単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

近況


 近況。

 先日、THE NOVEMBERSのライブに行ってきました。この日はファンの投票でセットリストが決定されるライブで、選曲の魅力はさることながら演奏曲順も秀逸でした。前半は静かな曲、後半は激しい曲に固めた全体の流れを大事につつ、局所局所で流れを壊すことで起伏に富んだ曲順になっていて、曲順はそれだけで立派な演出になるんだなと感じました。


 なにせ私は楽曲の魅力はその楽曲を聞くときの流れ(文脈)によって何倍にも膨れ上がると思っているのでその点でじつに満足がいくステージでした。つまりは、選曲もよかったし、曲順もよかった最高のライブだったということです。


 あと、THE NOVEMBERSのワンマンライブは初めてでしたが、観客を含めた会場の雰囲気もいいですね。最近はみんなで楽しもうぜ!というノリにうんざりしていたので、その対極にある個人とバンドがそれぞれで向き合っている感じがすっごく居心地が良かったです。途中、弦が二度も切れたので弦を付け直すハプニングがあっても、まったく緊張感が途切れずに最後まで聞き浸っていました。私はこのライブでどうしても「I'm in no core」が聞きたくて、何度も投票していた甲斐があってか聞けたので良かったです。何度ライブに行っても、ライブで好きな曲を聞けるというのは、当然ながら史上の楽しみですね。死ねってシャウトに、予想以上に痺れた。


 んで、話題沸騰中の魔法少女まどか☆マギカの新編映画は運良く上映初日に観ることできました。当初は人が減ってから観ようと思ったんですが、あまりに評判が良かったので都合がよかったので速攻で見にいきました。映画すっごく良かったですよ。優雅な映像美に圧倒されていたら、ストーリーの展開にも圧倒されて、スクリーンでこういうのが観たかったんだよ!と満足でした。劇場のスクリーンで観る価値がありました。それと、この作品は、あれをどう語るの?と考察や感想の記事を片っ端から読み漁るのもやっぱり面白いです。


 で、一カ月前ほどにTHE BACH HORNのライブに行きました。本来ならライブレポを書くつもりだったんですが、この日は悲しいことにまったくもって楽しませんでした。どうにか楽しもうと、場所を変えたりモッシュに参加したりしてみたんですが、結局は最初から最後まで何も感じでした。

 この時につくづく思ったんですが、そもそもがライブというのは私にとって非常に不快な環境ってことです。人間が密集していて行動が拘束される環境は、軽度のパニック障害を持つ私には過酷な環境になってしまいます。そういや最近はそう問題なかったけど、以前は何度かヤバいことになっていましたし。

 ですが、まあそういった息苦しさがあるからこそ、その苦痛を興奮や快楽が上回るライブってのは私にとって貴重な場なんですよ。それに、ライブに熱中していると多少の不快さは意識外になりますから。ですが、ときには苦痛が上回ってしまうこともあるということ。


 この日はたまたま精神状態が最悪だったことに加えて、整理番号が良かったので前列に突っ込んだのが失敗でしたね。自分の勝手な都合によっては、何も感じなくなることもあるのかと思い知らされた苦い思い出になりました。さらにツアーの内容から満足できるライブになると確信していたこともあって、このライブを楽しめなかったのはかなり引きずりました。こういうのは今後一切勘弁してほしいものです。

 

 相変わらず更新は途絶えていますが、ちょくちょく全曲レビューとか、ライブレポとか、狼の口が面白いことについてとか、「不快なものは不快なゆえに正確な判断を下しにくい」とか、「コミュニケーション消費とコンテツ消費とその中間」とか、いろいろと書こうとはしているんですが、どの記事も書き切れませんでした。集中力も体力もなくなっているのか、ちょっとしたことでも書くことが難しく感じるようになっています。でも、ちょっとずつでも続けていくつもりです。書きたいことはまだたくさんあるので。