単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

さよならキャスター   Fate/Zero 第6話 「謀略の夜」 感想


 「右コーナーがヘタクソだってことさっ!!」 悪魔のコーナーとドライバーに人気の某名所。そこでは毎年死者が多数出ているという噂で、まだ初心者ドライバーのアイリスフィールにはまだ時期尚早、サーヴァント対決の前に勝手に散ってしまうのではという一抹の不安がありましたが、案外センスがあったようで大丈夫でした。あんなものはおもちゃです。けっこうスペックが高いアイリスフィールさん。


 そして、登場したのがキャスター。「ねえ、きみって〇〇でしょ」「うそ? 俺の顔忘れたの!?」「ええ。酷いなー。」 キャスターのナンパテクニックのあまりの酷さに絶句。それじゃあ誰も振り向かないよ。勘違いの下りがしつこすぎる。って本当に勘違い……? それにしてもやり方が強引すぎて、挙句の果てには「会話の成立しない相手って疲れるよね」と嘆かれて「次は喋る前に殺す」と相手に殺意まで抱かれる次第でした。少し同情してしまう。そして、「これはひどい」というアサシンの密告を発端として、ルール改変をしてまでキャスター討伐が決定しそうな状況です。質より量とかいってるからこうなるんだよ。質ですよ、質。時代は質なんですよ。キャスターそこらへん分かってない。ギャルゲーをやるべきだ。


 というか、リアル勘違いをするとか、そんなドジっ子キャラはウェイバーで間に合っているのに!


 ということで、キャスターが抜群の存在感をみせてくれたFate/Zero第6話。アサシンの操作能力が警察を遥かに上回ると判明した「謀略の夜」。こういうじめじめした謀略の掛け合いは最高です。やばい、めっちゃ楽しい。

 相変わらずツッコミだけの感想になるんですが。今週のツッコミというと、キャスターの下りを除いたら「ビルごと爆発かよ!!」に尽きますね。あれは本当に面白かった。これ絶対記事に書こうとすぐに思いましたね。今週のハイライトシーンではないでしょうか。

 なんせちゃっかり嫁(でもランサーの泣きぼくろにめろめろ)がいて、それなのに生徒にまで手を出そうとして、個人的に好きになれないケイネス先生が、懇切ご丁寧にドヤ顔で「俺が頑張って改造した部屋を聞け! さあ、来い! フアッハッハッハー」高説していたところに、ビルごと爆発ですから。



 
 相変わらずに切嗣がかっこよすぎますね。私が女なら絶対に惚れてます。今頃きっと時臣とのBL本を書いていると思います。 ピピパポパピピパポア…ピー…ドッカーン!!お前の謀略とか全てまるっきりお見通しさ、と一蹴して去っていく後ろ姿の哀愁。勝利のためならあらゆる手段を講じる。その決意を行為で語った名シーンですね。聖杯戦争はこういう戦いなんだよ、と。

 しかも、爆発のタイミングまでが完璧すぎて美を感じるほどでした。すでにケイネスの居場所を突き止めて爆破の準備をしただけではなく、おそらくケイネスの部屋に盗聴器もすでに設置していて、あえてドヤ顔の説明のタイミングを狙ったのでしょう。これはさすがのケイネスも辛い。オレは勘違いしていた。これは肉体ではなく心を抓む闘い!





 もう満足してしまった充実っぷり。キャスターの変態、ケイネスの不幸と切嗣の謀略。30分という枠パンパンに詰まっていて見応えありますね。語りが面白い。愉悦とか間諜とか言葉ではパッと分からない単語も飛び交いますが。そして、戦闘はもっと面白い。どんどん面白くなってきてます。なんといっても脱落したのはまだアサシンだけですからね。それに、当初は失敗ばかりであったアサシンも最近は活躍しているようで嬉しいです。アサシンだってやるときはやるんだ。なんだか勇気を貰えますね。


 そして、アーチャー。ファンションセンスは人のことを言えないので沈黙しますが、溢れんばかりの自信によるその心意気と自由奔放のはやはり王たる者。ちょっと分けてくれ。しかも、キャスターとちがって話術にも長けているようです。彼は戦いを楽しむだけでなくて、戦いを引き起こすその裏にある業を楽しむ余裕すらある。最強、そんな言葉を着こなすイケメンです。前髪卸すと魅力的になるキャラクターは大体好きで、このアーチャーもカッコいい。


  
 そして、OPとEDを聞くだけでわくわくするようになってきました。こうなってくると、もうハマってしまったのと同然。後はどれだけハマっていくかになります。この調子だと小説、漫画と原作にも手を出しそうです。この作品はアニメで見たいのでまだ我慢しときますが。