単行のカナリア

感じて想する

THE BACK HORN 桜麗祭 ライブ @日本大学文理学部 百周年記念館 12.11.3


 日本大学の桜麗祭にTHE BACK HORNを見にいってきました。

20121103150240
 
 








 THE BACK HORNはツアー真っ最中のなか、今日のコンディションはバッチリのようで充実していて、さらに学園祭and座席指定の新鮮さもあいまって相当に楽しめたライブでした。わたしはチケットを購入したのがギリギリだったので、かなり後方の座席から見ていましたが、最後尾まであますことなく盛り上がっていましたね。山田将司が説教?をするシーンもあって楽しい一日になりました。 


 会場は、日本大学の百周年記念館アリーナ。大きい体育館にグリーンシートをしいてパイプ椅子がぎっしりと敷きつめられた構成。体育館のキャパはかなり大きかったのですが嬉しいことにほぼ満席でした。

ライブ

 序盤はリヴスコールツアーをベースにしたセットリスト。しっとりと歌を響かせる「トロイメロイ」から始まってバッキバキのバンドサウンドが光る「シリウス」に雪崩れこむ流れはやっぱりいいですね。初っ端からバックホーンのポテンシャルを叩きつける仕上がり。会場の広さに負けず劣らずのスケール感で。 

 まだこの時点ではバックホーンのファンだけが目立って盛り上がって、ファン以外のかたは乗り切れていないといった様子でした。そんな中ででつぎの曲はキャッチャーなロックチューンの「声」 ここから徐々に会場が熱を帯びていく光景がハッキリと感じられていよいよ盛り上がってきたといった感じ。勿論わたしも。
 
 で、ツアーのセトリにはなかった「白夜」につづく。この時点で感じたのが、音響がいいってことで特にボーカルがクリアに聞こえました。これは座席が後方だったおかげかもしれませんが、それぞれのパートがくっきりと鳴っていました。そのおかげで山田将司が吐息たっぷりに歌い上げた「百夜」のエロさが半端なかった。去年も神戸祭でこの曲をやってましたね。あえてこの変態曲ってのがナイスチョイス。つづいての「超常現象」は、いろいろと強烈な歌詞が体育館に響きわたるシュチエ―ションがいい感じで。初めての方がポカーンとするであろうカオスっぷりが最高でした。バックホーンは絶好調。


 で、ここらへんでMC。「日大の桜麗祭に呼んでくれてありがとう。盛り上がっていこうと」とめずらしく松田晋二が噛まずにしっかりと挨拶をしていまいた。

 
 ここからはバックホーンの有名曲ナンバー。「罠」はやっぱり知名度が高いのか、盛り上がりもなかなかのものでした。つぎの「美しい名前」は歓声が一際でかくて、演奏が終わったあとの拍手もまた大きかったです。いつもより優しく演奏されているような感じで、曲の切ない世界観のようないい雰囲気で。終わったあとで周りからは「あれなんて曲?すごく良かった」という声がちらほら聞こえてきて、「美しい名前」はTHE BACK HORN屈指の名バラードということを再確認。照明効果も合わさってライブでの感動具合はかなりのものですね。毎回グッときますから。

 
 そしてまたMC。
 松田の「高卒なので学園祭はやったことがない」というネタにつづいて、MCを振られた菅波栄純も「俺も高卒なので」とかぶせてちょっとした笑いが起きていました。話題が卒業証書についてなって、将司が証書を受け取るマネをしたり、栄純が「緊張すると手を足が一緒に出るよね?」とあるあるネタを言ったり(ぶっちゃけ滑ってた)と、今日はMCでもけっこう盛りあげていましたね。それから栄純と岡峰光舟が互いにTシャツの模様をいじったりして、「じゃあ盛り上がっていきますか―!!」と松田の掛け声から後半のパートへ。


