単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

THE BACK HORN 『マニアックヘブンベストセレクション』 実況感想  ゴールドディスク


 
 さて、DISC1のブラックディスクの方は最高だったわけですが。DISC2のゴールドディスクの曲目を見る限り、さらに強烈な楽曲が多いように思えます。これは楽しみ!!


 TOWER RECORDS


  
 TOWER RECORDSの特典はこのステッカーでした。学生時代は通学カバンやギターの機材に貼っていましたが、もう使う機会が思い浮かばないので大事に取って置こうと思います。


 
 では、実況しながらの感想へ。つづきから。 ゴールドディスク
ディスク2

1. 惑星メランコリー (Vol.2)

神秘的なSE。
光に包まれるメンバー。
宴を告げるドラム音。
初っ端は惑星メランコリーで始まる!!
ライブのサウンドは原曲の悍ましさを上回ってますね。
ギターの音色が絶妙でこの怪しさがたまらん!
溢れんばかりの破壊衝動って感じで、
一発目からこのボルテージは最高です。
照明のぎらついた感じもいい。
で、終盤はベースラインがずしりと響く。
いやー最高のステージだ。
オープニングからマニアックさが全開。


2. 魚雷 (Vol.4@大阪)

初期の名曲。
一段と洗練された荒さというべきか、
ビルドアップされたバンドサウンドに。
会場のテンションもすごいな。
ステージ、会場ともにここまで吹っ切れているとひたすら痛快ですね。
「俺はイカレタ魚雷~!!!」
将司のボーカルの表現力はお見事。こうでなくちゃ。
そして終盤でさらに盛り上がるシーン、
たまらないドス黒さです。
暴発ギリギリのテンションだ。




3. ザクロ (Vol.4@東京)


ザクロ!!
風船のカップリング。
果てるまで続く!
この曲はドラムフレーズから生まれたようで、
しび独特のドラミングに耳を奪われる。
しかし、凄い熱量だわ。
楽器隊がさいっこうに暴れまくっていてカッコいい。
とんでもないエネルギーをまき散らしているようで。
これはカッコいい。ザクロやべー!!!
静寂からの轟音もまたかっこよくて。
乱舞、という言葉が相応しいステージパフォーマンス。
で、終盤の怒涛の崩壊に!!
とんでもないな。これは笑いがでるほどやばい。
いやらしい歌声で会場をピンクに染めて、
破竹のアンサンブルでステージを揺さぶる。
ライブアレンジが凄すぎてちょっと度胆を抜かれた。
こんなの卑怯だろ!




4. プラトニックファズ (Vol.4)

エロい。全身全霊でエロい。
吐息と裏声がもうなんかやばいです
かすれ声でさらに色気を帯びているのは反則。
なんつーか、エロすぎます。18禁。
ライブならではのゆらゆらしたファジーな演奏もいいですね。
ベースのゆらぎがエロすぎる。
「汚いファズが枯れている」ではしっかりファズの潰れた音があって。
こういった細かいところがいい。
いやー破壊力がすごい……。
息を呑むってやつです。
ザクロもやばかったけど、これまたとんでもないな。
いけないものを見ている感じがするww



5. 水槽 (Vol.1)


まだまだ墜ちつづける。
人間プログラムから水槽。
暗い、ステージが暗い。
でも曲はもっと暗い!
憂鬱とか、不安とか、そういった感情が込められている曲ですが
その「嫌な感じ」は全身にじわじわ伝わってきますね。
雰囲気に引き込まれてしまう。
それに鬼の形相で歌う将司のボーカルが凄まじいな。
間奏の朗読からのサビの盛り上がりもまたいい。
水槽をライブでやるとこんなに暗いのか……。
この緊張感はたまらないのです。
で、山田のダンスが炸裂っ!!



6. ミスターワールド (Vol.3@大阪)


大好きな曲です。
ギターのカッティングとフレットレスのベース。
ライブならではの荒さがカッコいいなー。
それにしてもベースラインが魅せてくれます。
そして、山田将司さんが「精液をぶちまける」の歌詞に合わせて
子供には見せられないとんでもないジェスチャーを。
それも実行するのか……!
なんてサービス満点のステージなんだ。
てか、そこで盛り上がるなよ!
まあこの曲自体が良いから色々と盛り上がるのは仕方ないけど。
世界が崩壊って詞の世界観も伝わってきて、
ラストのフェードアウトするまで充実していました。




7. 桜雪 (Vol.1)

風船のカップリング曲の桜雪。
穏やか。しっとり。
音数が控えでシンプルなサウンドで、
やっぱりメロディーがいいですよね。癒される。
この曲は間奏のベースソロとかも見どころかな、と。
サウンドが静かなのでドラムが際立つようで、
ハイハットの残響感とか気持ちいいですね。
さぞ心地よい雰囲気が会場を包んでいることでしょう。
あれ?アウトロが長い?
と思ったら次の曲のつなぎか!
この演出はいいですね。



8. フラッシュバック (Vol.1)

桜雪からなだれ込む形でのフラッシュバック。
ブラックホールバースディのカップリング。
これまた前半はしっとりとしていて。
奥行きのあるサウンドといいますか、
会場に響き渡るような音像がいいな。
でもギターが入ってきたら轟音になるんですよね。
こういった緩急の面白さはライブの方が味わえる。
絶叫は相変わらずカッコいい。
綺麗さの中に棘があるって感です。
ライブではさぞ気持ちいいサウンドなんだろうなー。
これもまたアウトロの演奏が面白い。
やはりマニアックである。


9. 白い日記帳 (Vol.4@東京)

