遡求した形而下の世界のビル内で三つの罪が白日の下に暴かれた。
出だしは固いけど、今回は牧瀬紅莉栖べた褒めの記事になります。最高。僕はいま感興の渦につつまれています。アニメに関して、これまで牧瀬紅莉栖については少し厳しい言葉をならべてきましたが、どうやら撤回しないといけません。マイフォークが欲しいならいくらでも買ってあげます。アニメプロジェクト、やってくれました。
何回やり直して何回覚悟を決めて何回鮮血を浴びても、それは全て徒労に終わって、運命はまったく変わらない。椎名まゆりは死んでしまう。運命に殺されてしまう・・・。なんでだよ。あまりにも残酷すぎるだろ。
桐生萌花に教えられた三つの罪。それは、どう都合の良い解釈をしたら椎名まゆりの死につながるのは分からないし、どうして岡部倫太郎が運命のいたずらに翻弄されないといけないのか。目を背ける暇さえくれない凄惨すぎる現実があって。
岡部倫太郎の泣きの演技はすごかったです。生々しく、その心情が伝わってきて。どれだけ彼が苦しんでいるか、もうこっちまで苦しくなりそうなくらい。
そして、人間は一人ではどうしようもないことがある。個人の限界。責任の所在。認めたくないし、巻き込みたくないとしても、頼らないとどうしようもないときがある。まさに岡部倫太郎にとっては、まゆりが運命に殺されてしまう状況が、個人の限界に達してしまったときでした。
でも、優しくて気概にあふれる岡部倫太郎は、他人を関わらせたくなくて自分のせいがと全てをしょい込んで苦しんでいた。しかし、彼は決して一人なんかではない。これまでも、これからも、すばらしい仲間がいる。
だから、そんな彼に救いの手が差しだされて・・・。
「なにがあったのよ なにが起きるのよ」
その優しい手を差しだしたのは、かわいい天才きゅーとさいこー牧瀬紅莉栖でした。
「天才」と岡部倫太郎が茶化して呼んでいたあだ名は、もちろん伊達などではありませんでした。彼女はほんとうに天才です。牧瀬紅莉栖は、ほんのささいな彼の感情の変化・表情のゆらぎを読みとって、そこから導きだされる可能性と現状況を照らし合わせることで、岡部倫太郎が苦しんでいることを察しました。そして、それはこれまでとこれから起こる「なにか」が大きく関係しているということも。
その手が、岡部倫太郎にとってはどれだけ希望に満ち溢れていたか。その手が、どれだけ彼の折れかかった心の支えになったか。おそらくそれは、ぼくたちが想像できる範囲をこえるほど大きなものでありがたいものだったのでしょう・・・。
「あんただけが椎名まゆりを救いたいんじゃない」
そうなんですよね。岡部倫太郎だけがすべての責任を背負って、すべての代償を支払うのは贅沢なんですよ。だって、椎名まゆりは岡部倫太郎の人質という存在だけではなく、ラボメンにとっても牧瀬紅莉栖にとっても大事な存在なのです。だから、仲間を頼ってだめなわけがない。むしろ頼れ。てんさいかわいい牧瀬紅莉栖を頼れよ。
そんな当たり前のことでさえも、緊迫した状況では見失ってしまう。だから、牧瀬紅莉栖の気づきは本当に本当に岡部倫太郎にとって、大事な大事な助け舟だったのには疑うこともないでしょう。
「ふあっあはっはっはー」
牧瀬紅莉栖の天才的かわいいさで世界線がめっちゃ歪むっ・・・！いやもうかわいいっ。牧瀬紅莉栖かわいい。だってこのポーズって、岡部倫太郎を励ましたい一心でやったんですよね。思いやりがあってのこのキュートな行動ですよ。優しいし面白いしもうかわいいし。
ああいった緊迫しているときこそ冷静にならないといけなくて。それを牧瀬紅莉栖はこうやって岡部倫太郎に教えてくれたのです。これは永遠に記憶に保存しておこうとおもいます。
「紅莉栖・・・」
いつも(真面目に)ふざけている岡部倫太郎が、名前をちゃんと読んでもらったのは牧瀬紅莉栖にとっては嬉しかったのでしょう。タイムリープしたら忘れてしまうことをちょっとだけ悲しんでいました。助手、牧瀬紅莉栖かわいい、天才HENTAIといったあだ名だって、いちおうは岡部倫太郎なりの愛なのでしょうが、やっぱり名前を読んで自分を確認して欲しいというのは当然の気持ちでしょうね。気になっているひとかだからこそなおさら。この際、名前を刻印したマイフォークを買ってあげましょうか。
それと、ええっ！？ 鈴羽がジョンタイターだって！？ 知ってました。すでに原作を何週もプレイしてドラマCDも聞きおえましたから。あと、彼女はなんのプロかというと、スポーツブラを着こなすプロです。それと、おさげのプロでもあります。
シュタインズゲート14話。思う存分楽しませてもらいました。もういうことはありません。牧瀬紅莉栖かわいいです。最高です。実は鈴羽はジョンタイターです。満足でした。
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第15話 亡環上のネクローシス につづく
