単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

THE BACK HORN名曲レビュー 「初めての呼吸で」

丁度今のこの季節に聞きたくなる曲というわけではないですが、いつ聞いても何かいい感じがする曲です。

「初めての呼吸で」


昔から着ていたくたくたのTシャツ。
そんな気だるい生活感がにじみ出ています。


やるせない日々を「初めての呼吸で」と神秘的な誕生の瞬間に合わせる事で、「今」をまた振り返るような感じですかね。
さらに解釈によっては初めて呼吸を意識した時、つまり、何かを決意した時と見てもいいかもしれません。


私達は呼吸する行為を普段は意識しないで、その呼吸を意識するような時は、大体が辛い時だったり緊張した時だったりしますので。

それを「初めての呼吸」と呼んでみたり。


曲は本当に気だるい感じがします。

ギターはコードを弾くだけで、ベースに至ってはほとんどがルート弾きです。
さらにテンポも遅くてまず盛り上がらないです。


しかしこの何だかなぁって感じがまさに生活そのものですね。
まあ頑張ろうかな、そう思える曲でもあります。

勢いはないけど、確かな力強さがある。

それでもって終盤のボーカルのシャウトも格好いいですね。


この曲は、多分年を取ってますます好きになっていく曲だと思います。


生活に寄り添うような愛着がもてる曲です。


初めての呼吸で