単行のカナリア

感じて想する

関内関外日記で紹介されていた本の中から私的おすすめ

 関内関外日記で紹介されていた本のうち、それを機に読んで私が気にいった本をおすすめ度をつけてリスト化する。あらすじ・感想は省いてタイトル名だけを挙げるメモみたいなもの。

 はじめに弁解させてもらうと、当たり前かもしれないが紹介されていた本(何百冊?)をすべて読んでいるわけではない。競馬、仏教、アナキズム双極性障害の分野の本については数えられるほどしか読んだことがない。

 しかし私が2014年に黄金頭さんの文章に衝撃を受けて熱心な読者になってからはや8年ほども経ち、ここらでそろそろ一度まとめてみることにする。一作家、一作品のみ。基本的に関内関外日記をブログ、黄金頭さんを彼と表記する。

 最初に手にした本は覚えている。2014年に本屋になくAmazonで購入したセリーヌの「夜の果てへの旅」がはじまりだった。

 

 

超おすすめ

「生誕の災厄」E. M. シオラン

「夜の果てへの旅」セリーヌ

「パルプ」チャールズ・ブコウスキー

「さようなら、ギャングたち」高橋源一郎

「高丘親王航海記」澁澤龍彦

「不安の書、断章」フェルナンド・ペソア  

「チャンピオンたちの朝食」 カート・ヴォネガット・ジュニア 

「言葉なんて覚えんじゃなかった」 田村隆一

「絶望の書・ですぺら辻潤

「西瓜糖の日々」 リチャード・ブローティガン

「プロジェクトぴあの」 山本弘

苦海浄土石牟礼道子

海炭市叙景佐藤泰志

 彼が一定の期間、同じ作家の感想を立てつづけに書くことがある。たとえば、シオランブローティガン辻潤山本弘。このような「作家読み」が行われているときはとりあえず一冊は読むようにしている。しかし東海林さだお穂村弘は私はまだ読んだことがない。

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おすすめ

「心が雨漏りする日には」 中島らも

戦闘妖精・雪風神林長平

「断片的なものの社会学」 岸政彦

ギャングース・ファイル 家のない少年たち」鈴木大介

「幻覚剤は役に立つのか」マイケル・ポーラン

「生まれてこないほうが良かったのか?」 森岡正博

「天体による永遠」 オーギュスト・ブランキ

「太陽の簒奪者」 野尻芳介

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」 増田俊也

「路地の子」 上原善広

予告された殺人の記録ガブリエル・ガルシア=マルケスの死

「11 eleven」津原泰水

ニューロマンサーウィリアム・ギブスン

自死という生き方」須原一秀

「ベルカ、吠えないのか?」古川日出男

「THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本」 プレイディみかこ

「老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体」 鈴木大介

「戦争の法」 佐藤亜紀

「どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?」 中島義道

双極性障害」 加藤忠史

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など

 ここに挙げたすべての本を彼がきっかけで読んだわけではなく、ごく少ないながらもすでに私が読んでいた本もおすすめに含めた。あと、小川一水はあらかた読んでいるが「天冥の標」は無料公開されていた2巻までしか読んでいないので紹介できない。

 このなかでひとつだけおすすめするなら何だろうか。すばらしい文章を書くすばらしい人が影響を受けたであろうすばらしい数々の本たち。そう悩むことはなく、私的おすすめなので私が何度も読み返している本の高橋源一郎の「さようなら、ギャングたち」だろう。彼も生涯の一冊に挙げていた。彼は中学生のときにこの本を読んで「こんなに完璧なものがあるのか」と思ったらしいが、その年頃の私は姉が買った「Deep Love―アユの物語」を読んで「こんなエロい本があるのか」と思っていた。

 

 本を読み終えたあとに私がまずやることといえば、関内関外日記のブログの検索欄にタイトルを打ちこむこと。これはもはや私の習慣になっている。彼がブログに書きつづけてきた感想はいまや2000件近くとなり、これらが本に不案内な私のすばらしい参考書になっている。ちなみにブログのカテゴリについて、2015年以降の本の感想は「読書」になっているがそれ以前は「感想文」のカテゴリになっているので参考までに。

 

 ブログで紹介されていたことがきっかけになったのは本だけにとどまらない。漫画、映画、アニメ、すばらしいストライクウィッチーズも参考にすることがあり、これらを含めると彼の文章をきっかけに出会った作品は途方もない量になり、いずれ記事にしたい。

本以外のなにかのおすすめ 

 その他では、彼のブログで唯一登場するエロゲ、バルドシリーズから「BALDR SKY」をおすすめしたい。いわば、名作バトルアクションノベルSFゲームといったもの。アクションを選択しコンボを組みたてていくバトルアクションの自由度は驚異で、wikiや動画サイトにぼくがかんがえたさいきょうのコンボが参考にしきれないほど投稿されているほどに。何時間もコンボを練習しつづけて完遂できたときの喜びは忘れられない。ゲームが苦手ならば遠距離射撃アクションを多用したアウトボクシングスタイルだってできる。アクションをより楽しみたいゲーマー向けにクリア後にサバイバルモードというやりこみ要素まで用意されている。一方で、ストーリーは古典的なサイバーパンク作品の世界観を踏襲しており、さらにSF心をくすぐられるガジェットをふんだんに取りいれつつ、ノベルゲームならではのギミックも用意されいれ、壮大なストーリーとなっている。プレイ時間がゆうにストーリークリアだけでも50時間を超えるという理由があるせいで、やはり紹介はしたがおすすめはしづらい。FANZAやSteamで販売中。



 ほか、自転車ではルイガノLGS-MV1は、彼がいまもまだ乗りつづけているミニベロだ。わたしがアパートの駐輪場に置いていて自転車が盗まれ次の自転車をなににするか悩んでいたときに参考にし購入した。サイズが小さく玄関にいておそらく5年以上はずっと愛用している。

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 自立支援医療を利用するようになり、障害者保健福祉手帳を収得した。前々から通院しているクリニックでこういうのがあると説明はされていたが後回しにしづけていて、彼が収得している記事を読んでなら私もと申請し入手できた。サンキューだった。

 最後に。

 せっかくの機会なので私が好きな記事を二つほど紹介したい。ひとつは「31歳の夢と希望~俺はもうたいへんに疲れた~」で読みかえした回数が一番多い。私が社員寮暮らしの期間従業員をやっていたとき、くたびれてうんざりする気分のときに読んでは心の支えとしていて。まだ暗唱はできないができるように日は近い。

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 ブログを書いている少数の者の私にとって「ひたすら少数の者のために手紙を書くがいい」は励まされた。

 「文章というものは、書けば書くほど上達するものではありません。」はい。「あなたが特別な才に恵まれていないかぎり、あなたの書くものを読む人はあまりいないでしょう。ほとんどいないでしょう」ええ、おっしゃるとおり。「しかし。少数の者のために書き続ければ、少数の者が読んでくれるようになるでしょう。そこにだけ届けばいいのです。それ以上なにを望めというのか」

 なるほど、そうなればいいな。  

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 このエントリーのイメージテーマソング

 『知らざあ言って聞かせやSHOW』TOKONA-X