コバルトブルーのカップリング曲。
なんか会場すっげえ盛り上がっている!!
これは人気曲だったのか……!
謡曲のテイストが濃いようで、
やっぱり歌がいいんですよね。
徐々に盛り上がりを見せていくのがカッコいい。
終わりかたもこれまた良い。
歌詞はストーカっぽさもあったりして、
その危なげな様子もしっかり感じられました。


10. 旅人 (Vol.2)

ヘッドフォンチルドレン収録。
松田のドラムロールのターン!!
ライブではテンポが速い。
これはサウンドの疾走感を存分に味わえるなー。
原曲では爽やかなイメージでしたが、
ライブバージョンはかなり迫力を感じる。
これはライブならではですね。
詞のメッセージもこっちのサウンドの方がしっくり来ますね。
ただひたすら突き進もう、と。
うーむ、これはダークホースだった。
旅人すっごくいい。また聴きなおそう。



11. 果てしない物語 (Vol.2)

王道のロックナンバー。
これもまた旅人に続いて疾走感がある。
こうしてみると爽やかなロックバンドに見えてくるww
あのザクロ、プラトニックファズを演奏したバンドとは思えません。
バックホーンは振れ幅があって面白いのだけど、
どれも私にとってはど真ん中なんですよね。
真面目にやっているというか。
ただ全身全霊というか。
だからこの曲のようにストレートな曲だってある。
たまに栄純が右足を蹴りあげるのに注目。



12. ガーデン (Vol.4@東京)


涙がこぼれたらのカップリング。 
これは魂のマーチでもやりましたね。
メロディーの美しさもさることながら、
注目すべきはリズム隊の熱量でしょう。
繊細さと力強さを兼ね備えたサウンドはさすが。
丁寧に歌い上げる将司が印象的。
ライブで聞いたときも思ったけど、
本当に心地よく沁みてくる曲です。
初めて使うけど、美しい曲。
やっぱりリズム隊は存在感ある。
だからこそライブで本領発揮の曲でしょう。



13. 羽根~夜空を越えて~ (Vol.3@大阪)


イキルサイノウ収録。
切ないバラードですね。
将司のアコースティックギターが染み渡る。
優しい雰囲気に包まれるような感じ。
サウンドがドラムだけになる箇所が好きですね。
時期的にもピッタリの曲。
でも、クリスマスはカミソリを首に当てて引きましょう!
って歌詞なんですよね。
こんなに切ないバラードなのに。
声を枯らすほどに熱唱しているのに心を打たれました。



14. イカロスの空 (Vol.1)

うお! 松田のドラムソロ!
これは熱い。いきなりの怒涛の盛り上がり!
ブラックホールバースディ収録。
声の間違いでした! 指摘ありがとうございます。
これはかっけえ。
サビの初めの絶叫がやばい、熱くなる。
演奏も滾っていてきれっきれだし、
これはライブで化けたのではないだろうか。
こんなに熱い曲だったとは。
しかも曲展開がドラマチックでライブで映えるなー。


15. 青空 (Vol.1)

きた。これは名カップリング曲。
どんどんテンションが上がっていくサウンドがかっこいい。
サビのテンションの高さもたまらない。
それでいて急転して怪しくなる展開ですよ。
ライブのメリハリがきいたアンサンブルはもう最高。
声を掠れさせながらの絶叫にさらにやられる。
純粋にカッコいいって思えるステージですね。




16. サイレン (Vol.4@名古屋)

カップリングで一番好きな曲(二回目)
世界樹の下でのカップリング。
魂のマーチでもこの曲が演奏されました。
この映像を見たかったなんだ!
疾走感と切なさを含んだとびっきりのサウンド
飛び跳ねながら演奏する栄純が印象的で、
将司のいつも以上に活発な動きに目を奪われる。
いえーい!!とか一緒に声を出しそうになる!!
最初から最後まで振り切っていますね。
あーもうカッコいいな。最高です。



17. 夕焼けマーチ (Vol.5)

これはなんてマニアック……!
童謡のような朗らかさで、
世界が崩壊なんて歌うへんてこな曲。
これがあったらこそ人間プログラムが傑作になったわけで、
感慨深い一曲です。
そしてマニアック楽団の登場!
その正体はバックホンスタッフ。
このはすごいぞwww
ただでさえカオスなのにさらに大変なことに。
原曲を完璧に再現しているとは。
そして将司のトランペット!!!!!
上手い。
これは貴重すぎる映像だ。やべー興奮しっぱなし。
一回見るだけでは物足りませんね。



18. さらば、あの日(Vol.2)


これをラストに持ってくる選曲がにくいっ!
甦る陽からの選曲ですが、
もう迫力がすごいのなんの。
ラストに相応しいスケールを持つ楽曲ですね。
メンバーの気合の入り方も凄まじいものがある。
終盤でベースソロになってから最後までのラストスパート。
もうとびっきりのかっこよさ。
熱い、熱すぎるステージだ。これは最高。
軽く鳥肌ものです。うわーこれはたまらない!



  
 一番印象に残っているのはザクロ。ザクロの終盤の展開には鳥肌が立ちっぱなしでした。案の定、この興奮を表現する語彙が枯渇してしまって、要領を得ない感想になってしまいました。


 THE BACK HORNマニアックヘブンベストセレクション。これは文句なしで最高ですね。バックホーンはすでに『爆音夢花火』『 KYO-MEIライブ~裸足の夜明け~ at 日本武道館 [DVD]』と素晴らしいライブDVDを販売していますが、このマニアックヘブンベストセレクションはそれに匹敵する充実した作品だと思います。


 正直いうと興奮している今は一番いいライブDVDだなんて思っているのですがね。いやー買って良かった。何度も見返したなくなるDVDですね。そのうち総評、ブックレットについてなどの感想を書こうと思っていますが、今回の記事は実況するだけの感想で終わりです。