単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

ぼくのしょうらいの夢

 ぼくのしょうらいの夢は、FANZA GAMESアダルトPCゲームのメールマガジンを書く仕事につくことです。ぼくがそんな仕事があるとしったのは、お父さんのパソコンのメールをまちがえてクリックしたときです。そのメールにはえっちな画像もあったのでお母さんにいいつけてやろうとおもって写真にのこしました。ベッドのなかで気になってこっそりその画像を見ていたときにへんな文をみつけました。

 こういうやつです。

 「\\萌えゲーアワード2021発表記念セール、終了間近ですわ😱😱‼️‼️/クッソお得なこの機会、後悔しないよう是非ご覧になって下さいまし~~‼️」 コピペしました。なにやらとてもたのしそうです。このお嬢様みたいな話しかたは、さいきんはぼくのクラスでもみんなやっています。ユーチューブによく出てくるひゃくまんてんって難しい名前のひとがはやらしています。てれびの人ではありません。てれびはあんまりおもしろくないのでぼくもクラスのみんなも見ていません。お父さんもその人のことをすきです。でもお父さんはもういい年だからまねはあまりしないでほしいです。ぼくもお父さんみたいにリアルタイムで配信をみたいのですが、十時ごろにはもう眠くなってしまいます。今日は夕方からやってくれるのでぼくも見ることができます。ぼくのお母さんがこの人だったらいいのにとおもいます。でもそういうことをいうとお母さんはすぐにしにたいとかもビックリすることをいいだすのであまり悲しませようにしています。

 ぼくはお前の話はすぐにころころ変わってわかりにくいとよくいわれます。えっと、なんだっけ。そうだ、FANZA GAMESアダルトPCゲームというのは、どうやらとてもえっちなパソコンでやるげーむを売っているところらしいです。ぼくはしっています。夜に足がむずむずして寝つけずに水でものもうとリビングにいったとき、お父さんがこっそりそういうゲームをやっていたのをみたことがあります。ああいうものがあだるとPCげーむというものらしいです。えろげともいうそうです。えっちげーとはあまりいわないようです。ぼくはまだやったことがありません。いつか大人になったら、まえにお父さんがやっていたサングラスをかけた男の人と機械の着ぐるみをきた人?が戦っているげーむをやってみたいです。足がむずむずするのはレストレスレッグス症候群というなにやらかっこいい名前がついていて忘れないようにノートに書いていました。

 なぜぼくがその仕事につきたいかというと、ぼくはくだらないことを思いつくのが得意だからです。じゅぎょう中は先生のはなしを聞かずにいっつもくだならいことを考えています。言葉と言葉をてきとうにつなぎ合わせるのもすきです。これならぼくにもできそうとおもいました。それにたのしそうです。ぼくはその仕事にとても向いているようなきがします。えっちなことはよくわかりませんが大人になればぼくにもわかるとおもいます。そうやってぼくは生まれたとぐらいはぼくでもしっています。

 お父さんにこのしょうらいの夢について話したら、そんなに簡単なことじゃないよといわれました。ああいう人たちはとてもむずかしいことを知っているけどわざとふざけておもしろおかしく書いているんだよ。それもうみんな血をはきながら骨をけずって購買欲をじゃぶじゃぶあおるためにねる時間もあんまりないんだよ。と。ぼくにはよくわかりませんが、どうやらぼくが思っているよりもたいへんなようです。

 わからないといえば、あとまえにみた勃起持続可能な社会というのもよくわかりません。そういえば、この漢字はゴールデンカムイでなんどもみかけました。あれもよくわからなかったです。

 ただお父さんが仕事をやすんで病院によくいってたときに薬をのんであそこが立たない!といっていたのでそういうのに関係しているような気はします。

 ぼくはこのしょうらいの夢を授業で書いたことがありました。子供の夢らしくないと先生にしかれました。こんどはおかあさんにしょうらいの夢を話したら、それはいけませんあなたの夢はもう決まっているんだよと笑っていいました。みんなそれはだめといいます。先生なんてどんな夢でもいいから書いてみましょうといったくせに。学校にもいきたくありません。お父さんがやっているえろげをやるといったらほほをつよくぶれました。

 しょうらいの夢はむずかしいです。あれはいいとかこれはだめだとかぼくにはさっぱりです。たまにいっている病院でお医しゃさんにきみは人とすこしちがっているけどそれは才能なんだよといわれました。でもぼくの才能はぼくがやりたいこととちがうような気がします。そもそも才能なんてないような気もします。お医しゃさんはやさしい顔をしていたから、もしかするとぼくのことをおもってウソをついてくれたのかもしれません。すこしだけぼくもそういうのがわかってきました。ことばはことばどおりでないことがけっこう多いです。お母さんはしにたいとよくいいますが、そういうときだいたいはわたしのいうことをだまって聞けっていっているかんじです。この文はお父さんのCD棚にあったばっくほーんという人のジョーカーって曲をききながら書いています。だからちょっとまねしたみたいになりました。とてもかっこいいのでこんどクラスのみんなにおしえてあげようとおもいます。みんなもっとぼくの好きなものをすきになってくれるとうれしいです。