単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

Steins;Gate 第12話「静止限界のドグマ」 感想

ツンデレ同士の雌雄を決する対決は牧瀬紅莉栖の圧勝だったと確信しています。 あーついに衝撃の展開に突入しました。突入したといえば、扉がばーんと蹴り飛ばされてマッチョ外人と根暗系美人も突入。全然うまくない導入からぼちぼち感想を書きます。

 コスプレに興味があるかわいい牧瀬紅莉栖。彼女の手にかかれば小難しいタイムリープマシンの原理もすんなりと理解ができます。本来、あまり好まれることのない説明パートが、牧瀬紅莉栖の手によって華のあるシーンに変わりました。さすがです!

 料理が下手な人の特徴その一。なぜか工夫したがる。
 料理が下手な人の特徴その二。その工夫があさっての方向に向かう。
 
料理が下手な人の特徴その三。なぜかレシピ通りに作らない。
 
 見事にすべてを満たしている天才少女牧瀬紅莉栖かわいいは、サラダにグレープフルーツと納豆を混ぜよう、と提案します。さすがのこれには、色々とあったせいで悩まされていた岡部の心配を吹き飛ばしました。科学者ならではのさいきょうのアイデアです。さすが牧瀬紅莉栖。もちろん計算なのですよ。そんな彼女に手にかかれば簡単な料理でさえも地獄模様と化します。

 で、牧瀬紅莉栖かわいいがまたデレた!やはり友達が少ない彼女は、絆のつながりがウィークポイントらしいですね。友達が少ないっていうか、ぶっちゃけひとりもいないようですが。
 そのデレたシーンが、アニメでは定評のある横顔だったので破壊力は2倍でした。この12分ごろのシーンやばいです。あの瞬間、シュタインズゲートのアマゾンランキングが一気に上昇したのではないでしょうか。とくに「ふえ、いった、何してる!?」の瞬間の、どきどきどきどき!といった表情をみせた瞬間です。牧瀬紅莉栖は、横顔というかちょっとななめの角度でも十分に美人ですね。真正面からはユニークな顔していますが、それも味といえば味でもであります。リピート推奨。

 しかし、ラボメンはみんな仲いいですね。鈴羽と牧瀬紅莉栖だけはちょっと火花を飛ばしていますが、それもパーティーを通して少しは打ち解けたようで。ラボメンは、それぞれが一癖二癖もあるキャラクターたちの集まりですが、歯車ががちっと当てはまるように、みんないいコンビっぷりを発揮してます。
 リーダーがあのリーダーなのでこんなに素敵な仲間たちが集まるんでしょうね。優しくて、思いやりがあって、勇敢で、情けなくて、口が達者で、中二病で、仲間を大事にする岡部。ひとりの人間として尊敬できる男です。牧瀬紅莉栖を受けとめられるのは岡部しかいません。そんな個性的なリーダーに魅力的な仲間が集まるのはもはや必然なのでしょう。まぜて。

 
 でも。でも、桐生萌花は別。彼女はまゆしぃを撃った。しかも躊躇なく。まあ、彼女にも事情があるんでしょうが。なんなのあの仮面の男たち。そりゃあ、パーティーはしてたけども、仮面舞踏会はしてないからね。しかも、断りもなく土足で部屋に入るとは欧米文化にかぶれすぎだろ。渡米しろ。このシーンは岡部の生々しい演技によって思わず感情移入していました。感情の説得力って声優さんの演技に担保する部分が大きいのかな、とぼんやり思いました。

 
 ともかく、シュタインズゲートがようやく開きはじめました。いや、開くものではないですが。イメージとしてです。さあ、これからが岡部の戦いが始まるのです。これまでは、戦場はここじゃないわ、だったのですよ。


 しかし、今日がこんなに暑いのは、きっと昨晩の12分ごろの牧瀬紅莉栖のデレのせいですね。あれに太陽もデレてしまったのでしょう。分かります。
 あと「せいしげんかいのどぐま」ってひらがなで書くとエロスを感じます。これもあついせいですね。


追記

 「牧瀬紅莉栖かわいい」で検索したとき、トップから二番目にこのブログが出てくるようになりました。私はとっても満足しています。これがシュタインズゲートの選択かっ!

 
 原作をやって身としての感想です。ネタバレ注意!
 原作プレイ組の感想を見ていると「脚本がいまいち」「それはないだろう」という意見を目にしますが、どうやったって唐突な展開には変わりはないのですから、私はあれでいいと感じました。という気持ちを持つこともありましたが、やっぱりちょっと残念な気持ちは拭えません。これは原作とアニメを比べたときの相対的な話であり、もしはじめてあのシーンを見ていたら、続きが気になって仕方なかったのでしょう。

 個人的には、ラウンダーが飛びこんできたシーンで引いてほしかったです。そうすることで「あー、なんか仮面かぶった男たちがパーティ会場を勘違いして混じってきたよ。」みたいな穏やかな感想を持つこちして、次回でまゆりが撃たれるシーンを丹念に描いてほしい気持ちはありました。あのシーンは一つのターニングポイントなのであっさりと演出するのはちょっと物足りなかったもしれません。
 淡々とした演出をすることによっての岡部たちの「不条理」「唐突感」を際たたせる効果はあったと思いますが、私はアニメがとった選択はちょっとエル・プサイ・コンガリィだったと思います。