単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

8.

 Kindleを1.25倍使いこなすための1つの方法。メモとハイライト。

https://read.amazon.co.jp/notebook

 Kindleは、気になった箇所にハイライト(線)を引ける機能があり、上のリンクは、過去にハイライトした文章と本の一覧を表示することができる。これです。

 便利ではあるが、目立った欠点がひとつある。すべてのハイライトにおいてズレが発生しており、ハイライトを選択したとおりの文章が表示されないのが惜しい。冒頭か末尾のいずれかが途切れてしまっている。なのでちゃんと文章を確認したいときは、やはりKindleそのものを開かなければならない。

 もしこのサイトが十全に機能していたら、ブログを書くときにKindleの利便性は跳ね上がっただろうし、文章を瞬時に引用することができるようになると、いずれ俺のブログは全てが引用で埋め尽くされ、ついには規約違反で削除される。 

 

 以下のように表示される。

 ハイライト一覧のスクロールバーをひたすら下に降りていったら、俺が最初にハイライトを引いた本は辻潤の浮浪漫語だとわかった。おそらくこのときはじめてハイライト機能に気づいたのだろう。それからは、気に入った言い回しや参考になるデータなんかにハイライトを引いている。

 以前にも書いたが、俺が本ではなく電子書籍で買う理由はもう部屋にこれ以上本を置くことが難しいからで、別にハイライト機能はあってもなくてもそう変わらない。あるから使う。生まれたから生きてると同じ温度で。

生まれてくると、いつの間にか前から連続している世の中の色々な種々相や約束を押し付けられて、否でも応でもその中で生きることを余儀なくせしめられる。自分の意志や判断が、ハッキリ付かない中にいつの間にか、他人の意志を意志として、他人の生活を生活するようにさせられてしまっている。
浮浪漫語

 こういうのさくっと見つけられるの、もしかすると想像以上に便利なのかもしれない。文章が全部表示されない欠点ゆえに、該当箇所のページを開いて前後の文脈を確認するようになるし。ただ、そのページを開くのに手間がかかるのがKindleの最大の欠点ときている。アプリは重く、動作が遅い。それだけで十分な敬遠する理由に当たる。結果、よく手に取る本は電子書籍ではないほうがいいってなってしまうが、まあ、電子書籍ならではの利点もあるにはあって、ハイライト機能・一覧表示はその利点のひとつに加わった。

 

 話は変わって、ポピュラーハイライトという、複数人がハイライトした文章に自動的に点線が引かれている機能もKindleにある。オフにできるらしいが、俺は気にならないのでそのままにしている。むしろ、みんなが注目した箇所が分かるのがおもしろい。ただ推理小説を読むときだけは重要箇所がポピュラーハイライトされていることがあり、これ、Vtuberのゲーム実況配信である「ここ注意」「気づくかなあ」「見逃さないように」などのコメントみたいで、そのときだけは少し気になった。

 俺が電子書籍に最初から抵抗がなかったのって、すでにインターネットでいろいろなブログを読み漁っていたのが大きいのだろう。超進化アンチテーゼ、関内関外日記、G.A.W、24時間残念営業、脳髄にアイスピック、平民新聞、新大阪安全鴉。キリがない。

 

 最近の「1.」といった数字タイトルは、新大阪安全鴉を読み返し、タイトルが思い付かない下書き記事を公開するために真似した。下書きを公開するときは推敲しつつなのもあって「100.」にたどり着ける気がしないと思っている「8.」の俺。