単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

THE BACK HORN名曲レビュー 「刃」

新年一発目の全曲レビューは、THE BACK HORNの曲の中でも随一の男らしさを見せる「刃」です。
この曲はBEST THE BACK HORNに収録されています。
本当にいいバンドなので知らない人は、このベストやヘッドフォンチルドレンから是非聞いて見て下さい。

【刃】
漢の暑苦しさとたくましさが感じられるストレートなロックナンバーです。
落ちこんでいる時などに聞くと、とてもエネルギーが詰まった曲なので逆に辛くなりますが、
気持ちが臆病になっている時やエネルギーを貰いたい時なんかはうってつけの曲です。


後ろに道はないただ突き進め」と
刃のどこまでも直線的な様子だけではなくて、
研ぎ澄まされた刃は光景を映しだす鏡にもなったりして。
その様子は心に似ている気がします。
鈍った刃には何も写らずに、鈍った刃は道を切り開けない、と。
歌詞では触れていませんが、刃の脆さ も 心の弱さに似ている気がしますね。
そんな風に刃と心を照らし合わせた歌詞で、刃のようにひたすら真っ直ぐに生きろ。と伝わって来ます。

サウンドも無駄を省いた感じでシンプルにパワフルで、ドリフみたいな躍動感のある面白いギターソロがあったりして。
ひたすら勢いを前面に押し出すようなバンドサウンドになっています。
細かい所だと展開の切れ間に聞こえる、フレットレス(ギューンって鳴る所です。)のベースラインが面白いです。
ベースの岡峰はこういう細かい所にも自分らしさをふんだんに混ぜて来ます。

刃を初めて聞いた時はあまりの変わりように面を食らった曲です。
しかし、今ではTHE BACK HORNの泥臭さと男らしさが全開の清々しくいい曲だと思っています。
ここまで突っ切ってくれたら最高です。


BEST THE BACK HORN