単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

酩酊日記 part3

・自分語りを誘発するような自分の記憶が参照されるような作品がある。俺は『違国日記』というマンガがそう。フラッシュバックが起きる。フラットに読みたいしフツーに読みたいがどうしても自分に引きずられてしまう作品があってしんどい。 

 

・姉から「最近の母はゲッターズ飯田の占いにハマっているらしいよ」と伝え聞いた。あまり金がかかならさそうでよかった。いいニュースだった。

 

志村貴子の『ラブ・バズ』というマンガで「家族の悪口は言ってもいいけど私の悪口は言うな」と言うキャラクターが出てくる。ヤマシタトモコの『違国日記』というマンガでは「家族の悪口ってなかなか言ってもらえない」と言うキャラクターが出てくる。

違国日記 3巻より

 

・人生に影響を与えたバンドといえば、Syrup16gTHE BACK HORNハヌマーンCOALTAR OF THE DEEPERSで、いまだに人生に影響を与えているバンドはSyrup16gTHE BACK HORNはボーカルが内海聡(内海健ではない)の信者になったときに聞けない曲が生まれ、ハヌマーンはとっくの前に解散し、COALTAR OF THE DEEPERSのライブはここ数年は東京でしか行われていない。

 

・いままで書いたもの言ったことが見当違いで的外れで馬鹿馬鹿しくて頭が悪くて恥晒しでしかないという確信が急に沸いてきた。

 

・こうしてブログを長年やっているし、ではじっさいにそう指摘されたことがどれくらいあったかを思いだしてみたい。しいていえば、俺より自己陶酔しているやつに「自己陶酔ポエム」と言われたことと、大学で地理学を履修しているやつに「こんな適当な地理学的なこと書いて楽しそう」と言われたことくらい。それくらいしか覚えていない。それぞれに対して「お前に言われたくねえよ」と「お前が言うとおりだ」と思ったのでそれは覚えている。他にもあったはずなのに記憶に残ってない。

 

・「これをほんとにおもしろいと思って書いているの?そんで公開しているの?」という疑問には「そもそも俺はおもしろいかどうかを公開の判断基準にしてはいない」と回答することにしている。

 

・米津玄師が『WOODEN DOLL』で「誰かがくれたもの数えたことある?/忘れてしまったなら無理にでも思い出して/じゃないと僕は悲しいや」って歌っているのでそうしてみると、ブログをやっていて良かったことや貰ったものほうが多いな。圧倒的なまでに。(ブログを書いている時間を資格勉強や能力研鑽に当てていたほうがよかったのでは?という意見は受け付けていません。)この歌詞は「僕は悲しいや」がよくて、米津玄師が悲しくなるからそうしようかなって思ってしまうんだよな。弱っているのかしらないが優しい歌ばっかり聞いてしまう。


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・絶対に、これは絶対にそうだと信じたいのが、酔っ払っているときに書いた記事より素面で書いた記事のほうが人にとっては読んでよかった度が高くあってほしい。俺にとってはまあ酔っ払っているときに書いたものは覚えていないって理由だけで読み返しておもしろいけど。

 

・俺が面白いと感じたことをあなたが一緒に面白がってくれると嬉しい。難しい。俺はおもしろいものをいっぱい知っているけど俺自身はつまんねえしなあ。

 

・アルコールの大量摂取とパニック発作のコンボはヤバいが、それよりもアルコールの大量摂取と急性低血糖(空腹)のほうが遥かにヤバい。先ほどそうなって「死にそう」の自己最高記録を更新してしまった。脳の「死にそう」より体全体から発せられる「死にそう」のほうがヤバかった。脳から発せられる「死にそう」は死なないからいいが体全体から「死にそう」と発せられると死としか思えなくなる。もうやり過ごせたがいまだに震えが収まらない。パニック発作の震えはわりとすぐに収まるのに。

 

