単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

そろそろ今日あたり本格的な寒波に襲われて雪になるらしいよ

タイトルはMO'SOME TONEBENDER『ペチカ long flight ver.』の歌詞から。


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私が住んでいるマンションに一年中窓を開けっぱなしにしている住民がいる。その部屋は道路沿いの低階層にあり、帰宅する際に窓が閉まっているかどうかを確認できる。開きつづけている。その住民は一日に一回くらいの頻度で叫ぶ。叫び声だけで判断すれば年配の男性っぽい。で、今日の水曜日の寒波では窓を閉めるのでは?さすがに?と予想していたが、外れた。窓は開けっぱなしだった。

一体どのような暮らしを送っているのだろうか。なぜ窓を開けつづけているのか。わからない。

 

冬が好き。冬は他の季節に比べて雑な生活による被害が少なくなる。ゴミの出し忘れ、生鮮食品の冷蔵庫のしまい忘れ、洗濯し忘れなどの「忘れ」による被害を軽減させてくれる。生き忘れて腐乱してもそう。部屋が寒ければ寒いほど効果があり、その気になれば部屋そのものを冷蔵庫として運用することもできる。一切合切が夏のせいであり、冬のおかげなのだ。

 

帰宅してから暖房をかけつづけているが部屋の気温が十三度以上にはならない。寒さは不快ではない。が、部屋が寒いとごりごりとカロリーを消費するらしく、雑に自分に餌をあげていたら「全然足りない!」と不安や眩暈をもって怒られる。

酩酊日記 part5

古希を迎えた祖母が、ある日突然祖父(五十年以上連れ添った)が浮気をしている!と疑心暗鬼になって、親族の雁首を揃えてあーだこーだの話し合いをして、結局祖母は納得できずに離婚騒動が持ちあがったことがあったらしい。親族の間では「祖父が浮気をするわけがない。ありえない。祖母の勘違いなのでは? 根気よく話せば分かってもらえる」という意見にまとまり、また親族が雁首を揃えて祖母へ説得を試みた。

しかし祖母は納得しなかったらしい。不信の問題はゴールポストが納得になる。が、当の祖母は頑なまでに意見を受け入れない。疑いは晴れないし、お互いに譲らない。しまいにゃ祖母は認知症を疑われる始末。事実ではないと分かってもらうにはどうすればいいのだろうかのみな首を傾げる。

で、親戚づき合いがよくておれの一族では比較的マシな頭を持っている姉が「そういうやり方は違うんじゃないかと思う。話を聞いて寄り添ってあげれば誤解なら誤解って自ら気づくんだと思うよ」と親族に語り、姉は親族内で発言力があるのもあって実際にそのようにしてみたところ、祖母の態度は軟化し、これまたある日突然誤解だったと宣言し丸く収まったらしい。

らしいというのは人づてに聞いたから。詳しくはわからない。おれは二親等以上の付き合いが一切ないので。

『母という呪縛 娘という牢獄』という本を読んでいたときにこの祖母のエピソードを思いだした。「九年間の浪人生活と刑務所はそう変わらない」とか「モンスターを倒した。これで一安心だ」の人。

本によれば、加害者の娘は当初は母の殺害を認めなかった。父にも弁護士にも自白を迫る警察にも。しかし、裁判官の説諭で自分の感情を理解してくれたと思えたとき、一転して罪を認めた。最後の一押しは「分かってもらえた」からだった。

これらの話を「ただ話を聞いてほしかった」という物語に纏めるのはいささか乱暴だろうが、とはいえ、話をしっかり聞いてもらうだけで好転する状況というのは確かにあるのだろうともおもう。

ただ話を聞いてもらえることなんてめったにない。おれは多くの行政支援機関や医療施設に頼っていたことがあるが、ただ話を聞いてもらえた経験はなかったような気がする。

死ぬとか死なないとか殺すとか殺さないとか、試し行動ではない本心から漏れたとりわけ物騒な言葉をただ聞くことはとても難しいのだろうと思う。おれがカウンセラーに「母があのとき死んで欲しかった」と語ったときの対応は一般的で常識的で、話を聞いてもらえなかったという失望感があった。

 

