単行のカナリア

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デッドマン・ワンダーランドのBGM担当のNARASAKIのまとめ

デッドマン・ワンダーランドの第五話でアニメBGM史上初?のブラストビートが流れました。
この記事はドラムロールに見せかけてブラストビートをBGMにしてしまうNARASAKIについてです。

この機会にアニメ界を震撼させつづけている彼について知っておいて損はないでしょう。


wikipediaより。
ブラストビートとは、主としてエクストリーム・メタル (extreme metalで用いられるドラム・ビートの一種であり、交互または同時に高速で(主としてバス・ドラムとスネア・ドラムを)打つ事によるビートである。 その音はマシンガンの発射音にも似ていて、爆風をイメージさせ、人間が叩ける速さの限界に挑むような叩き方である。

ドダダダダダダダダダダダダガダダダンダダンダンダダン。




TVアニメ「デッドマン・ワンダーランド」の音楽アーティストが決定!

NARASAKIのコメント
音楽を作るにあたり、初めて原作を読んだときに「恐怖、絶望、孤独」をどのように音楽で演出するかを考えました。
その結果、沸いてくるイメージを音符として認識できるものではなく、もっと直感的な方法で「音そのもの」がそれらのテーマにむすびつくような生理的な音楽を制作しようと思いました。
ギターノイズ、コンピューターのグリッチノイズなどアニメのBGMとしてあまり類をみないものばかり作っています。
これは非常に有意義な創作です。作品を見てたくさん気分を害してもらえたら、と思います(笑)。

●プロフィール
ギタリスト兼ヴォーカリストサウンドプロデューサー
デスメタルからネオアコシューゲイザーやノイズロック、イージーリスニングまでを幅広くカヴァーする器用な音楽性が特徴。
以下略。


NARASAKIがコメントで語った思惑どおり、デッドマン・ワンダーランドの不条理な世界観を表現した、ブルータルなBGMがアニメ本編で絶賛放映中であります。今期のハードコア枠と称されることがあるデッドマン・ワンダーランドのエグさをBGMが存分に引き立てているようです。

こういった状況では、NARASAKIを初めて知った人は彼のことを闇の住人と勘違いしてしまうかもしれません。しかし、私が考えるNARASAKIの特徴というか魅力は、多岐に渡るジャンルを自らのセンスでまとめてしまうその編集能力とポップさにあると思います。その結果として、オリジナルな音像を生み出しているようです。

たとえば、このももいろクローバーピンキージョーンズという曲。もちろん、NARASAKI作曲の楽曲です。




この楽曲では、様々な民族楽器やブレイクビーツが重ねられてめっちゃめっちゃになっていて、さらにギターサウンドも重厚です。でも、サビのメロディーはポップで聞きやすい、と彼の良さを端的に表している楽曲と思います。




それから、デッドマン・ワンダーランドを未試聴の方で、アニメをご覧になる方とっては、NARASAKIは「さよなら絶望先生」「はなまる幼稚園」での印象が強いのではないでしょうか。
一部の方は「PARADISE KISS」「アクエリアンエイジ」「 ブギーポップは笑わない」の作品にNARASAKIが楽曲提供したいたことを知っているかもしれません。
いずれにせよ、そういったアニメからは彼がデスメタル、ハードコア、シューゲイザーを愛するブルータルデス人間という認識はないのではないでしょう。


しかし、NARASAKIはアニメロのライブでデスメタルバンドのTシャツをちゃっかり着るような男です。ライブの音合わせではデスメタルのリフを弾いたりすることがよくあります。
おまけに、あまりこれまでの経歴として紹介されませんが臨終懺悔というこってこてのハードコアバンドもやっていたようです。このようにほじくりだすとキリがないほど、彼はダークサイドに堕ちている人間なのDEATH。


ここまで読んで、もしかしたらポップなのかデスなのかどっちだよと思われた方がいるかもしれません。これは前提から間違っています。NARASAKIはポップでありデスなのです


だから、デッドマン・ワンダーランドの「恐怖、絶望、孤独」「不条理」はもとより彼の大好物というか、この音楽業界を見渡しても彼より相応しい人材はそういないと思われます。まさに適所適材。じっさいブラストビートをやって遂げました。これはアニメ界にとっては大きな一歩です。嘘です。
さらに、エグさだけでなくPOPさも両立させてしまうのがNARASAKIの凄さなのです。デッドマン・ワンダーランドのBGMでもシーンに合わせて息を詰まらせるほど切ないメロディーが流れることもありました。


これからもNARASAKIがなにをしでかしてくれるか楽しみです。噂によると、デッドマン・ワンダーランドのキャラクターソングはやばいことになるらしいです。花澤香菜さんがシューゲイザーを歌うとかどうとか。
これはあくまで噂ですが、可能性は十分にあるのでわくわくが止まりませんね。