単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

面白くて読み応えがあるHUNTER×HUNTERの考察まとめ

お気に入りのHUNTER×HUNTER考察記事をまとめてみました。 ここにまとめたのは面白くて読み応えがある記事ばかりなので、ハンター好きの方は一読することをオススメします。どの記事も力作なので相当な分量になるのですが、それぞれ面白くて参考になる解釈、…

ハンターハンターの名解釈に付け加えたいこと/キメラアント編の問題のシーンについての考察

今回はキメラアント編のあの問題のシーンについて語ります。 HUNTER×HUNTER第299話「再生」の一連のシーンについてです。

言葉を捨てて愛を歌う  米津玄師 「ViVi」

「愛しているよ」のその一言で。 米津玄師「ViVi」 諦観というのは美しい感情。「ViVi」は「言葉では表現することができない」といった諦観に立脚しています。日常的な場面はおいといて、別れのときや、出会いのときなどの大切な場面においては、自分の気持…

THE BACK HORN迷曲レビューその27「天気予報」

今回レビューするのはTHE BACK HORNの迷曲「天気予報」。 「太陽の中の生活」に収録されています。 この曲は、ボーカルをドラムの松田晋二を担当していて、代わりにドラムをボーカルの山田将司が演奏していて、さらに朗読をメインにしているなどと遊び心に溢…

絶望の唄  「虫の夢死と無死の虫」 COCK ROACH

THE BACK HORNの盟友、COCK ROACHのアルバムレビュー。 今回は、大のお気に入りのアルバム「虫と夢死と無死の虫」虫の夢死と無死の虫 呪術的なボーカルと、ヘヴィなサウンドが特徴的。静かなアルペジオが爪弾かれたり、轟音のギターサウンドであったりするも…

THE NOVEMBERS 「dnim」

THE NOVEMBERSのdnimをレビュー。 美しくもあり、不穏でもあり、乱暴でもあり、そういうのひっくるめて心地いいという感覚。心地よいでいうならば、オルタナ感の強いバッキバキのサウンドや、あんがいキャッチャーで綺麗なメロディもで、強靭なグルーブ感を…

THE BACK HORN/THE NOVEMBERS KYO-MEIライブ @柏PALOOZA 5.21

THE BACK HORN/THE NOVEMBERSのKYO-MEIライブを観てきました。 KYO-MEIライブという企画の面白さをあらためて噛みしめた、非常に充実した対バンだったとおもいます。 では、さっそくライブレポ。 客層はバンドTの比率からざっとみて、THE BACK HORHのファン…

パワーインフレ、チートキャラを乗り越えて、冨樫義博が目指しているその先のテーマ

パワーインフレの扱い方から見直すバトル漫画2 HUNTER×HUNTERはバトル漫画では無いと思う理由 この記事がすっごく面白かったです。ハンターハンターがバトル漫画ではない、という内容の記事で、王道のバトル漫画であるドラゴンボールを比較して、主張の根拠…

ライブレポを書くのは難しい

雑記。 わたしが好きなバンド、psysalia psysalis psycheが解散したライブについて、二本ほど記事を書きました。一本目はいつものようなやり方で、二本目は試行錯誤してライブレポを書きました。今回はロッキングオンジャパンのライブレポを参考にし、「凄い…

Psysalia Psysalis Psyche “#7 Tour” 渋谷QUATTRO 12.5.11 解散ライブ

Psysalia Psysalis Psycheのニューアルバム『#7 』のリリースツアー、ツアーファイナルとなるライブが5月11日に渋谷QUATTROで開催された。この日のライブは、ツアーファイナルという意味を遥かにこえて、バンドにとっても観客にとっても決定的な意味をもつ…

ライブ中にセットリスト(曲目)を簡単に暗記するための方法

ネタ。 ライブ中に演奏された曲目を覚える、というのはなかなか難しい。 ライブ中はただでさえ暗記に適した状況ではないのに、とくに前列で参戦してモッシュにもまれていたりすると、覚えた矢先にどんどん記憶が飛んでいってしまう。 じゃあメモすればいいと…

Wikipediaの「COCK ROACH」についての記事が復活していた件

以前に、 Wikipediaの「THE BACK HORNの交友関係」の項目から重要なバンドが削除された出来事の裏に隠されたストーリー。 という記事を書きました。 今回はその続編です。 かいつまんで説明すると、wikipediaでCOCK ROACHというバンドの項目が、掲載の条件と…

