単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

coaltar of the deepersのVISITORS Teamのライブに行ってきた @大阪十三ファンダンゴ


 coaltar of the deepersの初期メンバーのすばらしいライブに行ってきました。会場は、大阪・十三ファンダンゴ。これで二度目のVISITORS Team。一度目は一昨年のみそかライブでした。大体このときと同じ感想。SEが同じモンキーマジックだった。すばらしかった。

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 この面子によるライブは、最近になって各地のTSUTAYAでレンタルが開始されている「THE VISITORS FROM DEEPSPACE」の再現ライブみたいなもんで、私はこのアルバムが大好きなのでほんと最高でした。「20年前から来ました」ってNARASAKIさんが行っていたように、このすばらしいアルバムが20年前の産物ってのが驚きです。あんまり音楽に詳しくないので私が知らないだけかもしれませんが、このアルバムのサウンドは先駆者も後継者もいないまさしく独特のサウンドだと思います。(PLASTIC TREEは除く。)だから、深淵からひょっこり現れた特異点、みたいな感じ。その異質さ、そしてその素晴らしさを体験できたライブでした。いや、ほんと最高なアルバムだし、ライブで聞くとさらに最高なんですよこれ。ギターは轟音だし、リズム隊の迫力凄いし、フッフー叫べるし、サンバホイッスルもあるし、トランペットも再現されるし!
 
 やっぱりこの面子はMCが弾みますね。NEGISHIさんとNAGASAWAさんがよく喋って、それでNARASAKIさんもよく喋るので、アットホームな和気あいあい(TOKYOではCOOLらしいけど)とした雰囲気であるけれど、サウンドは凶悪なスラッシュメタルmeetsシューゲイザーっていうのがたまりません。濃さと緩さみたいなものは、NARASAKIさんの少年声ボーカルとサウンドにも共通するもので、そういうギャップも面白いです。

 で、「ジャキジャキ大変なんですよ!」と、NARASAKIさんが言っていたように、この頃の楽曲はジャキジャキする巷でいうところのSARAHリフが多い。1stなんてこのリフを多用しすぎるもんだから似たような曲が多いなんて言われることもあるくらい。そんで、このリフがこれがもう半端なくカッコよくて心地いいのです。それをNARASAKIさんが弾き倒している、そんだけで参加した甲斐がありました。「My speedy Sarah」とか、「Deepers`re Scheming」とか、もう興奮しっぱなしでした。特に「Deepers`re Scheming」の後半のドラミングは圧巻。

 「The VIsitors」はライブでも序盤はほぼ原曲通りに演奏していました。後半はジャズみたいなリズムになったりと奔放なセッションになっていて、そのなかで一定のリズムに収束するようになって観客がノリはじめたらすぐにリズム崩壊、みたいな場面が何度かあったのが楽しかったです。で、そこからが「C/O/T/D」、つづいて「Blink」、そして「Amethyst」という人気曲の連続で、会場(と私)は一番の盛り上がりを迎えたのでした。

 新鮮だったのは、「KIlling An Arab」でのNARASAKIさんのトランペット。音を外して笑いが起きていました。まあでも原曲が再現されていたのは嬉しかったし、なんつーか原曲再現!って感じで相当にテンションが上がりました。ライブはこの曲で終わったのもこの曲が好きな私としては最高の終わり方だったとおもいます。そして、首を振りすぎて今、首がかなり痛い。
 
 

 六年前くらいにファンになって以来、deepersのライブには毎回参加していますが、どのライブもすばらしく満足しています。こういうレア感があるライブはいつもに増して満足感が高いですね。私にとってdeepersのライブは一年に一回の貴重な回復ポイントみたいなイベントになっているのでこれからも続けてほしいと願うばかりです。いろいろと忙しいでしょうがずっとジャキジャキ頑張ってほしいものです。 セットリストお借りします。って表現は間違っているような気がしますが、なぜかしっくりくるのでこうしました。