単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

「みんなで早押しクイズ」の影響で邦楽ロックをよく聞く日々に

あなたは、いま巷で流行している邦楽ロックバンドを知っていますか? 

わたしは最近になって知りました。

その答えは、THE ORAL CIGARETTES、WANIMA、sumikaあいみょん、ヨルシカ、その他いろいろ。King nuは前から知っていた。

なぜ知っているかといえば、スマートフォンのクイズアプリこと「みんなで早押しクイズ」で夜な夜な邦楽ロックバンド名クイズに参加していて、そのとき何度も目にしたことで自然に覚えるようになった。

 

みんなで早押しクイズには、ランダムマッチとフリーマッチがあり、ランダムマッチでは無作為に選ばれたクイズを競い合う形式で、フリーマッチはユーザーが作成したクイズで遊べる形式。

フリーマッチのクイズには様々なものがあり、もっとも目にするのが「鬼滅の刃」に関するクイズで、他にも「俺に関するクイズ」とか、「あらすじから美少女ゲーム当て」とか、「VTuberクイズ」とかある。「自殺クイズ」というクイズがあったが、試合が開始される前にBANされていたので何もでありというわけではなさそう。

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で、わたしがもっぱらプレイしているのは、このフリーマッチの邦楽ロックバンド名当てクイズ。その内容は3から5つの曲名からバンド名を当てるといったものがほとんど。

 

これが、めちゃくちゃにたのしい。毎回デッドヒートする。んでもって負けてる。

一番最初の回答者はポイントが多く貰えるから早押しを狙うのだが、そこには「ひとつの曲名ではバンド名が確定されない」という罠があるから、簡単にはいかない。

たとえば、「白日」と出たときに「King nuだ!」と早押しするとその後に「豚の皿」「Alright」とつづき、じつは「GRAPEVINE」が正解だった、なんてことがよくある。この手のひっかけ問題では、「RPG」「春と修羅」「大停電の夜に」「ユリイカ」などもあり、数多の回答者が狡猾な罠にまんまと引っかかっている。

ルーキーが「RPG」や「白日」などで誤答しては消えていくのはすっかり「みんはや」の日常の風景化している。 

 

だから、知っている曲名があったとしても早押しすればいいってわけでもなくて、場合によっては慎重さが求められるのだ。

そこらへんの駆け引きが早押しクイズの面白さだったりする。

 

曲名からバンド名を当てるというクイズの仕様上、ようは曲名からバンド名さえ分かればいいわけだから、やたらと長くて漢字が多めかつ読点があるタイトルがきたら「te'」と答えることができる。それもあってか、彼らはバンドの知名度に比べて正答率が高いようで、みんなの早押しクイズを通してもっとも知名度を上げたバンドが「te'」かもしれない。かくいう私も、彼らの正式な曲名を言えるかといえばまったく自信がない。


te' 舞台の幽暗に潜む『恩寵』は、躬を顫わす律動を媒介に顕現する。【Official Music Video】

これがVOCALOIDもありのクイズになったら、タイトルが長くて読点が使われるという共通点のせいで、「アメリカ民謡研究会」と「te'」と答える人が増えそう。


四弦奏者のための、孤独の奏法。 / 結月ゆかり

 

といった感じで、わたしはおもに10年前までに培った知識でクイズに挑んでいるのだが、まあぜんぜん勝てないっていう! 勝てねえ! ほんと!

調子がいいときは2位や3位に食らいつけることはあるが、1位が遠い。わたしが調子がいいときってのは、マイナーかつベテランのバンドやメジャーなバンドの初期曲がよく出題されるときで。

そのときだけスパっと答える自分を見ていると、どうも「新しいものに馴染むことができず、感性が過去で止まって閉ざされていっている」人間のように思えてきて、もっと感性を開いて新しいバンドを知りたいと気持ちがでてきた。

 

10年前は、暇があればタワーレコードHMVに通って、試聴機のまえで新しいバンドとの出会いを探しつづけてきた。「まだ自分が知らないすばらしいバンドがいっぱいある! たくさんある! ってかありすぎ!」という驚きと期待のなか、手あたり次第に邦楽ロックの金脈を探りつづけていた。「みんなの早押しクイズ」をやるようになったから、あの頃のように邦楽ロックばかりをひたすら聞くようになっている。おもに試聴機やTSUTAYAではなくてYoutubeSpotifyによって、という時代の変化はあるが。

 

あと、バンド名の正式名称(とくにひらがな表記)を正しく確かめるようにもなった。

ブログで何度も書いてライブにも行っている「COALTAR OF THE DEEPERS」を「コールターオブザディーパーズ」と誤答したのは、酔っていたとしてももったいないミス。 

「クロマヨンズ」は「クロマニンズ」ではないし、「THE BIRHDAY」は「バースデ」ではない。「N'夙川ボーイズ」にNがあるのを忘れはいけない。あと「MASS OF THE FERMENTING DREGS」は「マスドレ」としか覚えてなかった。アルバムを複数枚所持しているのにもかかわらず! Spangle call Lilli lineはついに名前を覚えることができた。


『ひきずるビート』 P.V  MASS OF THE FERMENTING DREGS

 

つーかんじで、ここ数日はみんなの早押しクイズにハマっている。

一回くらいは一位を勝ちとりたいのと、「やっぱり、まだ自分が知らないすばらしいバンドがいっぱいある!」と分かったので、また邦楽ロックをよく聞くようになった。

わたしもマニアックなバンドとひっかけばかりのクイズを出題しようと試みたが、誤答のための選択肢を作るのがおっくうになってやめてしまった。だから出題者の方には感謝してもしきれない。

邦楽ロックの情報源がクイズという状況、人生ではじめて達したステージだ。

 

それにしても勝てない。

そもそも「邦楽ロックバンド」で括られるバンドは途方もない数で、わたしが知らないけれど好きになりそうなバンドはまだまだいるのだろう。この状況、趣味としては嬉しいかぎりだがクイズとしては手ごわくて、とにかく勝ちたいし知りたい日々。

 追記

King nuではなくてKing Gnuです。そういうところ。