今回はかなりゆる~い感じでレビューします。
まずは、「神の悪戯」
全員作詞が話題になったTHE BACK HORNのシングル「戦う君よ」のカップリング曲で、ドラムの松田が作詞をした曲です。
神の悪戯って何か響きがエロいです。
リズム隊を中心としたサウンドがうねりにうねっていて、それにボーカルの色気のある声が絡みつくといった様子もさらにエロい。
セクシーではなく、どちらかというとセクシャルな色気です。
目立つのがサビの高速スラップで、これがまた超絶技巧でヤバい。
こういう荘厳としたノリの曲ですが、
世界や神が登場する割にはサウンドが軽い感じがします。
だからテーマと反して薄っぺらさを感じてしまいます。
しかしタイトルが「神の悪戯」ですから、こんな悪ふざけのような、いやらしい調子が合っている気も。
「ペガサスみたいに白い腰を振って」
とあのペガサスの性描写を描く罰当たりな歌詞もあります(笑)
聞きどころはサビのベースですかね。
アウトロのベースも格好いい。
次は、「栄華なる幻想」
同じく「戦う君よ」のカップリングで、作詞はベースの岡峰です。
そのせいか曲自体も何だか真面目な雰囲気があります。
明らかに歌詞は戦国時代や戦時中に生きる、一人の兵士について描いていますね。
特にこれといった特徴がない曲で書く事がほとんどなく、
悪く言うとあまりにもありきたりです。
テーマについても深く掘り下げていない様子です。
しかしイントロのギターのカッティングとベースのユニゾンは格好いいですね。
それにタイトなリズムで合わせるドラムも。
特にこのギターの音色は特徴的なサウンドです。
聞いた事はないけど、サビのコーラスの重ね方が軍歌のよう。
岡峰は歌詞を書くには明らかにまだまだですね。
THE BACK HORNが大好きな私ですが、全ての曲がいいってワケでもなく、こういう微妙(好きな人がいたらすいません)な曲も結構あります。