HELL-SEEライブ(難波と磔磔)まで残り一か月となった。生活は大変だから突然中止になっても仕方ないくらいの心持ちでいるけど、順調ならばあと一か月でライブになるらしい。
ツアーグッズも公開された。
■━━━━━━━━━□
— syrup16g (@syrup16g_staff) 2023年5月27日
syrup16g Tour
20th Anniversary
"Live Hell-See”
Goods
□━━━━━━━━━■
🐑グッズ情報と先行時間のお知らせ
各種キャッシュレス決済もご用意しておりますので、ご利用ください。
レジ袋などは、ご用意がありませんので必要な方はご持参ください。 pic.twitter.com/ypWmTzQJTi
フェイスタオルは絶対に買いたい。白Tシャツは一枚も持ってないし好きではないが、そこに『HELL-SEE』のジャケットがプリントされていたら話は別で、無性にかっこよくて洒落ていて最先端のデザインに見えてきた。
そして600P超のsyrup16gのインタビュー本が発売されるらしい。絶対買いなのでukfcオンライン通販で予約購入した。バンド活動の未来を暗示させるタイトルもいいが、帯の「後悔の旅は永遠に。」もいい。
2002年から2023年まで、音楽と人に掲載されたsyrup16gの写真、記事をすべてまとめたコンプリート本が6月1日に発売される。
2002年ってことは21年前で、おれは小学生か中学生くらいで、おそらくファンの中にはまだ生まれていなかった人もいるだろう。Syrup16gは現代的なバンドかは分からないが、おれにとって「いま、ここ」が歌われているので21年前(結成は27年前)から活動していた事実にあらためて驚く。そりゃ後悔するような発言の一つや二つもあってもおかしくない。生きていれば生きるほどそうなるし、Syrup16gはいまもまだ活動しつづけているから。
インタビュー本は600Pもある。大ボリューム。本棚のいちばん厚い本が映画『There Will Be Blood』の原作小説「石油!」で696Pだった。
いかなる理由であれ、21年前からのインタビューをすべて記載するのはすごいし、ありがたい。解散以降の『音楽と人』のインタビューはだいたい読んでいるとおもうが、それ以前のは全然読んだことないのでめちゃくちゃ楽しみ。
あと公式サイトにひっそりあるインタビューは読んだ。
「いいちこポカリ割り」的な名フレーズ多いだろうし、心底楽しみ。ちなみにスポーツドリンク割りは体にいいらしく、吸収率はアルコール度数の低下に比例して下がるらしいが。ということをいいちこNEOを飲みながら書いてる。
600Pは嬉しい。旅といえば、本の文章を一列に並べて距離として数kmくらいになるなにかの本であった。600Pの内容は写真が主だとしてもそれなりの旅になることだろう。
前に「Syrup16gのレビューをすべて読んでみた」を書こうと手をつけたことがある。もちろんすぐに挫折してやめた。
序文があった。おれは行儀がいいリスナーにはなれないという宣言が回りくどく表明されている。
はじめに書いておくと、ここでは日記、感想、考察、レビューを一括りにしている。これはわたしが採用しているイデオロギーで、いわゆるテクスト論というもの。丸山圭三郎の『言葉と無意識』という本で「演劇や音楽、絵画、彫刻もまた一つの言葉であり、見るたびに、聞くたびに、その都度新しい意味を与えられ与えられ返す体験の一回性」、また『批評理論入門』という本の「作品とは、読者に読まれるときに初めて存在するものであり、「読むこと」とは、読者がページを繰りながら行ごとに情緒的に反応するという時間的プロセスを含む」と語られるように、わたしはSyrup16gと個人との関係性のなかで生じた一回性の不安定な現象という視点から、日記、感想、考察、レビューを「語り」と一括りにしている。そもそもわたしはアルコールや向精神薬の血中濃度ですら評価の変数になると考えているし、さらに人間はその変数を除去して思考できる高度な認知機能は有していないと考えるようになってからは、真剣な顔で「人の数だけ答えがある」と言ってのける。好きな人が聞いてたから好きになったは本当のリアルだし。
インタビューの本の発売もライブも待ち遠しい。
夏が近づいてきているせいなのか、『HELL-SEE』のライブが近づいてきているせいか。最近は落ち着きがなくてそわそわしっぱなしで部屋の片付けをするようになった。
あと鍵を部屋で失くして交換したからレミゼくんの隣にフックで引っ掛けるようにしたら失くさなくなったのでありがとうsyrup16g。
夏なので『これで終わり』よりすばらしい曲はこの世についぞ生まれなかったな、と思っています。夏らしい。