単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

シラミレミ/風呂埋葬P

==== Syrup16gをこよなく愛する風呂埋葬P。
楽曲の節々にもその影響を見られるが、空間系エフェクターを使いこなした儚くて浮遊感のあるメロディー、サウンドはオリジナルの世界観を確立している。

Syrup16g好きのP(ボーカロイドの作曲者の名称)でおなじみの風呂埋葬P。
本人はどう思うかは分かりません。でも私がいうSyrup16gっぽいは誉め言葉です。
彼の楽曲から「シラシレミ」をレビューしたいと思います。

She love singing  reached me。

シラミレミ


Syrup16gの「ソドシラソ」からのタイトルだと思いますが楽曲はまるっきり違います。あえて言うなら近いのは「hellーsee」ですかね。
歌詞にもSyrup16gのオマージュがあるのが個人的には嬉しいです。

幾重にも織り重なるギターサウンドに包まれるミクの呟きのような歌。
音の隙間、残響を上手く利用していて歌がより切実に聞こえてきます。
ギターサウンドにノイズが混じっていてサウンドにはまとまりがない一方、この楽曲の歌詞のやさぐれている雰囲気に合っていますね。

曲のテーマは恋愛ですがこの楽曲に漂うやるせない感じは、恋愛で傷ついてしまった少女の思いでしょうか。
流行りものを嫌い、思考を放棄するくらい投げやりで。元から感情が薄い少女ではなくて、恋愛によって心が麻痺してしまっているような感じ。むしろ繊細だからこそこんな事を口にしてしまうような。
さんざん「意味がない」と呟いても歌詞の最後では泣いてしまう。
そんな様子から一人の強がっている少女のイメージが湧いてきますね。
儚い世界観が好きな人にはオススメの曲です。