単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

超電磁砲/シリカ

超電磁砲/シリカ            


超電磁砲


 神戸からの逆襲が始まるぜ! ロッキオングジャパンのようなレビューを意識してみました。 
 そういえばシリカロッキングオンの今月号にのっていましたね。地下の駐車場に三人。



1. 4+3のワルツ
2. レールガン
3. SPSPSP
4. 134
5. HELL'S SIGN
6. 携帯を折るにあたって
7. WINTER SHELTER
8. タイムライン


シリカ公式ホームページ(ここで視聴できます)


 シリカのミニアルバム「超電磁砲」。これまでの「爆音悲愁路線を引き継ぎながらも、バンドとしての底力が確かに向上しており、一曲一曲に破壊力があるアルバムだ。いわゆる捨て曲とよばれる楽曲はなく、一曲目のセッションである4+3のワルツからさいごのタイムラインまで、シリカの特徴ともいえる激情と哀愁を往還するロックをかき鳴らしている。

 クリーンからディストーションに、ディストーションからクリーンに。それらの往還のなかで聞こえてくる生々しい情感の由来は、日常にひそむさまざま亀裂を見つめることで生まれてきているのだろうか。葛藤につぐ葛藤。または、日常を流されるままに生きるのではなく、普通に対して懐疑心をもって立ち向かっているのだろうか。超電磁砲の各々の楽曲から溢れた感情の奔流を聞いているとそう思ってしまうのだ。なぜなら彼らはあまりにもその感情の表し方がストレートだからである。



 シリカの歌詞は、歯に衣を着せずに、決してありきたりの言葉で飾ることがない。言いかえるならば、自らに対して、世界に対してどこまでも素直である。
 134の「「音楽性の違いが解散の理由です」と カスみたいなことゆって 世界からまた消える」、タイムラインの「俺もう少しで終わりだなんて 鬱ツイートばっかうぜえな」、携帯を折るにあたっての「曲が出来ないという曲を作ろうという」という歌詞ではこれらが顕著にうかがえる。
 タイムラインにいたってはあまりにもリアルで生々しさすら滲みでている。それらの切実な歌詞を爆音と悲愁にのせて発射している。その様子はまさにレールガンの名に相応しい。


 いやだってさ、俺には人付き合いがあるし、そういうこと言うと色々と叩かれるし、なんていうかさあんまり波風立てなくないし。と、彼らが発するレールガンのように威力を持つ楽曲たちは、このようなつまらない装飾をこなごなに砕いてくれるのだろう。建前なんてどうでもいい。俺たちはこう思っていて、こういう曲を作りたいんだ。
 その覚悟、等身大の人間性はとても親しみがもてる。ついにシリカの覚悟は神戸から発火したのだ。タイムラインがシリカで埋まるのも遠い話ではないと思う。


 超電磁砲。最強の超電磁砲。「前進しかないその一心で 神戸からの逆襲が始まるぜ」と、その歌詞にあるように、
眦を決してどこまでもリアルを追求したアルバム、超電磁砲シリカの名刺代わりになる鮮烈にアルバムになっている。そして、つまらない壁をぶち壊してくれ!









追記
なんだかよく分からないレビューになってしまいました。いつものように いつものことさ♪



追記の追記
そういう歌詞がこのアルバムにはあります。