単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

coaltar of the deepersのライブで印象に残った曲の感想


 今年は夏と秋の二回、coaltar of the deepersのライブに行ったんですが、ライブレポは書きませんでした。せっかく行ったしちょっとでもなにか書きたいと思っていたところ、あるブログを読んでいたら丁度よさそうな記事の書き方があったので、それをマネさせてもらってライブで印象に残った曲を書きます。

 参加したライブは、「The End Of Summer 7.22 @新宿LOFT」と、「11.25 @代官山UNIT」の二つ。どちらも充実したライブでした。


■Aquarian Age

 ライブではお馴染みの曲。ライブで一気に化ける曲といえば個人的にはAquarian Ageがナンバーワン。爆音で聞く打ち込みのサウンドと重厚なギターサウンドが気持ちよくて、さらにリズム隊も骨太になっているのでちょっとしたダンスナンバーってくらいに踊れます。徐々に盛り上がっていく展開も高揚感があっていい。


■hyper velocity

 ディーパーズのライブでも一番盛り上がる曲かもしれないってくらいに本当に盛り上がる。デスメタルやらエレクロニカやらごっちゃ混ぜになっている曲なんですが、ライブではちゃんとカオスっぷりが再現されつつ、さらにスピード感やスケール感がプラスされていて異様なほどテンションが上がりますね。サビの弾け具合がよくて、雰囲気もたまりません。あと 「ワン、ツー、ワン、ツー、スリー、フォー」のカウントが楽しい。


■To The Beach

 ライブで聞いてハマった曲。、ライブでは静と動のダイナミックさが一層壮絶なものになって、オマケにこのTo The Beachはサビの開放感がたまりませんね。まあ曲のタイプからして盛り上がることはないんですが、バンド一然となったヘヴィーな音圧は爆音でこそと感じました。神々しい雰囲気もナイス。


■sinking slowly

 sinking slowlyは秋頃のライブで初めて聞きまして、確実にその日のライブのハイライトでした。NARASAKIさんがアコースティックギターを弾く、10分を超える壮大なシューゲイザーで、ライブ会場の空間で浴びるように聞けてトリップ感がすごい。ずぶずぶと海の中に沈んでいく感覚を味わえるほどに。絶叫する箇所なんかもドラマチックに感じました。しかも、一気に雰囲気を切りかえたのでその落差もあって相当な体験でしたね。感無量のひと時でした。ファンのかたの感想をみてもやっぱり絶賛されてました。


■blink 
 
  KANNNOさんのドラムはほんとにスゴイ。ハイハット捌き、タム回しなど、KANNNOさんの独壇場ってくらいに、鬼気迫るドラミングを魅せてくれます。特にサビに入ってからのビート感はもはや圧巻ですね。ライブで味わうべし。あとサビの手前のブリッジミュートで刻むキメ の部分がなぜか好き。とにかくドラムのヤバさが体感できましたね。クライマックス感もあってかなりツボでした。他には「sarah's living for a moment」もリズム隊のポテンシャルが輝いていたように思いました。


■wipe out

 イントロの三味線からデスメタルパートまでのタメの部分とか、 絶叫デスボイスから浮遊感のあるサビとか、轟音のバンドサウンドによってメリハリが効いていっそう魅力的に。この曲もかなり盛り上がる、ライブでは定番の一曲です。イントロが鳴ったときの高揚感がたまりません。やっぱメリハリがあるサウンドはライブで冴えますね。デスボイスもかっこよかった。


■913

   執拗なほどにヘヴィなリフを繰りかえす曲で、それに合わせて頭を振るのがめちゃくちゃ気持ちいい。この手の重心の低い轟音は完全にライブ仕様ですよね。ライブで見たときには、アイアイアイヤーと合唱しながらヘッドバンキングする光景がなんだか面白かったです。スカッとできる痛快な一曲。


■The End Of Summer

 夏のライブでのご披露でした。シューゲイザー曲のなかでも比較的ポップで聞きやすく。真夏のライブハウスで聞いたThe End Of Summerはとてもいい雰囲気でおもわずグッときました。しんみりしていて夏の気だるさが溶けるような感覚がいつまでも浸っていたい心地よさでした。


■JET SET、the systems made of greed

 インダストリアルダンスナンバー。ライブではどんな感じになるのかと前から気になっていて、秋のライブで初めて聞くことができました。で、これが凄かった。ライブの爆音で破壊的な電子音と重厚なバンドサウンドが混ざり合ってなんかもう並々ではないグルーブ感を味わえました。おまけにメランコリーなサビでトリップ感もあるので、ライブで聞くことによって新たな印象を受けましたね。NARASAKIさんのデスボイスも絶好調。


■Dead by Dawn

 夏のライブでやった曲で、面白かったのがアンコールでの客のやり取り。NARASAKIさんが「夏といえば?」と客に聞くと、「海」「プール」「浮きわ」など色々な答えが返ってきたんですが、どうやらどれも違うらしいと。じゃあ答えは何だったかというと、「夏といえばゾンビでしょ!」という謎の流れでこの「Dead by Dawn」へ。デスメタルサウンドと人力ドラムンベースからサビでは一気にポップになって、ここらへんのギャップはやはりライブならではの切れ味があってよかったです。



 以上。

 他にも「sumberge」、「C/O/T/D」なども演奏されていましたが、これらはただひたすらカッコいいの一言に尽きるので省略しました。個人的にライブならではといえばYUKARI TELEPATHの楽曲。アルバムでは上品なアレンジが物足りない感じる曲がありますが、ライブでは圧巻の轟音サウンドになりますからね。それと、シューゲイザー色の濃い曲は全身で浴びてこそでしょうね。sinking slowlyは本当にいい体験でした。
 

  ちなみに、今月末にあるミソカライブにも参加する予定。まだライブには計四回ほどしか足を運んでいないので、これからも強烈なライブ体験を味わうべく参加しつづけたいですね。