単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

Ingressでついにレベル10になった話と、愉快なゲームと愉快ではないプレイヤーの話


 Ingressを去年の夏頃からプレイしてついにレベル10になりました。いい機会なので、これまでのIngressライフについて振り返ってみます。Ingressって何?ってかたは、「Ingress速報」をざっと読んでもらえると大体の雰囲気が分かると思います。簡単に説明するならばIngressは新時代型陣取りゲームのスマホアプリです。

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レベルアップの瞬間にスクリーンショットを撮るのが難しい!

愉快なゲームの話

 Ingressを開始したのが去年の夏頃、数年ぶりに帰省していたときでした。いざ開始したのはいいものの、私の実家がある場所は「ポータルが数km単位でしかない。 #田舎という言葉を使わないで田舎を表現」ってくらいの田舎で、まったくもってやりがいがないという状況。かりにローソンがポータル化したところでたいして意味がないくらいの田舎だったので、インストールして数日ほどプレイしてからはほとんど放置していました。


 その後、帰省から帰ってきたあと、ふと思いだして梅田でIngressをプレイしてみたところ、ポータルのあまりの多さに驚愕することになります。さらにリアルタイムでの攻防戦を目の当たりにして興奮し、ちょっとやってみるかとモチベーションが再起して復帰しました。梅田では、敵陣営のポータルをハックして周り、ポータルが白化した瞬間に低レゾネーターを差し込むなどして、一日中Ingressをやっていただけですぐにレベル4まで上がりました。そのとき、ようやくIngressの魅力を少しずつ理解して、その面白さの虜になりました。
  
 低レベルでの面白さといえば、レベル上げそのものです。このゲームは高レベルプレイヤーと低レベルプレイヤーの能力の序列がハッキリとしていて、低レベルプレイヤーはどうしても間隙を縫うようなプレイにならざるえません。Ingress Mapと睨めっこをして、レゾネーターが刺せるポータルやリンクが張れそうなポータルを見つけたらすぐに向かってプレイすることを繰りかえし、少しずつレベルを上げていきます。この頃はすぐにレベルが上がっていくのもあって、当初はレベルを上げることそのものにハマりました。洒落ているプレイ画面のおかげで地味な作業って感じがないのがよかったです。ゲームの性質上、ゲリラ的なプレイになるのも面白かった。


 そして、ようやくレベル6くらいになったときにIngressの最大の面白さと出会うことになりました。それはサーチ&デストロイの面白さです。レベル6くらいになると、ついにバースターがその威力を発揮するようになり、爆撃と呼ぶに相応しい活躍を見せてくれます。で、それからは柔らかそうなポータルを見つけては片っ端から焼きつくしていくっていうプレイが主になって、この爽快感がたまりませんでした。

 私は破壊衝動を持て余していたタイプの人間で、幼少時には虫を相手に解放させていて、成人後には現場の解体作業時に解放していたその衝動を、今度は画面上のポータル相手に解放できることになりました。こっちはワンクリックでできるしゲーム上のことなので安全ですし、なにより破壊し放題なのです。X8バスターを連発してポータルを破壊することで一面を覆いつくしていた色が消滅するときの爽快感、これが他ではなかなか得難いすばらしい感覚です。一気に十個くらい破壊できそうなポータルを見つけると嬉しくてついニヤニヤしてしまうくらいにエンジョイしています。

デストラクション!気持ちいい!

愉快ではないプレイヤーの話

 Ingressといえば、コミュニティを介して協力してプレイするのが醍醐味なんて耳にしますが、私はもっぱらのソロプレイヤーです。私がよくプレイする地域はCOMMでのやり取りがさかんで、何度かCOMMで話しかけられたことがありました。が、そのすべてにおいて無視を決めこんでいます。孤高もしくは孤立の野良エージェントでやっています。

 陣営は、緑のエンライテンドになります。
 エンライテンドは人類を進化させようとしているチームなので、人生に行き詰っていて人類が進化してベーシックインカムとかはやく欲しいと思っている私は、こちらのチームを選びました。色だけでいうならば青色のほうが圧倒的に好きなのですが、私は嗜好よりも思想を選ぶことにしました。それから、日々エンライテンドとして人類の進化に貢献しています。

 しかし、人類を進化させようというチームに所属しているものの、その実態は相手チームに蔑称を付けて呼んでいたり、自分が所属する地域のCOMMでは気に食わないエージェントの名前を晒しあげたりと、小競り合いのなかで人間の矮小さが浮き彫りになっている次第であります。ときには、下手なリンクを張ったエージェント(初心者)に対して冷笑まじりで警告するような書き込みも見受けられました。それもたった一度ではなくて何度かのことです。

 よく言われるIngressのメリットとして外に出て歩くようになって健康になるとありますが、「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉がそうでないからこそそうであって欲しいという希望の意味であったように、Ingressのヘビーユーザーで健康レベル8くらいありそうな人たちの精神までもがIngressで健康になるわけではなさそうです。って皮肉を言いたくなるくらいCOMMでうんざりするやり取りを目にすることがあるのです。

 といっても、これは私がプレイしている地域だけって可能性も大いにありそうなので、これはあくまで私が頻繁に出没している環境のみってことを強調しておきます。

感想

 私にとってのIngressの魅力を書いたあとに、あえて私がIngressで目にしてしまった嫌な点をあえて書きました。人が関わっている以上、まあこういうこともあります。これ、Ingressの嫌な点ではなくて、Ingressのプレイヤーの嫌な点って話。しかも、ごく一部のプレイヤーについてってことはしつこいくらいに強調しておきます。インターネットで見ている限りでは、他の地域はいたって平和そうですからね。

 しかし、これらの理由で私がソロエージェントに徹しているってわけではありません。そもそもが私は一人行動が好きなのですよ。一人で酒を飲むのが好きだし、一人でライブに行くのも好きだし、一人で居酒屋やバーに行くのだって好きですし。そんな一人好き人間にもIngressは楽しくプレイできるのでオススメできます。

 とにかく、私がこうしてレベル10になっている時点でIngressに熱を上げていることは疑いようもありません。この休日も、Ingressをするだけために遠出してきて、ようやくレベル10になったので記念にこの記事を書くことにしました。
 最近では、冒頭でも紹介した「Ingress速報」という面白いサイトが出現したり、数々のイベントやユニークな出来事もよく見かけるようになりました。Ingressについて書くのはこれが最初で最後だとは思いますが、私はこれからも引きつづきゲームを楽しんで人類を進化させることに貢献し、破壊衝動を満たしながらすこぶる健康になっていくのでしょう。