 こっからの盛り上がりは本当にすごかった。
 まず「刃」でもうお祭りさわぎに。座席指定で移動はできずともその場でノリノリで踊りまくって。山田将司の「イエーイ」という煽りも炸裂して、バラードのあとにかかわらずにテンション爆上げ。そんで、THE BACK HORNが誇るキラーチューンの「コバルトブルー」でさらなる熱狂が会場中に伝染していく。もうこの時点でファンだろうが初見だろうが関係なくて誰も彼も大盛り上がりでした。

 そして最先端のロックナンバーの「シンフォニア」ではキラメキのなかで多くの人たちが拳を突き上げるって光景を後ろから見ていてちょっとした感慨に浸っていました。「最後尾から愛を」って歌詞もまた状況に合っていて良かった。なんというか、「コバルトブルー」からの「シンフォニア」って流れが私は大好きなんですよね。硬派でハードな昔の曲と、新鮮でクールな新しい曲。でも、ライブではどっちも存分に盛り上がれるってのがなんかいいなーと。

 
 めずらしく山田将司が長い話(本人いわく説教)を。うる覚えですが、「スマートなんとかったあるじゃん? でもさ、そんないってもスマートに生きられないって。泥まみれで血まみれでいいんだから、絶対にくじけないでほしい。生き延びてまた会おう」と。スマートには生きられない。泥まみれでも血まみれでもいいってのはTHE BACK HORNが繰り返し伝えてきたテーマだけに説得力があるメッセージだと感じましたね。


 そして、もはや恒例になった「世界中に花束を」。バックホーンのアンセムと呼べるバラード。学園祭というシュチエーションでもグッとくることにはまったく変わりなくて。この楽曲の普遍性というか破壊力というか、ストレートに心を揺さぶる力強さは時間・場所を選ばずに色褪せることないですね。

 
 
 後半の怒涛のラッシュも凄かったのですが、最高の盛り上がりはまだこれから。
 
 ってことでアンコールの一曲目はまさかの「サニー」。アンコールでメンバーが登場したあと、栄純が「気持ちいい」とギターを弾いて、それにリズム隊も加わってしばらくデタラメに音をかき鳴らしてから「サニー」に突入。岡峰の屈強なベースプレイにおもわず耳を奪われたり、初期の曲を歌いこなす様に酔いしれたり、ギターの壮大なスケール感に圧倒されたりと、今日の「サニー」はかなり凄かった。個人的にこの日のベストテイク。

 そして、ラストは「無限の荒野」 神戸祭のときもそうでしたが、ラストの盛りあがりはやっぱ半端ない。イントロのハイハットが鳴らされた時点でファンが歓喜して、それに感染した会場全体が熱狂していく学園祭ならではの光景もあったり。バンドのボルテージの高さに呼応して観客もノリまくりで、間奏では山田イエーイを連呼してそのたびに大きな歓声があがっていて、クライマックス感のなか素晴らしいラストを迎えられました。いやー、ほんと盛りあがった。


セットリスト

トロイメライ
シリウス

白夜
超常現象

美しい名前

コバルトブルー
シンフォニア
世界中に花束を
en
サニー
無限の荒野



 学園祭かつ座席指定ってことで、どうやって盛り上がるんだろう?とか余計な不安を抱えながら参加したのですが、ライブが始まってみるとまったくの杞憂で思う存分に楽しめましたね。それから、まったくの初見の人たちがバンドや観客の熱量が伝染して徐々に拳を上げてのってくるのはなかなか嬉しくなる光景。

 個人的に特に楽しかったのが、「刃」~「コバルトブルー」~「シンフォニア」の一連の流れ。バラードから一転しての圧巻の盛り上がりでした。それに「サニー」がめちゃくちゃかっこよかったですね。


 今日のライブは座席指定なので、椅子と椅子との狭い空間のなかでノることになるのですが、たまにはこういう楽しみ方もアリなんじゃないかと思ったり。わりと大事なのがチケット代が2000円で安いってことで、これを考慮すると最高のライブだったとおもいます。いや、値段を考慮しなくても文句なしの最高のライブでしたね。ここ数年のバックホーンのライブは外れがない。またいい思い出が増えました。