単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

THE BACK HORNのボーカルである山田将司の魅力


 私が心底惚れているバンド、THE BACK HORN。初めてライブにいったのが彼らのツアーでして、その体験記を一昨日くらいに書きはじめたらすごい文量になってしまい、しかもそれが未だに完結していません。細部まで書きだすときりがないですね。


 ので、もうそれは置いといてブログを更新することにします。


 自分がこのバンドにハマったキッカケは、ライブで生で聞いたボーカルになんですよね。それまではちょっとだけ好きなロックバンドでしかなかったのですが、ボーカルに圧倒されて、ライブ後はいっそうファンになってアルバムを全て集めに音楽ショップを駆けまわりしました。


 それほどまでに自分にとっては魅力的で衝撃的であったのですが。それをもっと具体的に解釈してみよう、というのが今回の記事の主旨になります。


 
 まず、やっぱり声でけえな。というのがありますね。山田将司は、宇多田ヒカルが賞賛するほどの声量の持ち主で、音源も然りでライブだと特にそれを痛感します。宇多田ヒカルとのコラボ曲のレコーディングにて、あまりの声の大きさで音割れしたというのは、彼の声量を表すいいエピソードでしょう。しかも、バラードでも声でっかいです。


 この声量の大きさってのは魅力の一つだと感じます。なにしろ最大の伸びしろが大きいから、声量だけでもダイナミックに表現できる。そして、がなるときの迫力がまじで凄い。そのおかげで、丁寧に歌うときには優しく感じられる。または、声を楽器だとすると、ゲイン最大ということでただただカッコいいってのもあります。



 「弾き叫び」という路上ライブの動画がこちら。
 

  
 声が大きいですよね。映像からでも伝わってきます。生で聞いたひとの感想を見ても声量がすごかったという意見が多かったです。特筆したいのがまずコレです。



 そして、歌が非常にダイナミックというのがもう一つの魅力だと思います。先ほどの声でけえとちょっと被っていますが、彼のボーカルの真髄はおそらくこれじゃないかな。


 初期の印象は、力を込めてがなって叫んでいるだけでした。しかし、次第に妖艶に囁きかけるような歌や優しく語りかけるような歌だったり、禍々しい怨念のような声や、おちょくるような歌い方までもします。そして、いまでは王道のバラード、そしてプログレッシグな歌までこなすようになりました。


 その過程で得たのが、山田将司ならではのダイナミックな歌唱だと思います。そして、それゆえの感情の表現力がある。静から動の躍動感、動から静の叙情性。声の生命力が凄いというかそんな感じさえします。



 しかし、それはいってみればピッチが甘いってことでもあって。あまり歌の上手さについて詳しくないので反論ありきで書きますと、あまりのダイナミックさゆえにピッチが甘いと感じることもあります。でも、それは気になりません。


 私が初めてのライブで感動したのも、叫びまくった楽曲のあとで聞いた、「美しい名前」というバラード調の歌にでした。怒涛の盛り上がりを見せた後で、一瞬で切り替わった歌の穏やかさの、その振れ幅に心を奪われましたね。なんだこれとにかくすげー、と。


 さらに動画紹介。


夢の花 ピアノver

 
  
  この動画の見どころは、終盤のアカペラでの「てぃるりらったー」です。私がやたらと強調しているダイナミックさというのが顕著に表れていると思います。素晴らしい声を持っている。
 



 
 とまあこんな感じです。声質は、清濁のあるしなやかな声で、これまた素晴らしいと思いますが、こうなるともう好みの問題でしょうね。私はもちろん大好きです。暴走するしなやかな歌声、暴力的であるのに優しいというのが最高です。


  こうやって書けば書くほどTHE BACK HORNが好きになってしまう。勿論、素晴らしいのはボーカルだけじゃないってのは当然です!それにしても、早くライブで聞きたいですね。



 実にいいバンド! 当ブログのオススメバンドです。