旅行一日目は口コミでリーズナブルさが主に評価されているホテルに宿泊した。
ブラウン管！アスペクト比が違う！ ワイプ字幕が見切れている！ 画質がひどい！ AVケーブル接続しかない！ とひとりで楽しい。
もしやこのテレビで今やってるホラー番組は味があるのでは？肝心の番組内容がしょうもないからどうにもならない。即インターネットに帰宅。インターネット最高!!!
このホテル、部屋でWi-Fiが利用できない。フロントのスタッフが愛想がない(のは個人的にマイナスポイントではないが、口コミでは批判的な意見が多い。世知辛い)。枕元にコンセントがない。大浴場が閉鎖されている。空気清浄機がない。照明調整スイッチがない。とはいえ、その分だけ宿泊費が安いので不満もない。あと大浴場はないけど部屋内の風呂とトイレは別部屋仕様なのは評価が高い。
そもそもおれの家賃三万円のアパートと比較すれば快適。風呂場の照明が付くし、シャワーヘッド掛けの上が破損していないし(のはどうでもいいけど)、そしてなにより部屋にゴミが散らかってないから傷つくことがない。足も心も。
チェックインしてから数時間後に飲料水を買うために出かけて戻ってきたら、ホテルの部屋が散らかっていたので「あっ、こうやって片付けても部屋がすぐ散らかっていくんだ。おれはどこでもそうなんだ」と気づいた。
なんかのマンガの影響でホテルでメモ帳を見かけたら黒く塗りつぶしてメッセージを探す癖がある。
部屋は8階で、8とホテルといえば前に読んだ雨宮まみの『女子をこじらせて』で筆者が大学受験のためにホテルに宿泊したときに人生初のAVを見て計8回も自慰行為にふけって肝心の受験はうまくいかなかったエピソードが強烈で記憶にあって思いだし、このホテルはアダルトチャンネルはなくてNHKを除けば3番組しか放映されてなかった。
