単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

面白くて読み応えがあるHUNTER×HUNTERの考察まとめ


 お気に入りのHUNTER×HUNTER考察記事をまとめてみました。

 ここにまとめたのは面白くて読み応えがある記事ばかりなので、ハンター好きの方は一読することをオススメします。どの記事も力作なので相当な分量になるのですが、それぞれ面白くて参考になる解釈、考察が目白押しです。多くて長いですが多くて長いだけの価値はありますから。特にこのブログにハンター考察でたどり着いたひとは是非とも。

 リンクをコメント付きで紹介していきます。一応、テーマごとに分けてみました。

キャラクター論 

 『HUNTER×HUNTER』Ustの告知および、ニコ生PLANETS12月号のまとめ│ピアノ・ファイア
 目から鱗の連続であった、ニコ生PLANETSでのハンターハンター討論のまとめ。わたしが書いているハンターハンターの考察の根幹になっているとても興味深かった討論でした。これがすべてのキッカケ。

  ハンターハンター パリストンとネテロについての考察│ 靴の先は二次元の入り口
 自分のサイトの記事(宣伝)。上記の討論で語られていたことを下地に、パリストンとネテロについて考察してみました。上記の討論で語られていた考察でどれほど有効であるかを証明できた記事かと。
 
 なぜゴンさん化したのか?―「楽しいゲームを仲間と共有する」ハンター世界の主人公│越境
 同じく、ニコ生PLANETSでついて語られた考察を足がかりに、ゴンがゴンさん化した理由を考察していく記事。ニコ生PLANETS派生の記事でもっとも納得させられた記事でした。

 「HUNTER×HUNTER」から考える倫理と社会の話 ゴン編│ポンコツ山田.com 
 ゴンというキャラクターについての考察。相当なボリュームで読みごたえあります。ゴンというキャラクターはここまで深く掘り下げられるのか、とその深さに驚きました。ゴンの特殊性がよく分かります。

 レオリオとパリストンの演説の違いについて│tyokorataの日記
 演説の内容そのものに着眼して考察しています。そこから発展させて社会問題にまで切り込んでいくのが面白いです。
 
 ゲンスルーは何故あんなに強いのか│ スパ帝国
 ゲンスルーが何故あんなに強いのか、ハンターハンターの戦闘システムに注目して、SRPGではないかといった斬新な視点からの考察です。やっぱりゲンスルーはすごかった。これを読んだらゲンスルーの魅力が三倍くらいになります。

 ハンターハンターの世界観の考察、なぜジャイロがタイトルになるほど重要視されたのか
 このサイトでもっともアクセスが多い記事です。ジャイロとゴンの価値観を比較をすることで、ハンターハンターの世界観を考察しています。

 テーマ・ストーリー論

 冨樫義博が作り出した「話作り」のメソッド│PictorialConnect
 物語の作り方。冨樫義博がどのようにストーリーを組み立てているか、キャラクターを動かしているか、マンガを作っているか。その秘訣について詳しく書いてあります。

 『HUNTER×HUNTER』 23巻 富樫義博著/偉大な物語の本質について│旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
 「ハンターハンターは勧善懲悪(善悪二元論)じゃない」といった説を、徹底的に掘り下げていった考察。冨樫義博がテーマにしていることがどれだけスゴイかが納得できました。学問的な部分にまで突っ込んでいますが、分かりやすく噛み砕いて説明してあるので読みやすいです。

 幽白からハンタまで連続しているテーマの話 togetther
 冨樫義博がテーマとしているものについての考察。レベルEから、ハンターまで受け継がれたテーマについて。こうして見ると、テーマにしていことがキメラアント編に見事に集約されていた、ということが分かります。

 静かな終わりを見せた『HUNTER×HUNTER』│tyokorataの日記
 キメラアント編のラストについての考察。丁寧にまとまっています。

 『HUNTER×HUNTER』アニメと比較して浮かび上がる、原作の特徴の話│ポンコツ山田.com
 アニメと原作との違いについての考察。アニメと比較することで判明する原作の特徴、といった興味深い内容です。

 「HUNTER×HUNTER」「仲間は大事」という理念は現実とどう擦り合わされているのかという話│ポンコツ山田.com
 タイトル通りに、「仲間は大事」という理念が現実の問題に対してどう擦り合わせられるのかについての考察。具体的にクラピカと、幻影旅団とか、ゾルティック家と、イカルゴを例に挙げて考察しています。

 パワーインフレの扱い方から見直すバトル漫画2 HUNTER×HUNTERはバトル漫画では無いと思う理由│アニメな日々、漫画な月日
 ドラゴンボールと比較しながらHUNTER×HUNTERがバトル漫画でないという内容の考察記事。初めからラスボスだらけ、という考察に納得。
 
 「父親探し」に幕をおろした、『HUNTERXHUNTER』と『魔法先生ネギま!』のキーワード│ピアノ・ファイア
 ジンを探す、ということ目的についての考察。父親捜しというテーマについて掘り下げてあります。
 

ライフハック

 「HUNTER×HUNTERと徒然草に学ぶ、 『勝っちゃダメ』な理由」
 パリストンのハンター会長選挙編での戦略を解説して、「勝たずに負けないでいること」ことの意味を学べる記事です。web漫画で有名なゆうメンタルクリニックの記事。

 「目的があっての手段だ」なんて考え、つまらなくないですか?
 目的と手段に関するタメになる話を、ジンがゴンに語った言葉を通して学べる記事です。ジンの「大切なものは欲しいものより先に来た」は本当に名言だとおもいます。
  


 相当な量になってしまいましたが、すべて読み終えたころにはHUNTER×HUNTERを十倍くらい深く読み込めるようになる、といいですね。HUNTER×HUNTERは、エンターテイメントしても一級品ですが、こうして頭を使って読み込むいう点でも面白いマンガと思うのですよ。さらには人生の教材として読んでも学べることが多いってあたりHUNTER×HUNTERはやっぱり最高です。

 日本橋ヨヲコ先生があるインタビューで語った、

SQ:『HUNTER×HUNTER』に関してはアツいですね。

日本橋:超個人的に冨樫先生の作品に感じる魅力は、凄い漫画なのに、もう自分が描く必要ないやと気力がなくなってしまうものではなく、創作のインスピレーションを沸かせてくださるところです。本当の意味での天才って、他者を圧倒するだけでなく、次世代に「繋ぐ」ヒントというか、自分で考え創 造する余地をも与える人だと思うんですよ。そういう意味で『HUNTER×HUNTER』は私の中で、現代の漫画の叡智を結集した、お守りのような作品です。


http://jumpsq.shueisha.co.jp/contents/topic-nihonbashi/index3.html(リンク切れ)


 「自分で考え想像する余地をも与える」という言葉に同意です。今回紹介したように、考察や解釈などの面白さも与えてくれる作品で、私はこの作品を通じて楽しむことが上達した気がします。

 頭を空っぽにして読んでも頭を使って悩んでも面白い、それこそがHUNTER×HUNTERの魅力なのです。