・『死にたいと言ってください ―保健所こころの支援係―』はあんま面白くなかったな。『健康的で文化的な最低限度の生活』もそうだった。ちゃんと取材をして現実を反映していてなおかつ個人が特定されないように症例を組み合わせています系マンガはどうしても面白さが足りない。

 

・教訓。酒は糖度が高いジュースで割れ。腹が減っては酩酊ができぬ。

 

・遺伝子の本『遺伝子―親密なる人類史』を読んでいたら「正常は統計的概念」と書かれていた。Syrup16gの『正常』の歌詞に割合が含まれていてそれを絡めて書こうと思ったが曲が良すぎたのでただ聞くことにした。

 

・コベニが「私も大学行きたかったんですう~!!」と泣いていて俺もそうだったら泣きそうになった。(リカレント教育についての意見は受け付けていません。)

 

・そもそも俺は死にたくないもんねって書いてみたらデンジの声で再生された。

 

・俺は、俺が酔っ払っているときの言葉や思考、行動を他人事と認識しているし、そもそも俺は自己同一性、自己責任論という神話を採用していないが、否が応でも押し付けられるしその勢いによっては受け入れてしまう。

 

・意識が曖昧なときに「Oneohtrix Point Never」の曲を聞いてはならない。よく分からない領域に引きずり込まれてしまう。

 

・「トリップするときに聞きたい曲スレ」みたいな名前のスレで名前が上がった曲はすべて聞いていた。Arca、Crystal CastlesFlying Lotus、Oneohtrix Point Neverが人気だった。Sから始まるシャボンかシャングリラみたいなアーティストの名前をよく見かけたがそれは別に好みではなかった。

 

・ググったら名前が出てくるような前科者と仕事をしたことがある。上司が「あいつ、覚せい剤をやっていたから目がおかしくない? もしや今もやっているんじゃないの?」と馬鹿にしていてなんかムカついていた。ググったらその前科が人間の尊厳を破壊してしまう類の犯罪だったので上司が馬鹿にしたことをムカつかなくてもよかった。

 

・俺がパニック発作になって、バズマザーズがワンマンライブで『東京デマイゴ』を演奏するときにギターに当てていたピンクのバイブレーター(次の曲でフロアに投げられていた)みたいに俺が震えているときも、俺はその俺を面白がっている。

 

・コベニも言っていたけど、人の金で飲む酒はうまい。特に人の金で飲んだガーデンシティ大阪梅田の八階くらいにある高級日本酒はめちゃくちゃうまかった。

 

・姉家族に誘われて沖縄旅行に行ったときコンビニ(たしかFamilyMart)に「泡盛のコーヒー割り」がスタバのコーヒーみたいに売られていた。文化があった。沖縄といえば『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』という本がオススメ。

 

・同じく姉家族に福岡旅行に誘われたきに俺が予約の電話を入れて向かった「かわ屋」の鳥皮はたいへんうまかった。

・バンドワゴンで全国を回っているBRAHMANのメンバーが「うまかった店」の記事で挙げていた元祖長山屋のラーメンもうまかった。安い焼酎がメニューにあったのもよかった。

 

・自販機のごみ捨てにスタバやコンビニコーヒーの容器を突っ込んで蓋をするやつは法で裁かれてほしい。

 

・壱百満天原サロメ嬢が配信で「美容院ではそのつどべつの職業について嘘をついてますわ」と言っていて「俺もそれやってる!」と思いました。

 

・「あー、こいつ主題歌しか知らないおじさんだー!!こいつみたいな奴がオススメする曲って主題歌だし、主題歌である以上は先行作品があってその文脈を前提に評価しているからそいつのオススメは全然参考にならない!!」と指を差されそう。

 

・米津玄師の『KICKBACK』とかAdoの『新世界』とか主題歌がよすぎるからしょうがないのでは。あとVaundyの『裸の王様』も。ここ十年まで範囲を広げると『届かない恋』と『終末の微笑』がパッと思い浮かんだ。

