coaltar of the deepersっぽいvocaloid曲をあつめてみました。正真正銘のオマージュの曲もあれば、かすかに影響を感じる程度の曲もあります。いずれにせよNASARASAKIへのリスペクトに溢れている曲をまとめました。ちなみに今回紹介する曲の作曲者はほとんどみんなディーパーズを好きだった筈です。ちなみにディーパーズっぽさの判断基準はだいたいギターリフです。音楽にあんまり詳しくないのであのリフだけで判断しています。3年前に書いて頓挫していたけどようやく完成しました。
====
【初音ミクオリジナル】Summer days...(Full Ver.)【#01a】
ディーパーズ愛に溢れているオリジナル曲。カバーではありません。ため息から入り、初期ディーパーズの代名詞ともいえるスラッシュメタル風バッキングリフ、浮遊感のあるボーカル、中盤のデスボイス、ラストのボサノヴァパートなどなど、7分間にディーパーズ節をひたすら詰めこんだ曲。贅沢なまでにアイデア満載であるけれど7分間をダレることなく全編にわたって聞きどころのみ。あと４分くらいからのデスパートってギターノイズと高速ドラミングの間奏がなかなかかっこいい。submergeとNo thank youとgiantとmy speedy sarahあたりをミックスさせた感じですね。
【巡音ルカ】Summer Days【COTDカバー】
エレクロニカ風アレンジ。煌めくシンセサイザーが夏の日照りの激しさを表現している、ってわけじゃないんですけど、このアレンジは妙に合うとおもいました。ピコピコしつつ浮遊感があるアレンジが心地よくて、ギターリフはがっつり刻んであるので気にっています。このアレンジでも原曲のメロディーの絶妙さが際立つ感じですね。あと「ふっふー！」のパートがかわいい。そもそもあえてこの曲をカバーしたのがナイスです。
【東方アレンジ】“少女が見た日本の原風景”をNARASAKI風に
東方はまったく知らないんですけど、これすばらしいインスト曲です。ピアノの綺麗な旋律とキャッチャーなギターリフによって紡がれる幻想的世界。ギターの鳴りがほんといい。ひたすら心地よさを追求した仕上がりになっています。思わずそれっぽい！と感心したアレンジですね。この曲は特に中盤のアンビエントパートからの展開がドラマチックで素晴らしい。やっぱこのリフは最高。CD持ってる。
【初音ミク】 Cross Lot 【オリジナル曲】（修正版）
なんといっても初っ端の2カウント！ この出だしは何度もリピートをしたくなりますね。し名曲「blink」を彷彿とさせる疾走感と幻想感を兼ねそなえたメロウなサウンド。ぶ厚いギターサウンドと軽やかなピアノの相性がこんなにいいとは。唐突なアンビエントパート、中盤のボサノヴァパートからのギターソロなど、めぐるましい曲展開が面白いと感じました。曲紹介にあるように、ロキノンとピアノとCoaltar of the Deepersを足して3で割ったような曲。すごく的確な例え。
【初音ミク】snow knows【オリジナル】
この曲に関してはタイトルとリフから勝手にディーパーズのエッセンスを読みとりしました。間違っていたらごめんなさい。凝った曲展開こそないのですが、淡いシューゲイザーサウンドとグッドメロディーだけで満足してしまう完成度。メロディー重視のシンプルな曲展開のなかでディーパーズ調のざくざく刻むリフがいいアクセントになっています。あとサビがすっごくいいです。
【巡音ルカオリジナル】nonproductive【VOCAROCK】
延々と刻みつづけられる重厚なバッキングリフがたまらない一曲。重々しいリフが引きずるように展開していくなかで、ヘッドバッキングしたくなるデスメタルから、雄たけびが聞こえるブラックメタル的なエッセンスもあって、曲に通底しているダークな雰囲気がいいですね。といってもキャッチャーな要素もあって聞きやすい仕上がり。「EVIL LINE 」に近いかも。
【初音ミク】シャーベット【オリジナル】
もっともディーパーズっぽくない曲かもしれません。かすかに感じられるのはディーパーズ調のリフなんですけど、それさえもバッキングの重さがなく効果音のような扱いに。それに、ドラムンベースばりの打ちこみと主張がけたたましいベースが合わさっていて、これだけ個性が強い音を混ぜていながらもポップな仕上がりになっているのがおもしろいと感じました。このギターリフはやたらと癖になります。
イキグサレ
ちょっとだけNARASAKI的な雰囲気を感じられたのでチョイスしました。メロディーが相当いいし、ギターリフとかもかっこいいし、転調とかの感じもディーパーズっぽいなーって感じたんですが、どうなのでしょう。歌詞が大好きです。
まだこれからもCOALTAR OF THE DEEPERSっぽい音を求めてインターネットを徘徊しつづけたい。
