単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

X日までのタイムリミット  ハンターハンター No.311 感想と考察


 「後は自分で考えろや」ということで考えてみました。HUNTER×HUNTER 311話「x日」感想。ちなみに私がよけいに付け加えているタイトルは特にこれといった意味はありません! 

感想


 なんという展開。キメラアント編の禍根はまだ続いていたのだ。それどころかパリストンの出方によってはさらに状況が悪化する可能性がある。ここでまさかの衝撃の新展開が来ましたね。いやーおどろいた。アルカ編・ハンター会長選挙編って呼んでいたけど、この呼び方はもしや適当ではないかもしれません。なにせ5000個の繭から誕生した半獣人のほうがおそろしい脅威になってくる可能性があるので。むしろ本編はこれから始まるのかもしれない。なんて期待させてくれるストーリーになってきました。たった一話でこのひっくり返し!

 
 パリストンが繭を確保していたことを推測していた人はいるのでしょうか。私にとっては完全に予想の斜め上でした。斜め上というかもはや予想の範疇外で。これには心底おどろかされましたね。いやもうこれはとんでもないでしょう。面白いと思う以前にすごい漫画を読んでいるような感覚。いやもちろん最高に面白いのですが、それよりも驚愕って気持ちのほうが強くて、感想を書きながらじわじわと面白さを痛感している次第です。
 


 
 ということで、今回は感想というよりかは考察をメインいやっていきます。感想としては「ハンターハンター面い!」これにつきますので。二週間待っただけはありました。いやはや素晴らしいものですよ。満足です。


考察

 
 いざ考察! 今回は新情報を整理をしながら自分なりにまとめてみようと思います。目標は小学生にしっかりと伝えられるように! 



 まずは繭の半獣人について。彼らはパームを筆頭とする改造された人間ってことですよね。東ゴルトー共和国の500万人から選別されたエリートの5000人(匹?)。パームの場合は洗脳されていましたが、はたして洗脳者なき今では、意思がどうなっているのかってのも気になります。パームに施された洗脳実験は失敗で、さらにパリストンが繭の段階で捕獲していたことで、おそらくはパリストンの意のままになっているのだと思いました。これは怖い。
 
 そして、パリストンはどのように半獣人たちを利用するのかX日のハンター試験とどのように関わってくるか。予想されるのは、彼らにハンター試験を受けさせて手下を増やす、広い庭とされる場所でハンター試験を実施して彼らを受験者と敵対させる、彼らにハンター試験を受けさせて「ハンター」の意義を社会に問わせる。ざっとこれくらいでしょうかね。別にパリストンは世界を掌握したいわけではなくて、ただ遊びたいという快楽主義者の側面があるので、おそらくは面白がれないような凄惨な遊びになってくると思いますね。
 

 しかし、ジンの「ただし・・・ハンター十ヶ条の解釈次第で少し状況が変わる」というのがまったく見えてきません。これはさっぱり分かりません。個人的には、もし半獣人にハンター試験を受けさせるときに「ハンター」の解釈が重要になってくる。もしくは、パリストンがハンター試験そのもの改定をするときに十か条が関わってくるのかなと思います。これについては判断するにはまだ情報が足りないかなと。



 まだつづきます。今度はパリストンの選挙を引き延ばしについて。これは会長不在時の副会長権限で動きたいからってわけではないでしょうね。なにせパリストンは「勝ち」を狙えばたやすく会長になることが出来るので、権限を必要とするならばわざわざ副会長に留まる必要はない。ただパリストンは選挙というゲームで遊んでいるだけなのです。目的はあるが手段は適当で。それゆえにチードルは推測できずに、それゆえにパリストンは恐ろしいのだと解釈しました。

 そもそもパリストンが選挙を引き延ばしているのはチードルたちが勝とうとしているからで、もしチードルが作戦を変更したときはパリストンもそれに合わせて速攻で当選を狙う可能性だってある。パリストンは本当に選挙というゲームで遊んでいるだけだと。ってこれ合ってますかね?あんまり自信がない。 目的があるとすれば、パリストンはハンター会長選挙を継続させたままでx日で突入することかもしれません。なんかとんでもないことをしでかした後でさらに会長に君臨する、とか。


 それからジンの「今残ってる4人で前会長の遺志を継いでいるのはパリストンだけだ」という発言の意図。これは詳しくは別の記事で書きますが、簡潔にいうと、両者とも善悪の基準をこえて楽しむことができるキャラであり、さらに「遊び(ゲーム)を創 作する」という点において、パリストンとネテロは同一ということです。そうなってくるとG.Iという遊びを提案したジンも二人と同じに分類されて、だから こそジンは両者を理解している発言ができたということになります。ただパリストンはそもそも一人で楽しむのが好きであって、ネテロ会長は突出していたゆえ に一人で遊ばざるえない、という決定的な違いがありますが。といったような解釈です。これはあまりに説明不足なので別の記事でしっかり書きます。 
  


 アルカと選挙がどうつながるか。これまでは、アルカの能力は選挙の結果を左右するという意見が多かったですが、というか私がそう思っていましたがこうなってくると、おそらくはパームなどの半獣人たちを治癒して人間に戻す方に関わってくるのではないか。と私は思いました。いずれにせよアルカによるゴンの治療、ハンター会長選挙という軸に加えて、さらにパリストンという存在の追加によって、ますます盛り上がってきましたね。


 
 と考察ともいえない推測だらけの記事になってしまいましたが、たった一週でここまで局面を動かすってのは圧巻ですね。ナレーターが付いていたキメラアント編とちがって、今回はアルカの能力のルールや、選挙のシステムなどそこまで丁寧でないのが印象的です。まあこれは明らかに意図されていて、懇切丁寧に説明することをやめて省略することで、物語の密度を凝縮しているように思います。なんといっても最近はすっげえ密度と情報量ですからね。これを楽しむのは少し頭が疲れますが、最高に楽しいのでこれからもガンガン感想などを書いていきます。以上で考察を終わります。