単行のカナリア

感じて想する

THE BACK HORNのアナザーサイドエクスプレスのライブレポ @なんばHatch 13.10.4


  THE BACK HORNライブ簡易感想。GG13の次はKYO-MEIワンマンのアナザーサイドエクスプレスツアー。ツアー!ってケツに付けると旅行代理店のパックツアーみたいだな(笑)。会場は、おなじみのなんばHatchです。

 本当はKYO-MEIワンマンツアーまでがライブタイトルなのですが、それ含めるとブログタイトルが長くなるので省略しました。そういえば、第一回目のKYO-MEIライブが私の人生初のライブでした。

ライブ

 この日「バトルイマ」を初めて聞きましたが、ファンのコーラス(私含む)がなんか微妙ズレてて面白いな!ってのが率直な感想。つーか、わりと難しいんですよねあのコーラス。ミドルテンポゆえに「今!」って叫ぶところも「インマ!」ってなっちゃうし。ウォウォゥオウォ~ってところも難しい。
  しかしながら、家で一人で聞いていてもパッとしなかった「バトルイマ」でしたが、やっぱりライブで声だして歌うと断然違う。体で音を聞いて声を出すことで気持ちも高揚しますね。まさしく身体性がある曲なんでしょう。メンバーもやけに楽しそうに演奏していたし、山田将司の歌い回しは絶好調でしたし、それにファンのコーラスもサビではズレたりしましたが会場を埋め尽くしていたあたりは圧巻で、「バトルイマ」はけっこういいじゃないかと考えが変わりました。当の私も練習不足だったのでズレまくっていました。
 
 「ハッピーエンドに憧れて」はファンになったときからライブで聞きたかった曲でついに聞くことができました。いやーこの日まで長かった。百歩譲って生ゴミ!僕ら気付けば逆ゾンビ!死にたがりになんて罰当たり! 名フレーズの連発でもう感無量でしたよ。今のバックホーンが歌っても遜色なかったのも新鮮な気持ちで浸れました。この曲は全曲レビューで「割と陽の当たるこの部屋ってのがポイントだと思います。ただの鬱じゃないのがバックホーンらしい」というコメントを貰っていて、まさにそのコメントにあるような温かい陽の当たる演奏でした。よし、掃除をしよう。

 「赤い靴」、「クリオネ」、「ガーデン」は前回のワンマンツアーでもやっていましたね。
 「赤い靴」の後半の鬼のベースラインは岡峰光舟の指を凝視していましたが、相変わらずはやすぎて見ることができません。「クリオネ」は前回聞いたときは初披露だったのでなんかいい曲だなーとぼんやり感じただけでしたが、今回じっくりと聞いていたら隠れた名曲だとじんわりときました。「強すぎる想いは時々体も心も置いてきぼりにするから」ってフレーズをバックホーンが奏でるのがじつにいいんですよ。しかも、その強すぎる歌たちが登場するこのライブで演奏するってのがね。あと、菅波栄純のギターのハーモニクスは心地よくてずっとギターの手元に釘付けになっていました。よし、ピクニックに行こう。

 
 「ブラックホールバースディ」「コバルトブルー」「戦う君よ」の定番曲はなんだかんで起爆剤になっていました。「コバルトブルー」に至ってはもうこれで何回ライブで聞いたんだよと感じですけど何回聞いてもいいんですよね。

 MCに関して言うと、松田さんの下ネタでそれ以外のトークが吹っ飛んだ。松田さんは「こんなに毛穴が開くのは音楽とセックスくらいものですね」と言っていました。いきなりの下ネタに会場は一回シーンとしたあとでヒューって盛り上がってました。そして、その後のすぐ栄純が「え?マツ今なんていったの?」と聞いてなかったらしくて素で聞き返して、さすがの松田さんも二度目はちょっと恥ずかしそうに言っていたのが面白かった。他に山田さんが良いこと言って気がするんですけどもこのせいで忘れてしまいました。完。


 それから「雨に打たれて風に吹かれて」はバックホーンにはめずらしいヘヴィメタル的縦ノリで、いつもと違うマニアックな雰囲気になっていたのが気に入りました。ああいうヘヴィーな縦ノリの曲はライブで体験すると体がリズムを覚えるせいか曲の印象が変わりますね。頭を振りたくなるヘヴィーなリフや、ギターソロのひょろひょろしている所が中々好きです。でも、あんまり盛り上がってなかった。
  

 で、アンコールの「サニー」と「涙がこぼれたら」は、今回のマニアックなライブの最後に相応しい濃密さがありました。四つ打ちダンスナンバーの「涙がこぼれたら」は、久々に聞きましたがライブでは映える曲ですね。「伝えなくちゃいけない お前の言葉で」で〆ってのもなんかじーんときました。
 
 いつぞやの雑記で「アナザーサイドエクスプレス」のライブはあまり楽しめなかたって書いた気がしますが、なんだかんだで私はけっこう楽しんでいたようですね。記事を書いて思い出がねつ造されているのか、ただ不快さに埋もれて楽しさを発見したのかは知りませんが、やっぱりいいライブでしたよ。今更ですけど。「記憶は常に編集され続けている」ので、いつの間にかいい感じに編集されたんでしょうね。
 
 そもそも、感傷オリエンタルの「異国の空」、哀愁フルスロットルの「ハッピーエンドに憧れて」、激情メリーゴーランドの「生命線」、混沌フォーリングダルマの「カラビンカ」を聞いて興奮しないわけがないんですよ。思い付きで変なキャッチコピー付けたんですが、激情メリーゴーランドだけはわりと的を得ているような気もしなくもないですが、アナザーサイドエクスプレス大変充実したライブでした。
  

セットリスト

01.異国の空
02.神の悪戯
03.ブラックホールバースデイ
04.ハッピーエンドに憧れて
05.生命線
06.赤い靴
07.カラビンカ
08.ガーデン
09.未来
11.雨に打たれて風に吹かれて
12.真夜中のライオン
13.戦う君よ
14.コバルトブルー
15.バトルイマ
EN
16.舞い上がれ
17.サニー
18.涙がこぼれたら