 

・今年の紅白歌合戦のラインナップが発表された。Vaundyといえば、俺は人と音楽の話をしないので知らなかったのだが、『王様ランキング』の『裸の勇者』というすばらしい曲を作ったVaundyの名前があってビックリした。

 

・「よすぎる主題歌」といえばPixeisの『Where Is My Mind』でこれ以上を俺はまだ知らない。


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・下の階のアパートの住民が叫んでいる。俺の予想では下の階では騒音をめぐる闘争状態になっていて威嚇するために叫んでいる。

 

・MK2さんが(この世でもっとも偉大なブロガー)Twitterで同じ曲をずっと聞きつづけてしまうことを「キチガイリピート」と呼んでいた。まくるめさんも似たようなことを最近ツイートしていた。俺がキチガイリピートしている曲は米津玄師の『KICKBACK』。インタビューも読んだ。

 

・音楽ライターは大学出て難解な言葉を使うのでたいてい嫌いだけど、柴那典さんは好き。彼が米津玄師の『KICK BACK』をインタビューしていてよかった。柴那典さんは俺のブログを引用して「分かるなあ」と書いてくれたことがあってますます好きになった。

 

・柴那典さんが書いた記事で、LOWPOPLTD.とXXXTentacionを知った。『ソナチネ』みんな好きだよなあ。俺も好き。


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Google photoが勝手に沖縄で泊まったホテルのベランダから撮った写真が繋げてパラノマにしていた。

 

平民金子先生のストーリースナップに憧れてGR Ⅱを片手に大阪の治安の悪いとこにいって人をばしゃばしゃ撮っていた時期があった。

 

Gmailを整理したら、削除し忘れたFANZAメールマガジンがあった。「今夜はパコウィンパーティ」「お盆、マンゾクしていますか?」「勃起持続社会へ」「あまあまイチャラブえっちえち♡今がお得なエロゲーメチャシコ特集」だって。

 

・酒は絶対に捨てない。積読もしない。貧乏性といえばそうで、貧困層といえばそう。

 

・実家が太く、母が数千万円無駄遣いしていたところで実家は潰れなかった。とはいえ、母がセールス勧誘に引っかかりつづけるの見ていると心は痛んでいた。

 

新大阪駅近くで治験相談会に行ったことがある。ツーブロックの日焼けしてゴリラみたいな若者が説明し、相手側のミスで何度も電話でやり取りする羽目になった。交通費として三千円貰った。駅近くの二郎系ラーメンを食べて帰った。帰ってすぐにメールをブロックしたが、配布された治験説明コミックは捨てずに部屋にある。

 

・「いかかですか?」系文体でハヌマーンの『ワンナイト・アルカホリック』の歌詞解説している記事があって「飲み過ぎが心配ですね」とあり、最後には。「学生を見て羨ましいと感じる事の出来る主人公ですから、是非ともここから這いあがってもらいたいものですね…!」と書かれていた。

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・秘密保持契約にサインをしたので具体的には書けないが、二十代半ばで職探ししていたとき俺はクラウドワークスで某ブログのゴーストライターをしていて、そのブログが本になって書店に並んでいたのを西宮ガーデンズの本屋で見かけた。

 

・好きな映画は『There Will Be Blood』です! 映画だけはIMDbにスコアを投稿しつづけていたのにアクセスできなくなった。そうやって失われていく。

 

・現場監督として兵庫・大阪・京都を走り回っていたとき、アルコール文学の最高傑作と名高い中島らもの『今夜すべてのバー』で登場した病院近くにある「ぶさいくがやっている店」か「ブスがいる店」ってスナックをじっさいに見たことがあった。その手の店はわりとあるらしくて小説の店かは分からなくなった。

 

ECDの『失点・イン・ザ・パーク』に『今夜すべてのバー』が出てきて、アル中の小説がアル中だったエッセイに登場し、アル中のマトリョーシカだ!と嬉しくなった。