単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

個人的SF映画ベストテン~九龍城砦と脳神経と悪夢~


 「男の魂に火をつけろ!」のSF映画ベストテン企画に参加します。
 このジャンルでは、九龍城砦みたいな舞台と脳神経が何かに接続している設定と悪夢っぽさのどれかの要素があれば大体好きです。というか、それらの要素があれば評価が二段階くらい上がるくらいに私にとっては重要です。ロマンなんです。


順不同
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995/日)
イノセンス(2004/日)
ガタカ(1997/米)    
トゥモロー・ワールド(2006/米・英)
インセプション(2010)マトリックス(1999/米)
ブレードランナー(1982/米)
ギャラクシー・クエスト(1999/米)
時計じかけのオレンジ(1971/英)
 
 

 簡単な説明。

 攻殻機動隊シリーズは私がSFに求めるものがこれでもかってくらいに凝縮されているのでどちらも選びました。一作目の「GHOST IN THE SHELL」は評判通りの傑作だと私も思っています。二作目の「イノセンス」は映画の出来というか、攻殻機動隊の舞台を利用して詰め込まれた情報が好み。多くの引用で構築されている台詞や、静的で燦爛たる映像美、それから悪夢的なストーリーとか盛り沢山で満足でした。


 「ロスト・チルドレン」はうす暗く気味が悪い舞台で、奇人変人のオンパレード。まさしく悪夢のごとき作品(悪夢がテーマでもある)なんですが、ストーリーはダークファンタジーSF版のレオンといった感じで分かりやすい。あと、ヒロインはナタリー・ポートマンといい勝負ができると思っていたり。


 「ギャラクシー・クエスト」は特に思い入れがあるわけではないですが、娯楽映画として存分に楽しめたのでランクイン。「インセプション」は夢を舞台にした設定が好物だったのとラストの演出も素晴らしかった。

 
 「トゥモロー・ワールド」は自殺薬が配布されていたり、難民問題が劇化していたり、皆絶望しているどんよりとsちあ終末感溢れる世界観が気に入っています。ストーリーの地味さも作品の雰囲気に合っていると感じました。原題の「children of me」より邦題の「トゥモロー・ワールド」のほうが好きだったりします。あと、劇中歌のチョイスもいい。
 

 他には、「パンズ・ラビリンス」と「ドニー・ダーコ」はIMdbではSFなので選ぼうか迷いましたが、科学的な要素が皆無なので主旨と外れていると判断して除外しました。もしSFであるならばどちらもランキングさせました。ダークファンタジーJOY DIVISIONは好物ですので。


 SFに関しては特に趣味に忠実なってしまいますね。
 選んだ映画の殆どが趣味を満足させてくれるものになりました。「ギャラクシー・クエスト」や「ガタカ」や「時計じかけのオレンジ」はそれ抜きで楽しめたので選びました。まだ映画をちゃんと見始めてから月日が浅いので一年後にはけっこう変わってそうです。まあ現段階ではこれが文句なしのベスト10です。