年末に泥酔しながら学生時代にハマっていた曲を聞くのは卑怯なくらいにおもしろい。おれは小学生の頃はJ-POPにハマり、中学一年生の頃だけニューメタル/ミクスチャーの洋楽にハマり、それから高校生までHIPHOPにハマり、高校生からは邦楽ロックにハマった経歴があり、高校三年生の春からアニメを観るようになって、一部の曲がノスタルジーでしか聞けない。
May'n『キミシニタモウコトナカレ』
『シャングリ・ラ 』という超マイナーなアニメのOP曲。放送当時ですら話題になることも少なかったがおれは気に入っていて原作の小説も読んでいた。読んでいたのに内容はまるっきり覚えていない。
『いままでのあらすじ』
Japandroids『The Boys Are Leaving Town』
Static-X『The Only』
Incubus『Megalomaniac』
LOSTPROPHETS『Burn Burn』
中学一年生の時だけニューメタルやミクスチャーロックに分類される洋楽を聞いていた。おそらくラジオ。
KORN『Righ Now』 ※グロ注意
おれとグロ。おれが小学低学年のときに家に『多重人格探偵サイコ』があって読んでトラウマになった。中学生のときは友だちとグロフラッシュアニメの『Happy Tree Friends』を見ていた。高校生のときはポッカキットやLiveLeakとか見ていた。
『オレンジ』
歌詞めっちゃいいんだよな。加藤純一のコメント欄でたまに歌詞が投稿されているので懐かしくはないが、曲そのものは久しぶりに聞いて懐かしくなった。『とらドラ!』は好きでアニメも小説もマンガも読んでいた。「G.A.W」というブログの『とらドラ!』についての文章が大好きだった。
THA BLUE HERB『続・腐食』
中学三年生の頃はTHA BLUE HERBが好きでMCのILL-BOSSTINOも大好きで彼が客演したアルバム・シングルを蒐集していた。好きな曲の歌詞をノートに写経していた。
青森最後の詩人ひろや『新町』
知る人ぞ知るニコニコ動画で流行った曲の公式音源を見つけてしまった。歌詞に獣姦が含まれていて当時はケタケタ笑っていたが『聖なるズー』を読んだ後では神妙な顔をしてしまう。この曲はあと二十年後くらいにインターネット老人会のコンテンツの仲間入りするだろう。
Cocco『カウントダウン』
Coccoの初期はギターがカッコいいんだよな。暗い曲を探し回っていたときに出会った。『強く儚い者たち』がNTRの曲ではないとインタビューで語っていたことは今年になって知った。
三枚ほど所持しているASIAN KUNG-FU GENERATIONのコンピーレーションアルバムの中で一番好きだった。コンピレーションアルバムはいずれ死語になりそう。
DJ HASEBE『MASTERMIND feat. ZEEBRA/MUMMY-D』
HIPHOPの名バンチラインといえば、鎮座DOPENESSがフリースタイルバトルで披露した「タッタカタタタタ タッタカタタタタ忙しかったら肩たたいてあげようかお前はリラックスしたほうがいいよ天然シャブ」と、『MASTERMIND』の「ケムたがる隣のブスと挨拶交わす俺はモラリスト」。
般若『羅生門 feat. KENTA-5-RAS』
フリースタイルバトルの人、長渕剛と仲いい人、右翼の人、というようなイメージがある般若だが、ファーストアルバムの『羅生門 feat. KENTA-5-RAS』はいつ聞いてもかっこいい。
D12『Purple Hills』
EMINEMキッズだったのでD12も当然ながら聴いていた。洋楽HIPHOPのアルバムによく貼られているParental Advisoryのステッカーを学生鞄に張っていた。中学生の頃は俗にいう不良で(というかB-BOYのほうが近いかもしれない)鞄も学ランも加工していたしよく生徒指導室に呼び出されて殴られていた。姉は地元で有名なヤンキーで二〇二二年からすれば「地元で有名なヤンキー」って言葉がユニークに響く。
餓鬼レンジャー『MONKEY 4』
TERIYAKI BOYZ『HeartBreaker』
おれはTERIYAKI BOYZ『HeartBreaker』が超うまく歌える。何度も練習したから。
と、ブラックニッカクリアを飲みながらいろいろ懐かしい曲を聞いていた。Shing02の『No.13 reprise』は十年ぶりに聞いて十年ぶりに思いだして十年ぶりに感動した。楽しいことしか思いださなければ好きな曲だけ思いだすことができれば過去に傷つくことはない。もっぱらアルコールの生理作用のおかげだろうがそれでもそうであるならばそうであってよかった。
