単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

THE BACK HORNのGG13のライブレポ  @Zepp Namba 13.7.31

  
 ライブレポを書きそびれたTHE BACK HORNのライブ簡易感想。
 当初はGG13とアナザーワールドエクスプレスツアーの二つを同時に書いていましたが、いざ書き始めたらそこそこの分量になってしまったので分割することにしました。

 今回は、GG13。会場はジャンプすると隣のビルが揺れてしまうことでお馴染みのZepp Nambaでした。今回は曲中心に書いていきます。



GG13 13.7.31 @Zepp Namba

■幾千光年の孤独

 この日のTHE BACK HORNの最初の曲。イントロの時点で飛び跳ねるように血が騒ぎだす。それまでわりと後ろのほうにいたのに、ジャッジャッジャーってギターカッティングを耳にした途端に前方に飛びこみました。あのリフは一瞬でテンションが最高値に達してしまいますね。Dragon Ashの後というのも盛り上がりに拍車を掛けました。

 司会者の方がTHE BACK HORNを「ガソリンそのものようなバンド」と称していまいたが、決して大げさではなくてこの曲ではまさに会場が爆発的な盛り上がりを見せていました。さらに、Dragon Ashのステージの後のせいか、バンド側もとにかく勢いが凄まじかった。今思い出しても胸が熱くなりますね。


■サーカス

 まさかのフェスでの「サーカス」! 「幾千光年の孤独」、「声」とキャッチャーな曲で盛り上げてきたところでの変化球。一般客が圧倒される一方でファンは歓喜するという状況に。怪しげな雰囲気を垂れ流しながらミドルテンポにじわじわせり上げていってさらにラストで疾走するこのダイナミックさはライブで味わうと鳥肌モノ。最初はどうやってノレばいいのかって感じに戸惑っていて次第にみんながゆらゆらし出す会場もいい感じでした。

 「サーカス」は流動的なグルーブ感によってゆらゆらと横ノリになっていましたが、それまでとは打って変わって、つぎの「真夜中のライオン」は躍動するベースに煽られるようにずんずんと縦ノリに。こういったノリが異なる曲を織り交ぜていたのがいい組み合わせでした。


■コバルトブルー

 これがTHE BACK HORN流の「FANTASISTA」だ!って感じでそれはもう最高にヒートアップしていました。この日はフェス特有のお祭りムードに加えて、バンドの客層的にタトゥーとマッチョの方々が多かったのもあって、なんつーか盛り上がり方が尋常ではなかったと記憶しています。バンドの演奏も熱量重視ってノリでキレッキレでした。

 その前に参加した某ライブの「コバルトブルー」で猿の学生が肩組んで輪になってウェーイwwwとかやってて心底不快な思いをしたあとだったので、この日の「コバルトブルー」はみんなとにかく好き勝手に暴れてやる感じでとっても嬉しかったです。山田将司さんもMCで「そういう感じでみんな都合のいいように楽しんでくれ」と言っていました。そのつぎの「シンフォニア」も同様で、もはや鉄板の組み合わせですね。


 (愚痴タイム。その某ライブの一部のファンのノリは本当に不快で仕方がなかった。ネットで聞いていたように、やっぱり某カ行若手ロックバンドのTシャツを着ていた。そのバンドメンバーが公にファンのノリに苦言を呈しているくらいなので、まあ酷いんだろうなとは予想していたけどまさかあんなに酷いとは。バンドがどうこうってわけではないです。そのバンドはライブ自体はすっごくよかったし。むしろ今もなお啓蒙しているのにたいして成果がなさそうなのが不憫。なんつーか、わりと好きなメロディーを書くのでファンに潰されないで欲しいと思います。)
 
 
 ラストは「世界中に花束を」。この曲は数年間ずっと徹底してラストでしたが、「バトルイマ」のリリース後にはその構成がなくなりました。私にはこの流れはなにげにこの日が最後でした。熱気が立ちこもる会場に名曲のバラードが投下されて観客がしーんと静まり返って空気がガラッと変わるあの感じ。あの雰囲気はいいものでした。


 ■総括 
 
 GG13、素晴らしいイベントでした。THE BACK HORNのガソリンフル燃焼のステージは勿論のこと、他の面子がDragon AshThe Birthdayの大物ロックバンドということもあって思う存分に燃え尽きました。
 終始、盛り上がりが途絶えることがなくて瞬間的な興奮値も相当なもんでしたね。正直いえば、私にとってはラストのThe Birthdayが凄すぎて全て持っていたような気がします。まだここから盛り上がるのか!という展開も何度も繰り返されていてビビったくらいでした。青天井でしたね。もちろん、トップバッターのDragon Ash、中継ぎのTHE BACK HORNの最高のステージがあってこそ、ですが。この三バンドの組み合わせは素晴らしかったです。オープニングアクトはちゃんと見れなかったので割愛。


 それと少ししつこいですが、某ライブでコバルトブルーを始めとするTHE BACK HORNのステージでウェーイwwwってやっている人たちを見たときは、私はこういう場所にいることが間違っているのかもしれないと本気でへこみましたが、GG13はいやそうでもないよねと考え直させてくれるいいライブでした。


 あまりにも不快ものを見ると一か月とかへこむんですよね、私。そもそも人間は脳の構造上そう器用に記憶を切り分けることはできませんし、嫌な思い出ってのはある程度をこえると良い思い出を塗り替えてしまう破壊力がありますから。なので、バンドメンバーのステージだけでなくて、良いのか悪いのか会場の自分が置かれた状況も大事になるんですよ。私は不快なことに対しての反応が過敏なので尚更。


 前日までGG13に行くか迷っていましたが、こうして行ったことでGG13がいいリハビリになって、また前向きにライブに参加できるようになりました。つくづく思うんですが、楽しめたライブはその後にすぐまたライブに行きたくなりますね。

 簡易感想で10行くらいで終わらそうと思っていたのに、いざライブレポを書き出したら長くなってしまった。半年経ってもまだ脳に熱が残っているって、GG13はそれくらいに素晴らしいライブだったんでしょうね。それにしても「幾千光年の孤独」の盛り上がりは、なんつーか過去最高だったんじゃないでしょうか。あくまで私にとってはなんですがね。

セットリスト


1.幾千光年の孤独
2.声
3.サーカス
4.真夜中のライオン
5.コバルトブルー
6.シンフォニア
7.世界中に花束を