2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧
絶えずやまない自己嫌悪によって生じたのは、他人の言葉と他人の思想によって自意識を希釈したいという願いで、それが上手くいきすぎたのが2019年だった。自分の頭の中をひっくり返して言葉を探し出すよりかは、部屋に転がっている本やインターネットで目に…
musicus.over-drive.jp 12月20日に発売されたロックンロールADV『MUSICUS!』をプレイしている。この作品、我らが愛する瀬戸口廉也がシナリオを担当しているのだから、それはもう発売日(正確にはDL解禁日)を楽しみにしていた。 まだ序盤で、彼の本領が発揮さ…
ongakubun.com 音楽文というロッキング・オンが運営している読者投稿型レビューサイトがある。 俺もこのサイトにSyrup16gについてなんか投稿したいと思って書きはじめたものの、そういえば雑誌にSyrup16gに関する記事が掲載されたときに『音楽と人』はいつも…
随筆集 一私小説書きの独語 (角川文庫) 作者:西村 賢太 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/11/25 メディア: 文庫 思えば、西村賢太の小説をけっこうな量を読んでいる。数年前は近所の図書館にあった著作を片っ端から借りて読みふけっていたこともある。…
雨の日のアイリス (電撃文庫) 作者:松山 剛 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2014/05/28 メディア: Kindle版 BOOK☆WALKERの読み放題で松山剛『雨の日のアイリス』を読んだ。とりあえず短編を手あたり次第に読んでいて、とくにこの本と「猫と地球儀」が気…
にじさんじのメンバーが先日開催したライブで「林檎もぎれビーム!」をカバーしたようで。そういえば、このすばらしい曲についてまだ書いたことがなかったので、いまの俺がこの曲をどのように受け取り、どのように聞きつづけているかについて書いていきたい。…
HALF LIFE COALTAR OF THE DEEPERS オルタナティブ ¥255 provided courtesy of iTunes 待ちに待っていた新曲オブザディーパーズが突如やってきた。 12月11日にCOATAR OF THE DEEPERSの新曲『HALF LIFE』がリリースされ、それからひたすら聴いている。前情報…
coup d'Etat【reissue】 アーティスト: syrup16g 出版社/メーカー: DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECT 発売日: 2010/10/27 メディア: CD 購入: 1人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (5件) を見る Syrup16gの曲レビュー 「バリで死す」 当時、予備知識なく歌詞…
いま、空き時間にはノベルゲームをひたすらプレイしていてテキストを湯水のように浴びている。僕にとって文字を読むという行為は、いつも不安と隣り合わせだ。不安の発端は学生時代にさかのぼる。 あの頃、テストの成績によって親の感情のバロメーターが変化…
俺が文章を書くときに参考にしているブロガーが三人いまして、ひとりは Neverending Cultの西京BOYさん、もうひとりが関内関外日記のgoldheadさん、あとひとりがG.A.Wや24時間残念営業のMK2(nakamurabashi)さん。 タイトルにある、信条にしている「おへんじ…
酒を飲んで酩酊しているとだいたい1時になっていて、酔いがあるのか分からないうちにさてそろそろ寝るかと眠剤を水で流しこんだとする。 そこで、これって酒と眠剤を併用していることになるのだろうか、と考えていた。 酒で眠剤を流しこめばそれはもう併用と…
Syrup16g全曲レビューではありません。正直なところ、この文章を書いたときの記憶がないし、やたら長い上に限界オタク的文法を使ってて読みかえせなかった。しかしこんだけ長ければきっといいことが書いてあると思われる。保証はできない。「生きているより…
恐怖が足ががくがく震えている様と、不器用な人間が音に乗ってガクガク踊っている様を、区別するのは一体何だろうか。強烈なプレッシャーと対峙して振動している人間が、武者震いをしているのか、恐怖で怯えているのか、もしくはどちらでもあるのか、どちら…
サブスクリプションのおかげで、作品から作品への乗り換えが容易になり、高速化し、「せっかく金払ったからもう一回聴いてみよう」の再評価する機会が少なくなってしまったなあ。 といったことを、BOOK☆WALKERの「読み放題サービス」にあった、町田康の「人…
bookwalker.jp BOOK☆WALKERでラノベ読み放題のサービスがはじまるらしく、さらに一月末までは無料期間ときているので、俺の年末はラノベ漬けの生活を送ることになるだろう。 俺がいう「ラノベ漬け」という表現にいっさいの誇張はありません。なにせ俺は映画…
もとから俺が書く文章に声があったかは疑問だが、2015年に書いていた記事は少なくとも今より声があった。 4年間まったく文章を書かなくなって、また書きはじめて大分経ってから、いまこうして文章の声が小さくなっている。消えかけつつある。 よくない。 声…