エンディングのその先の世界。
すばらしいです。何度も思っていましたがすばらしいですねこのアニメ。
やべえ!とか神回!とか牧瀬紅莉栖かわいい!!そういう言葉を感情にまかせてひたすら連呼していたい。こうやって感想として書くことで、なにかしら自分が感じた思いを制限することにならないか、そういった危惧さえあります。
それほどに感じるものがありました。俺このアニメ大好きだわ。いや、原作もやっているからこの作品というべきでしょうね。この作品はすばらしいです。やべえ、です。
どこから記事を書けばいいか悩みます。原作依拠したエンディングの先の演出とか、サンテレビの空気を読まない地震情報とか、そういうの含めてすんごい語りたいことはある。いろいろな意味で様々な思いが詰まった22話になりました。東京に引っ越したいです。
でも、今回はやっぱり牧瀬紅莉栖について語るのが一番ですかね。
サンテレビが嫉妬して地震速報を出すくらいに、岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖が心を通わした、今回の22話。お互いがお互いを思いやりすぎたせいで、すれちがいそうになった思いでしたが、しっかりと話し合うことでお互いが
あんな結末で納得できるわけがないから。
結果としては紅莉栖が自分を犠牲にする選択肢になりました。でも、意味は違う。紅莉栖は、これまでの活躍と最後の振る舞いによって、岡部にとっては忘れられない存在になったのは確かで。例え、ちがう世界線で彼女の存在がなくなったとしても、彼女の記憶はずっと岡部の日常のなかで生き続けることになる。それは不幸のなかでのささやかな幸せといった感じで切ないもの。でも、それしかないからそれが当事者にとっては大切なんですよね。
んで、デレるしーん! なんてこった。牧瀬紅莉栖がかわいすぎる……。頬を紅潮させてもじもじして「目をつぶって」なんて言って自分からキスするなんてっ! しかも、作画というか見た目もいつもよりかわいいです。岡部が告白したあとの返事の「と、いいますとぉ?」の裏ずった声の演技もかわいいです。つまり、牧瀬紅莉栖はかわいいからかわいいのですよね。
なんていう循環論法によって永遠の「牧瀬紅莉栖かわいい」ループに閉じこめられそうでした。あぶないあぶない。
そんな彼女の魅力も岡部がいてこそ。ヒロインたちの可愛いさが目立つアニメですけど、主人公である岡部倫太郎の魅力だってそれに負けてはいないと思います。特別なことはできなくていい。誰かを心から思いやる優しさと、行動を起こす勇気と、諦めない心が大事であって、その点では岡部は、主人公としてこれほどまでに相応しい人材でした。
「だれかがだれかをここまで大切に思えるのか」という牧瀬紅莉栖の言葉。これが岡部倫太郎を的確に言い合わしている言葉だな、と。思いのつよさ。それをずっと見せつけてくれた岡部だったらこそ、紅莉栖の心もいつの間に岡部に引き込まれたのでしょうね。
で、ラストです。もういなくなってしまった紅莉栖に語りかけて、最終ミッションも終えてEDに。……しかし、まだ終わらない。こんな結末じゃやっぱり終われないのです。
素晴らしかった。それにしても、私は感じたことを言語化する練習が足りない。すんげえ感動したのに見直したらその気持ちを全然書けてないや。あれですね、思いってそうそう伝わりませんよね。念には念をいれないと。