Syrup16gの曲レビューその25「生活」

心なんて一生不安さsyrup16gの曲レビューその13「生活」 いわゆる「絶望」に関連づけられる、諦めとか、後悔とか、悲しみとかの感情が、そういうもんさ、とポジティブでもなくネガティブもなく、大げさにでもなく特別にでもなくて、当たり前のことだからと平…

沈黙の価値

黙っている、というのは立派な行為である。 とくに僕のような頭が悪い人間には、何が正しいか、何が間違っているかの判断は難しいし、自分の経験から語るといってそんなたいした人生を送っていないから心もとないし、それになにかを言う必要がそもそもないこ…

鈴木教の果てにあるホラーな正しさ  「鈴木先生」武富健治

「鈴木先生」を読み終えました。高校生のときに読んだ感想では「ちょっと面白い」だったのですが、今回の感想は「相当に面白い」でした。さらに十年後に読みかえすと、「最高に面白い」となる予感しています。鈴木先生 (1) (ACTION COMICS) ギャグマンガとか…

ハンターハンターにおける名前についての考察/レイザーとメルエムと十二支んと

この考察のキッカケとなった記事はこちら。 HUNTER×HUNTERは「名前」の大切さを教えてくれた偉大な作品だった件 リンク踏むのめんどくせーって方のために説明すると、レイザーとメルエムを例に出して、「名前を呼ばれないということは存在しないことと同義」…

Psysalia Psysalis Psyche “#7 Tour” 渋谷QUATTRO 12.5.11

Psysalia Psysalis Psycheのライブを観てきました。 ライブ会場は、渋谷QUATTRO。 「#7 TOUR」のファイナル公演、そして解散ライブでもありました。 今回でPsysalia Psysalis Psycheのライブを初めてわたしは体験したのですが、まさか初めてのライブが解散ラ…

THE BACK HORN USTREAM中継 12.5.8

アルバムについて色々と語られていたので、個人的に気になった点をまとめます。 なかなか面白い内容でしたね。うる覚えなのでところどころ違うかもしれませんが。 今作の「リヴスコール」はインタビューなどで「実験作」とは言われなかった、と山田の発言。…

古谷実「ヒミズ」感想、原作で至高の漫画

すでに小説と映画の感想は書いているので、今回は漫画の「ヒミズ」の感想を書きます。学生時代に読んで以来、いまだに初読時の衝撃が抜けきらないほどに、自分の価値観に多大な影響をあたえている作品です。具体的にいえば、最近ひさしぶりに読んだときに気づ…

完璧主義という誤解を解くために

完璧主義って言葉について。内容は精神分析のフリをした弱音で「自分ってこんなに可哀そうなんだよー同情してくれ薬をもっとくれ」っていうやつです。あと雑な誤解を解きたいって意図もあります。 一応はできるかぎり参考になる内容を心掛けたのでよかったど…

リア充風刺の金字塔 「猿の学生」ハヌマーン

一人で夜の街を歩いていると、騒々しい若者の集団が前からやってきて、よりにもよって狭い道なのに我がもの顔で群がっているから、こっちが端に避けなければいけない。苦い気分を飲みこんで気持ちを切りかえて飯屋に入ると、そこでもまた若者の集団がいて、…

Syrup16gの曲レビューその23「実弾(Nothing's gonna syrup us now) 」

退屈な毎日に殺されないための武器、または無気力でも前に進むための思想。(以前にレビューしたかもしれませんが、ナンバリングがまちがっていて、さらに加筆したことがあったのであらためて。) 達成感なんているかそんなもの俺は死んだら完成なんだ Syrup16…

THE BACK HORN名曲レビューその26「雨」

雨降りのゴールデンウィーク。 こういった日は外出するのが億劫になって、自宅にこもりがちになります。そして、予定が先延ばしになって心にふっと隙ができると、いそがしさで忘れていた苦しみが飛びこんできて、気がつけば憂鬱な気持ちになって部屋の隅でじ…

意識を変えるという方法論   いますぐ書け、の文章法/堀井憲一郎

めちゃくちゃ参考になったので。 文章法というタイトルのわりには、方法論は述べられていません。そのかわり、いかに文章を書くか、という心がけについて重点的に書かれていて、それが刺激的で読ませるものでした。さらに、文章を語る本にふさわしく、作者の…

阿部共実「空が灰色だから」 一巻 感想

このマンガはお気に入りのブログで紹介されていて、そこでの「残念な方々のお話」という謳い文句に惹かれて購入しました。 ちなみにそのブログはこちら(空が灰色だから 1巻/阿部共実)です。「毒とペーソスが沢山詰まってる一筋縄ではいかないショートコメデ…