単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

ピンポンがアニメ化して、Syrup16gが再始動して


 私がもっとも好きな漫画のピンポンがアニメ化してすばらしくて、私がもっとも好きなバンドのSyrup16gが再始動してすばらしくなりそうで、そしてそれを喜んでいる私はこれからどうなってしまうのだろう。

 ずっと前から、正確にいえば小学生高学年のころから、もうどうしようもないしどうにもできないと思っていたけれど。もしかするまだどうにかなるんじゃないかっていう希望が遠く向こうにかすかに見えはじめてきた。具体的にいえば労働によって生活が破壊されずにまともに生存できるくらいの賃金をもらえることができるんじゃないかって。いぜんに「あなたは過度な負荷がかかると適応できなくなってアレやコレなことになるので気をつけましょう」って言われていてそんな言葉にかまうことなくなんとかやれるんじゃないかっておもえてきた。かりに負荷がかかったって、私にはそれを耐えるためのとっておきの好きなものがある、とかそんな感じで。こんなのは酩酊による幻覚で、近視による錯覚だろうとおもうのだけれど、確かに今年は私が一番好きな漫画のピンポンがアニメ化して、私が一番好きなバンドのsyrup16gが再始動するというのだ。いまだに信じられないけど、それがなんと噓ではないのだ。

 だからといって、これから素敵な未来があるなんて思うわけないんだけど、少なくともわざわざ急いで死ぬ必要がない未来はあるんじゃないかって気がしはじめている。でもなんだかんだで酩酊による錯覚なのかもしれないし、私は臆病だからその可能性は留保しつづけてしまうんだれど、それでも少し前に完結したピンポンのアニメの最終話はすばらしかったし、マジでSyrup16gが再始動してしニューアルバムをリリースするらしいのだ。しかもライブもやるって話なんだ。私はずっとライブに行きかったのにまだ一度も行けていないのだ。そのライブをついに見られるかもしれないって話なのだ。だったら様子を見るくらいの気持ちで生きていよう、そういう体でなんとかどうにかやっていきたい。やっていけるかは分からないけど。つーか、やっぱり今さら無理だろ。うんざりしているんだよ、もう色々と。そもそも私は成功したことがあったか。ちゃんとやれるって根拠がない。あまりにもなさすぎる。けれど、いやでもそうでもないんじゃないか。とか揺れるくらいにはまともになっているし、こうして揺れている以上は望みはある。かもしれない。とにかく、syrup16gのライブに絶対に参加したいし、それは三か月後の話だから、それまではつづかないわけがない。