単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

私の歌詞百景

「歌詞百景」の発端はヒトリエのシノダさんのこちらのツイート。やりたい!となってのでオリジナルの形式に則ってスクショで。昨日の深夜から思いつくたびにGoogle Keepにメモして百くらいになったので公開。来月またやったらラインナップの半分は変わりそうだが、今はこう。

余談。

厳選すると死ぬまで終わらないので、ブログで何度も引用しているくらい好きな歌詞、あとは再生リストやランダム再生も参考にざっくりと列挙した。

歌詞百景は、歌詞のどのようなコードでどのように発声でどんな感情をこめられているのか、どのように歌詞カードで表記されているかといった文脈が削がれ、それがなんかおもしろかった。この歌詞の良さは曲を聞いてみないと分からないだろうという、その分からなさがおもしろいのだ。人の歌詞百景を眺めていてもそう感じた。シノダさんが挙げていた特撮の『ケテルビー』の「猫かと思ってよく見りゃパン しかも一斤、まだ、まだ一斤もあるじゃないか」はその前の歌詞があってこそだし。

だから歌詞百景は大パラノマをちっちゃい額縁で切り取るような行為で、その光景だからこそのユニークさがあっておもしろいと感じたのだった。 

ちょっとだけ例を挙げてみる。一つ一つに思い入れがあってキリがないのでちょっとだけ。

People In The Boxの『起爆』の「きみは戦争に興味がないしね 戦争は君に興味がない しね」は歌詞カードでは、

と表記されている。

そもそもこの歌詞は明瞭に発音されていない。耳を傾ければうっすらと聞こえるくらい。だから『起爆』の歌詞を百景に挙げるのは相当無理やっている。 

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kamomekamomeの『メデューサ』の「ヘイ! あの四葉のクローバー大事なんだよ!返せ!返して!返してくれよ...」は楽曲内でガテラル混じりにシャウトされているものだから、おれは心底可哀想になって「こんなに泣き叫んで訴えてるんだから四葉のクローバーを返してやれよ! 返してあげてよ……」と印象深い。が、その感じは曲を聞いてみないとわからない。

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それにしても五十嵐隆菅波栄純山田亮一、大槻ケンヂ、あと小林祐介波多野裕文はそれぞれの歌詞で百景になるくらい好きな歌詞が多いので削りに削った。ってつもりだったが見返したらやはり彼らの作詞はそこそこあり、あとTHE BACK HORNの『孤独の戦場』の同曲から三つも選ばれているた。いやだって「神様 俺達は悲しい歌が気が触れる程好きです」「ノイズの洪水にヘッドフォンが外せない」「暗闇の中ドアを叩きつづけろ」は外せないし。

頭の中には素敵な歌詞がいっぱいあるから百景はすぐに埋まった。ほんと何を食べて何を見て聞いて何を積み重ねればそんなに素敵な歌詞を書けるんだろうね。

「希望は誰かの手だ 俺は持ってない」

持ってない!