単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

ケイネスの逆襲   Fate/Zero 第7話 「魔境の森」 感想



 ケイネス先生なんてカッコいいんだ。弟子にしてください。前話でこそ、ドヤ顔で自慢しているときに吹き飛ばされるという醜態を晒していましたが、やっぱり自信相応の実力は兼ね備えているのですよね。これぞ矜持。彼の過去については細部まで描かれはしないけれど、頭髪を犠牲にするほど心血を注いだ積み重ねが確かにあって、堂々たる態度で聖杯戦争へのエントリーなのです。貫録を見せつけられました。それしてもかっこいい能力だ。GANTZみたいな変化自在の球体を操ることによる物理攻撃無効、サーチ能力、破壊能力。オートモードすら兼ね備えているチート魔術。分裂したアサシンぐらいなら余裕で相手にできるのではないか? 今話はアサシン登場しなくて寂しかった。実はこっそり背景に隠れているという遊び心はなかったはずだし。


 イケメンと殺人鬼と卑怯者と強者が対話する。Fate/Zero7話 「魔境の森」感想。加速する体内時間と面白さ。
 話は反れて、ブックオフオンラインというサービスがあります。まだマイナーであまり知られていませんが、これが便利。中古本でも合計金額が1500円以上だと送料無料になるので、Amazonマーケットプレイスと併用すると選択肢が広がるサービスです。話を戻して、ワンクリックで商品が即座に手に入る快感を知ったライダーは、これから通販生活にハマって地図のポスターとかダサいTシャツとか筋トレグッズを買うことになると思います。これは時代という壁で断絶した異文化の人間が、現代へ適応する様子を描いたドラマでもあるのでしょうね。その題材としてネット通販の便利性を取り上げるのは納得です。というか、ウェイバーとライダーが微笑ましくてそのままでいて欲しい。



 私は最初こそはランサーはイケメンすぎて苦手、ケイネス先生あんま毛がないなどを書いていましたが、物語が深まるにつれてそれぞれの立ち位置、性格、個性までが把握できるようになってからは、どのキャラクターも魅力的に思えてくるんですよね。私はキャラクターを好きになってから作品にハマるタイプなのでどんどん物語が面白くなってきていると感じます。何でもありの戦いで何でもありにはならないのは信念を持った人間だからこそ。どう戦うかという方法論にすでに個性があって、能力だって玉石混淆 、主従関係も分かりやすい関係性には収まらない。戦いを通じて人間を描く。人間を通じて戦い描く。これは王道の面白さです


 で、今回のMVPを挙げるとすれば、キャスターの子供寄生型セイバー追跡触手攻撃です。リアル鬼ごっことか不意打ちとかサーヴァントの中でも一人だけやり方が別次元です。そもそも彼の目的は、盲目的偏執的愛情からの私欲ですから、英雄と称されていた他のサーヴァントとは違って当然なのでしょう。卑劣といっても、正義を掲げて合理的な手段を取ることで犠牲が必然的に生じてしまう切嗣の卑劣さと比べてはいけない。ただ卑劣なだけなのです。まったくもって王道じゃねえ。制裁必須、垢バン確定の外道プレイです。しかしキャスターは愛読書を宝具にするあたり好感が持てます。個人的にはお気に入り。なんといっても演技がすげえ。なんて声だ。



 そして、やっぱりストーカーはいけない。あの切嗣がついに弱音を吐いてしまいました。まだ詳しくは描かれていませんが、彼の嘆きからは行くも地獄引くも地獄のような切迫さを感じました。どんな現実と理想の狭間で彼が苦しんでいるのだろうか。それを理解せずに、セイバーが切嗣のやり方を卑劣と非難したことが思い返されてちょっと切ないです。行為は理由によって正当化される場合もある……はず。そこらへんに思いを馳せつつ今回の感想は終了です。今話も非常に面白かった。