単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

10年間、Syrup16gに飽きることはなかった。

 
 Syrup16gが再始動するということで衝動的にブログを復活してしまいました。それくらい彼らはわたしにとって特別な存在です。それだけでなくSryup16gはわたしが飽きることがなかった、という点でも特別な存在なのです。といった話をしていきます。

 わたしは重度の飽き性で興味や関心が同じところに留まることはめったにありません。なにかに熱中しても一か月後にはだいたい飽きていますし、また数年にわたって熱中していたとしても急に飽きてしまうことはあります。あまりにもこの程度がひどくておれの頭おかしいんじゃないっておもってたらマジで頭(DATとか)がおかしかった。それはさておき、まあそれくらいに飽き性が酷いですよ。最近なんかも、わたしはTHE BACK HORNというバンドが中学時代に出会って以来ずっと好きで、初めてライブに行ったバンドでこのブログでも彼らについて書きつづけてきたくらい思い入れがあるんですが、それなのにとうとうそう好きではなくなりました。飽きてはいないんですがね。
 
 これまで多くのものを好きになって、そのなかの多くのものがどうでもよくなりました。そのめぐるましい変移のなかでSryup16gだけは飽きることはありませんでした。これ、わたしのことを知っているひとからすれば相当に驚くことなんですよ。つーか、わたしですらその事実をあらためて理解して驚いていますから。熱中ってのものがかりに計測できるとしたら時間と熱量を掛けあわせた総量は相当なものになるでしょうし、わたしの娯楽においっては圧倒的にトップになることは間違いありません。Syrup16gにハマってからだいだい10年くらい経っていて、その間ずっとほぼ毎日なにかしら聞いていて、そのサウンドや歌詞に惹かれつづけてきましたから。ほぼ毎日聞いているってそれがなによりすごい。わたしには。

 さて、なぜまったく飽きなかったといえば、それはもうSryup16がまったくすばらしいからです。どれだけすばらしいかといえば、ほぼ毎日聞いてしまうほどすばらしいのです。とかいうのはトートロジーになってしまって説明できていないので、他の説明を挙げるとすると、おそらくそれは物足りなかったからだとおもいます。ずっと物足りていません。解散ライブに参加できなかったことへの後悔、そもそもたった一度もライブに参加できなかったことの心残り、それらによって引き起こされる恒常的な物足りなさが原因だとおもいます。それに加えて、彼らが解散してからはわたしの人生は転落の限りをつづけて、年々にSyrup16gへの熱狂が高まってきたことも大きいとおもいます。それゆえに、ハマればハマるほどどんどん物足りなくなってきていました。飽きる飽きないとかの話をする前に、そもそも物足りていなかったというわけだったんです。
 
 それで、あと三か月後に待ち望んでいたライブに参加したとき(絶対に)、10年にわたって及び続けた渇望が満たされることになります。そのとき大きな変化があるような気がして、その変化が負の方向にいってしまったら……。とかそんなのどうでもよくなるくらいにSyrup16gのライブに参加したいし、もう完全に諦めていた10年越しの願望がいよいよ達成されそうってことで、一昨日からもうすっげえ嬉しいです。こんだけ嬉しいとなると飽きるとか飽きないとかそんなのもうどうでもいいですよね。これまで書いてきたことをひっくり返すようですけど。この記事を書いているときにふとSryup16gのライブに行けるんだって実感がわきあがってきて嬉しくなってきています。わたしはとにかく嬉しいのです。こんだけ長々と書きましたがじつは遠くから見れば嬉しいって文字になっているんです。分かりづらいでしょうけど。


 ちなみに、はじめてSyrup16gを知ったのが中学一年生のころで、BARKSってサイトでクラゲがさまよっているPVを見たのが出会いでした。 そのころはSystem Of A DownKoRnを聞いていて激しくてうるさいのが好きだったからか、はじめて聞いた「リアル」はなんか暗いしPVも地味だしよく分からないって思ってしまいました。それから三年後、邦楽ロックを聞き始めたときに「安くていい」とオススメされていた「HELL-SEE」を聞いたことで衝撃を受けてから、今日に至ります。