単行のカナリア

感じて想する

LIVE FACOTRY 2012 @Zepp Divercity TOKYO 12.7.14


  LIVE FACOTRY 2012に参加しました。
  DJプレイを含めると七時間もの間ぶっ通しのライブイベント。音楽番組の企画ということで、ヒダカトオル中野美奈子が司会をしていたり、なかなかに面白いラインナップであったりと、とことん楽しみ尽くせたイベントでした。興奮が冷めやらむうちにバーッと振り返ってみます。(たぶん)後日に詳しいライブレポを書くとして今回は簡易レポを。

 
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 2時に入場開始。整理番号がかなり後ろのほうだったので会場に入ったときにはすでにけっこうな人数が。しばらく待っていると、DJブースにIMALさんが登場。エレクトロニカダブステップを中心した選曲で、知らない曲ばかりでノりはしなかったのですが、おかげで待ち時間が苦ではなかったです。

 そうこうしているうちに、注意事項がアナウンスされて、MCのヒダカトオル中野美奈子が登場。「このイベントは計7時間もの長丁場です」という言葉に場内騒然。わたしも7時間もノリきれるのかと不安でしたが、こうして終わってみると体感としてあっという間で。それくらい濃厚なイベントだったんです。


N'夙川BOYS

 LIVE FACOTRYのオープニングを飾ったのはN'夙川BOYS。イベントの火付け役として申し分のないロックンロールっぷりでした。会場の反応からするとあまり認知されていなかったようですが、終わってみるとホーム感が溢れる最高のスタートだったと思いますね。
 
 曲数こそは三曲と少なかったのものの、一曲一曲がハプニングありパフォーマンスありで、いちいち笑顔になれるいいステージでした。演奏中にマーヤがチューニングを始めたときのリンダのフォローと、ダイブしながらZepp Divercityのステージから入り口まで戻ってくるパフォーマンスが、個人的にツボ。「ライブは演者と観客で作り上げるもの」ってこと。ってそういうエンターテイメントの部分に目が奪われがちでしたが、演奏もよくて、どんなに不安定でもキラキラするタフなロックンロールを味わえました。

  
back number

 わたしはあまり知らなかったバンド。しっとりとした楽曲が多めで、そのどれもが抜群にいいメロディーの曲ばかり。これは初めてでも何の問題もなく楽しめますね。それとボーカルのMCがやたらと面白かった。トークから演奏につなげる気配りもあったりして、丁寧なステージだったかと。今回の出演ラインナップのなかで唯一バラードが中心のバンドでしたが、じんわりと沁み渡る演奏で素直にいいなーと感じられました。

 
andymori

 スピード感のある楽曲を矢継ぎ早に繰りだし、ぐんぐん勢いが加速する性急なステージ。それにしたがってどんどん高揚感が増していって、気がつけばノリノリになれるといった感じで。陽気なロックンロールだったり、ちょっと切なくなる哀愁ナンバーだったり、小気味いい爽快なバンドアンサンブルはお手の物です。

 ちょうど5時か6時くらいに、1984の「ファンファーレと熱狂 赤い太陽 5時のサイレン 6時の一番星」のフレーズを聞けたのがちょっぴり嬉しかった。それとたくさんの楽曲が聞けたのでお得気分。back numberからのandymoriと、バンドごとのカラーがガラッと変わるのがイベントして面白いですよね。

 
 
 ここでDJが片平実にチェンジ。
 ASIAN KUNG-FU GENERATIONストレイテナー等、知名度が高いロックバンドから主に選曲していたので、ロック好きが集まる会場はじわじわ盛り上がっていました。個人的にはa flood of circleの「Human licence」のmix verでテンションが上がりましたね。
 後半戦へ。


THE BACK HORN

 7年ぶりのFactoryというTHE BACK HORN。定番曲で固める地に足付いたステージでした。バランスよい選曲で会場を熱狂へ叩き込むといった感じで、しっかりと存在感を示せていたとおもいます。罠、コバルトブルーなどはさすがの盛り上がりっぷり。新曲のシンフォニアもキレがよくて負けず劣らずといったところでした。

 で、一番良かったのが、「世界中に花束を」。何度聞いても感動が上乗せられるような曲で、今回もまたじんわりと心を掴まれましたね。ファンとしてはやや物足りないセトリでしたが、こうしたイベントでのTHE BACK HORNは新鮮な感じがあり、なにより安定の充実したステージだったので満足。それに初めての呼吸でを聞けたのは嬉しかったですし。MCでは松田さんがほんの少しだけ噛んでました。


the telephones


 笑えるし、踊れるし、楽しいし。3拍子揃っていたthe telephones。このイベントでもっともフロアを躍らせたのは間違いなく彼らでしょう。「バカになれ」「踊れ」「解放しろ」という煽りと、ダンサンブルな演奏によって、テンションの高さはクライマックス。ひたすらDISCO。はじめてのthe telephonesだったのですが、盛り上げ上手だったので足がツルほど踊されてしまいました。とにかく、楽しかった!
 
 それにしても、キーボードの方、落ち着きなくステージ内で暴れまくっていたり、摩訶不思議なダンスを披露したり、金ぴかの服に着替えたり、カメラにアピールしたり会場にアピールしたりと、ほんと面白かったです。普段ならあまり触れることがないタイプのバンドだったのでいい機会でした。


エレファントカシマシ

 圧巻。声がやや枯れ気味だったのにもかかわらず、鬼気迫るステージングで張り詰める緊張感のなかへ。凄いとは分かっていたのですが、あの雄叫びを生で観ると感動がまた一段と違いますね。

 そしてなんといってもガストロンジャーに痺れました。終わったあとにすげえ……ってつぶやく声がちらほら聞こえたくらい、熱量が滾りまくっていた演奏だったとおもいます。勢いあまりすぎて宮本さんがベースをうばって弾きまくるワンシーンもあったりして。ザッと感想を見て回っても「エレカシやばかった」という意見が多いです。
 
 最後に最高のステージだったかと。わたしは長丁場で疲労がたまっていたのにかかわらず、ステージに心をガッツリ持っていかれてました。凄さまじいステージというのは身体の感覚を忘れてただステージのみに意識が集中するんですね。立ち尽す、というのはなかなかないライブ体験でした。イベントのトリとしてきっちり盛り上げて締めるという役割も果たしていて、さすがのエレファントカシマシといったところ。ヒダカトオルの「同じ人間とは思えないグルーブ感があのバンドから発せられた」という言葉に深く同意。すごかったー。



 LIVE FACOTRY 2012、文句なしのいいイベント。値段はチケット代3900円と親切な料金設定だし、待ち時間はDJが盛り上げてくれるし、出演ラインナップは豪華だし、と。終始楽しめて財布にも優しい、素晴らしいイベントでした。いやーほんと楽しかったー! いい夏の思い出になりましたね。