサイラム」から二曲。 新しいアルバムについては歌詞解釈はあまりしません。 【雷電】 「カラビンカ」と同じ系…

THE BACK HORN名曲レビュー 「神の悪戯」/「栄華なる幻想」

今回はかなりゆる~い感じでレビューします。 まずは、「神の悪戯」 全員作詞が話題になったTHE BACK HORNのシングル「戦う君よ」のカップリング曲で、ドラムの松田が作詞をした曲です。 神の悪戯って何か響きがエロいです。 リズム隊を中心としたサウンドが…

THE BACK HORN名曲レビュー 「初めての呼吸で」

丁度今のこの季節に聞きたくなる曲というわけではないですが、いつ聞いても何かいい感じがする曲です。 「初めての呼吸で」 昔から着ていたくたくたのTシャツ。 そんな気だるい生活感がにじみ出ています。 やるせない日々を「初めての呼吸で」と神秘的な誕…

THE BACK HORN名曲レビュー 「アカイヤミ」

初期のTHE BACK HORNを代表する暴力的なロックナンバーと言えばこの「アカイヤミ」。 何か圧倒的な衝動を感じる曲です。 若者ならではの暴力的なエネルギーが沸々していますね。 だからと言ってただシンプルというわけでもなくて、楽器隊はアグレッシブに攻…

THE BACK HORN名曲レビュー 「世界を撃て」

名曲レビューの二曲目は、アルバム「パルス」のオープニングナンバーの「世界を撃て」です。 バンドとして10周年迎えたTHE BACK HORNの爆発力はまだまだ健在らしく、とんでもなくエネルギーが込められた曲ですね。 聞く度にその勢いに圧倒される曲ですが、…

THE BACK HORN名曲レビュー 「コバルトブルー」

THE BACK HORN全曲レビュースタート。 これから何年間か続くであろう長い道のりの記念すべき最初の一曲は、THE BACK HORNの最強のキラーチューンであり、ライブでは爆発的に盛り上がる名曲「コバルトブルー」です。まあ一曲目はコレしかないでしょう。 この…