単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

DEAR FUTURE/coaltar of the deepers


 輪るピングドラムのED曲、そしてcoaltar of the deepesの待ちに待ったひっさびさの音源です。
 1500円で七曲入り。で、なんと全部の曲がDEAR FUTUREという勇断(はたまた暴挙?)
 
 では、レビューに。READ MORE。


 
 イントロのギターの鳴り。兎に角これがこの曲の真髄だと感じます。
 一音目からもうカッコよい。一発で彼らの魅力を感じさせるサウンドだと。

 
 ひさびさのcoaltar oh the deepers。今回は、彼らのマニアックさはすこし控えになっていて、その代わり彼らの魅力である「音」そのもので勝負するかのように、綿密に作りこまれた上質なシューゲイザーサウンドに仕上がっています。

 打ち込みの電子音とノイジーなギターノイズの有機的な絡み合い
が極上。
 
 いたってシンプルである曲の展開、囁くような甘いボーカル、甘美的なメロディー。
 それらが、サウンドを堪能させるために効をなしていて、いつまでも浸っていたいような心地良さをかんじます。これはたまらない音像でして。耳に注ぐのが純粋に楽しくなるような感じです。



 ギターノイズ、ほんっとさいこうですね。押し寄せては引いていく轟音の波。シンプルな構成だけどそういう意味ではメリハリもあるようです。

 
 そんなふうに浮遊感のあるサウンドメイク、陶酔感のあるシューゲイザーサウンド。と、同時に詞世界もアンビエントで輪郭が定まらないものになっています。なにせ、テーマは未来。曲の曖昧さにある種のコンセプトを感じさせます。


 「僕らはどうしてもがくのだろう」「うまく伝えきれないけど」とゆらゆらと揺らぐ感情。その宛て先は未来に向かっていて、やはり所在がないもの。そういったアンビエントな状態がサウンドともリンクするような世界観。
 アニメのED曲だからかなのか、ここら辺のコンセプトはがっちりしていているようで、この世界観は味わい深いですね。


 この曲はまさにDEAR FUTUREというタイトルに集約される楽曲だと思いました。未来の儚さ、感情の揺らぎを。この楽曲丸ごとで表現しているのかなと。いい曲ですね。なにより、純粋にこのサウンドを聞いてるだけで、心地よくトリップできる感覚が気に入っています。


 そして、各種アレンジは面白いことになっています。Ringo Deathestarrによるもっと生々しくノイジーなカバーや、堀江由衣さんとWATCHMANによる可愛らしさ倍増のカバーなど、それぞれのアーティストの個性際立ったREMIXになっています。
 
 同じ曲でもアレンジによってここまで幅がでるとは。しかし、やっぱり私はcoaltar of the deepersのDEAR FUTUREが一番好きですね。うん。


追記。



 ひさびさのcoaltar of the deepersですよ! 上のような冷静なレビューではまだ物足りません! こっからは追記、というかたちにしてやや暴走して書きます。 

 いやーいい。これ、こんなサウンドが聞きたかった。C/O/T/Dのように、イントロ一発で引きこませてくれるギターサウンド、これが素晴らしいです。上のレビューで何度も「心地よい」って言葉を使ってきましたが、DEAR FUTUREは本当に聞いていて気持ちいいです。たまらん。

 イントロのリフがすげえいいアクセントになっている。アンビエントな音像なんだけど、そのジャキジャキギターノイズによって、全体としても締まりがでている感じ。下手すると退屈な一本調子になりそうなもんだけど、ギターノイズかっけええ、ってことでずっと聞ける。

 そもそも、俺はNO THANK YOUSARAH Ⅲのような、電子音とシューゲイザーが絡み合うものが好きなのです。そしてこのDERA FUTUREはその直系といったように、すでに書いたけど、電子音とギターノイズの掛け合いが最高なんです。そういう意味では二番目のリミックスはもろ好みですね。

 
 いやーたまらん。今日はひらすらエンドレスリピートです。