統一教会の二世の対談本で「まあなんだかんだで結婚相手がイケメンでよくて優しかったら別によかったんだけど」という話があって現実はそうではなかったので対談本を執筆するに至ったらしい。

 

作者コメントでもっとも共感した文章を張ります。

『東京深夜少女』 第38夜

 

『東京深夜少女』、サイコミのコメント欄で主人公に「就活しろ」とアドバイスされつづけている。そうなったら物語にはならないと誰もが分かっていながら「就活しよう」とコメントしたくなる物語になっているっぽい。ついには「私は就活して転職できたよ!」というコメントがトップにあったので極まっていた。サキュバスバーの衣装の胸元に穴を開けるより職歴に穴を開けないほうがいいという意味での「就活しろ」。

 

ピッコマでコツコツと読んでいた『ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて』の続きが気になって九巻まで買って一気に読んだ。ドラマ化したらしく話題になっていた。このマンガは、配信や推しといった現代的を舞台にしたセンセーショナルな愛憎劇にとどまらない。次第に非対称的な立場の恋愛劇の要素が色濃くなっていき、過激ではなく丁寧な関係性の推移が主になり、それがおもしろい。どんどんおもしろくなる。

 

漫画原作のドラマはよっぽど評判がよくないと見ない。四コマ漫画原作のアニメは評判よかったら見る。舞城王太郎原作のマンガやアニメは見たり見なかったりする。

 

熊のプーさんのアイコンの人、おれが知っている限りでもっとも邦楽ロックに造詣が深い人で、その人はUNISON SQUARE GARDENを愛していてセトリをツイートしていて、おれはUNISON SQUARE GARDENのドラムの人がスプラトゥーン公式大会に出場したり、プロチームが開催する同ゲームのイベントに参加している人って印象がつよい。

 

冬は寒く、八年前に不動産巡りしていたときに「家賃三万円でオートロックはいいですね、窓も三つあるし、なによりここ最上階角部屋だから騒音問題もなさそうですし」と契約した今のマンションは三つもある窓がアルミサッシで断熱性は皆無で、朝目が覚めたときは部屋が冷蔵庫になっているし、暖房をつけても部屋内でダウンジャケットを着込んだところで寒くカロリーを消費するようで適当に飯を食べて酒を飲んでいたら低血糖症状になるのが悩みだったが、梅酒は低血糖にならないっぽくてよい。高いが、酒を飲むときは酒だけしか飲みたくないのでその価値がある。

 

おれが小学五年生の頃から口を酸っぱくして言ってることだが、音楽レビューで「凡百の~」とか「よくある~」とか架空のバンドを比較対象にするのをやめましょう。

例えばYoutubeのpaionia『素直』って曲の概要欄に書かれたレビューの「Syrup 16gの影響を受けながらも、単にマネっこではない若い世代のバンドがようやく現れた」ってやつとかそう。

Syrup16gの単にマネッこのバンドっているんですか? とても興味があるのですが。今はともかくかつて邦楽ロックだけを聞きつづけていた頃でも寡聞にして知らない。PEGMAP、初期の椿屋四重奏クリープハイプSyrup16gに似ているとタワーレコードの無料音楽雑誌にあったが、「単にマネっこ」ではない。単にマネっこしているバンドはむしろ聞いてみたい。


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単にマネっこしつづけることができたならば、それはもう才能でしょう。おれは超進化アンチテーゼ、G.A.W、関内関外日記のマネっこしてたけど、全然似なかった。おれでしかなかったのに

 

おれの人生の物語で書き残しておきたいエピソードといえば、祖父が病室の隣人にサルノコシカケが万能薬だと吹きこまれ、その祖父に頼まれておれ含む家族総出で月に二度ほど野山に分けいってサルノコシカケを探し、父は登山が好きで医者でサルノコシカケは万能薬ではないと知っていながら登山が好きなのでハイキングを楽しんでいたってことを、高校生になったおれにこっそり教えてくれたこと。

 

「あなたがそれで救われるならばいいのでは」と手放せるほどみんな経済的な余裕があるわけでもないし、善意だとしても無能のなけなしの善意は殺傷力あるから、おれがいえるのはただ話を聞こうかというくらい。