http://antihoney.com/music.html
フリーでダウンロードできる音源が12曲あります。
細部までしっかり作りこまれていてメロディーもまた素晴らしくて。
幻想的であるのに現実の切なさを映写しているようでもあって。
映画音楽のようでもあって子守唄のようでもあって。
こんなに素晴らしい音源がフリーで配布されてようになって時代が21世紀なのです。
さいきん、私は、宅録やインディーズのアンビエント・エレクトロニカなどに興味がありまして、そのとき見つけたantihoneyを紹介してみることにしました。
自分が知ったキッカケはグロ画像・奇妙な画像を紹介するときのBGMがantihoneyでした。
他のグロい動画にもantihoneyが多く使われていて、どうやらそういった画像とも相性がいいようです。(笑)
しかし、antihoneyという方には世界はいったいどんな風に見えているのだろう。
いやほんともうすごい幻想的なノイズの破壊的な美しさですよ。
言語化を拒否してくるような感覚的なアンビエントノイズサウンド。
ただ、子守唄にしたらぜったい悪夢みちゃう。
イメージを言語化タイム。(これがやりかった)
地獄に堕ちた天使の泣き声。心を失くした少女の祈り。マントル。宇宙の裏側。死滅した細胞が悲鳴をあげるとき。真っ黒に塗りつぶされた七夕の願い事。愛。夢の中の夢の中の夢。折れた携帯にうつった未来の映像。18世紀のヨーロッパ。MP3に詰められ悲しい秘密。ハッピーエンドを拒否した世界で真っ黒の針が振る。星たちの戦争。すべてとぜろ。排水溝につまった天使に墨汁をぶっかける。Angel beats!のあの真っ黒いの。魔法少女まどか☆マギカの魔女が見上げた現実世界。虚構から零れ落ちた魂の欠片。粉々になった記憶の残滓。暑苦しい夏の夜。