単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

ハンターハンターの雑記とか小ネタとか/347話について

 
 ハンターハンターについて雑記とか小ネタとかを箇条書きで書いていきます。めちゃくちゃ面白くなっている最新話(347話)までネタバレがあったりするので注意してください。
  ・347話まで読んでいますが、兎にも角にも面白くなってきました。ジンとパリストンの小競り合いは、当のキャラクターも面白そうにしていますが、それを読んでいるこっちにしても面白いですね。組織内の利害の対立ってストーリーの茶番をするパリストンと、それを分かったうえで利用されている連中が可哀想だから付きあってあげるジン。いいコンビです。

・少し前のハンターハンターは、それぞれ逆の特徴を持ったゴンとキルアのバーディーものって感じでもありました。で、これからはジンとパリストンのバーディーものみたいな展開になってくれたら最高だとおもいました。もしそうなったときはジンとパリストンはゴンとキルアと違ってどちらかといえば似た者同士です。なんで、これまでとはガラッと違った感じのコンビになりそうで、それがとても面白そうです。

・まだ書きますけど、ジンとパリストンのやり取りが私はほんと好きですね。力を持て余している強者が全力を出せる好敵手に出会えるってのはそれだけで途方もない幸せなんでしょうね。パリストンはジンに構ってもらえてネテロがメルエムに出会ったときの至福の気持ちと同じようなものを感じているかもしれません。まあジンはこれからも付きあってあげる気はなさそうでむしろジャマしにきているんですけど、パリストンはそんなのお構いなくちょっかいをかけつづけていくのでしょう。めっちゃ楽しみです。

・パリストンのポジションって昔だったらヒソカがいるポジションだったよなあ。今ヒソカはどうしているんだろう。とか懐かしい気持ちになりました。

・ 念能力! アルカ編とハンター会長選挙編でほとんど念が登場していなくて、ゴンが念を見えることができなくなった展開があったので、「もしかしたらこれから念能力はあまり出番ないのかも。でも、ハンターが暗黒対立の災厄に対抗できる手段として念が必要不可欠だから出番がないわけないだろう」、とか思ってたら、久しぶりに念が全面的に登場していました。念能力ってハンターハンターの魅力だと思っているので嬉しいです。

・以前に、暗黒大陸に蔓延っている災厄は余所者に対する防御機構で、いわば暗黒大陸そのものがひとつの敵のようなものだろう、と書きました。で、そこにハンターたちは足を踏み入れることになりますが、そのときにどうやってその敵と渡り合うのかっていうと、それは念能力が重要になってくるのかもしれません。そうだと嬉しいんですがどうなることやら。

・347話でジンがマネたレオリオの念能力は、日々の仕事のなかで発展させた技術として描かれていました。一方で、ゴラムの相互協力型の念能力は戦闘のために創作された技術として描かれていました。これらは対比されているってほどでもありませんが、念能力は便利な道具としても兵器としても活用できるってことですよね。まあそんなのすでに作中で分かっていることでしょうが、あらためて念を説明するとしての導入としてすばらしいストーリーだと感じました。冨樫義博はこういうのがやたらと上手いっていう印象があります。あとアルカが登場したから念能力がもはや過去の遺物になってしまったなんてことはありませんでした。たぶん。

・今回のストーリーを大局的にみると、人類の知恵の結晶である念能力VS暗黒大陸界の訳分からない未曽有の災厄、みたいな話になるのかもしれません。いまのところの対立をまとめるならば、ハンターと暗黒大陸、ビヨンドチームと十二支んチームと、ジンとパリストンってところですかね。多分これから裏切り者(パリストンに手繰らされて裏切るものとか、ビヨンドに影響されて心変わりするもの)が出てきて大変なことになりそうです。

暗黒大陸編は次の話でさえもまったく予想がつきませんね。いままでも予想はついていなかったんですが今回はなおさらなんです。なので週間連載の感想や考察みたいなものを書いてもひたすら手のひらをくるくる回すことになりそうだから今回は控えていることにしています。というのは建前でまあ時間と動機の問題でできないないんですが。たまにはこうした箇条書きでまとめていいかもと思いました。ハンターハンターは月曜日の緩衝材であり土曜日の興奮剤でもあるので、ほんと頑張ってほしいです。あくまで私はなんですけど、数年待ってこの内容ならば文句はまったくありませんし、私にとっては最高の漫画でありつづけているだとあらためて思った次第でした。


・これは小ネタです。さっきプラネテスを読んで「自分の欲望を人類全体の問題にすりかえたんだ」って言葉があって、ビヨンド=ネテロの演説がまさにそれに当てはまるよなーと思いました。その言葉は宇宙に進出する偉人が言った名言「地球は人類にとってゆりかごだ だがゆりかごで一生を過ごす者はいない」に対しての言葉で、ビヨンド=ネテロが暗黒大陸に進出しようとしている状況にも似ていますしあのときの演説にもすこし似ています。それで、以前に冨樫義博が0巻のインタビューで「立候補するようなやつが持っている何かが諸悪の根源に思えることがある(手元にないのでうる覚え)」とあったんですが、それってこのことじゃないのかなーとふと思いました。まあいってみればうそつきですよね。欲望に対するうそつきです。そういやパリストンもハンター会長に立候補したときにやたらと「ハンターのために」といううそをついていました。ただビヨンドもパリストンも自分の欲望に自覚的で意図してうそを吐いているのでプラネテスの話とは全然違います。まあでもなんか似ているなーと思った小ネタでした。