単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

これがバトルだ。  Fate/Zero 第4話 「魔槍の刃」 感想


 アサシン簡単に見つかってんじゃねーよ!! 尊い(かもしれない)命を犠牲にして成し遂げたせっかくの戦略が台無しじゃねーか。というか、隠密行動で見つからないのがアサシンの特徴ではないのか。まあ私は切嗣が気に入っているので、アサシンがドジっ子というよりは切嗣が凄かったと解釈していますが、それにしてもここまでアサシン良いところなしです。ただちょっとだけダンスが巧い変質者のようにしか思えない。見つかったのには理由はあると思いますが、それでもアサシンはもっと頑張れ。



 と、今回もツッコミメインの記事です。ちなみに、アサシンは大好きです。



 一つの戦局に交錯する多くの思惑。出会う前からすでに戦いは始まっているんだ、といわんばかりにさっそく切嗣が奇 襲を狙っていて、その一方でランサーの陣営は正々堂々と一回限りの策を講じている。「切り札は先に見せるな。見せるならさらに奥の手を持て。」という言葉を思い出す切 迫した戦い。あくまで「目的のための殺し合い」であることをあらためて思い知らされる。やばいな。第四話目にしてこの緊張感ですよ。なんとなくセイバーが余裕で勝つだろと思っていました。むしろ、これまでライダーが優勢のようです。


 でも、ちょっとランサーの能力はなんなの。泣きぼくろチャームの魔術って、それは「※イケメンに限る」というレベルを遥かに超えた能力で、その存在を私 は納得することはできません。サーヴァント達は特殊な能力を固有しているのは知っていましたが、そんなにチートな能力があったとは思いもよらなかった。こ れは恐ろしいし、許せない。セイバーさん頑張れ、超頑張れ。俺はセイバー陣営をひたすら応援させてもらいます。




 
 魅力的な戦闘シーンというのはけっこう難しいと思う。特にアニメのような映像で表現するときは、そこで描かれるアクションが全ての情報となり、「描か れていない」ところを想像力で補うような余地はなくなってしまう。だから、その描きがしょぼかったらバトルの魅力は当然なくなっていき、ひいてはバトル シーンで活躍できないとキャラクターの魅力までも減ってしまう。いくら権威がある大会で最強と謳われているキャラクター同士の試合でも、そこには説得力は まるでない。むしろ、大げさな肩書が寒いとすら思ってしまう事態になるのだ。


 それと、どうやらサーヴァントは「英霊」とえらく格式が高いようで、どのキャラクターも何気に自信満々。もしこれで彼らが弱かったりバトルシーンがしょぼかっ たら肩すかしです。そりゃあ過去では世界を制覇するような英雄だったかもしれませんが、ここは現在、すでに色褪せて朽ち果てた過去の栄光になってるかもしれない。
 



 だから正直どうなのよ?と思いましたが、

 いやーカッコいいじゃないですか!! 英雄たる所以をみさせてもらいました。彼らが能力が高いことは当然として、それに溺れることなく策略を駆使して少しづつ追いつめる。ときに は、大胆に戦略を変えて攻めに転じる。そして、仲間の助力には素直に感謝して己の全てをぶつけて一気に勝負を決める。最高のバトルシーンでしたね。その上で、お互いを 賞賛し合うのもかっこいいですよね。失われていく美しい日本語による台詞の掛け合いがこれまた心を踊らされる。英雄ってすごいな。


 


 あとは、ウェイバーとライダーの安定感が頼もしいです。ある心理現象に吊り橋効果というのがあって、不安などのドキドキを恋と勘違いしてしまうことがあります。いつもドキドキさせられているウェイバーはそろそろライダーに恋しそうですね。時代を飛び越えて、性別の壁すらも飛び越える。これはとんでもないアニメになりそうですよ。