単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

ただ人の顔を見ていなかっただけ/自制心/「恍惚」という表情の体現している青年/顔の情報量/死

 連想ゲームでしかない記事にタイトルを付けるのはとても難しい。誰かおれの代わりにタイトルを考えて欲しい。

 アルコール度数が38%の無糖梅酒を飲んでいる。梅酒なのに甘くないし、度数が高いし、飲むたびに予想が裏切られて、これはこれで楽しい飲み物。でも「甘くない、大人の梅酒」とかいう飾り文句はしょうもない。大人って言葉の使われ方が気に食わないことが多い。大人になったら大人になる。そのように扱われようになる。『けいおん!』は原作の大学生編は覚えていない。『Utauyo!!MIRACLE』のOPをまともに見ることができなくなっている。

 壱百満天原サロメ嬢の『絶体絶命都市』の配信を聞きながらこの記事を書いている。サロメ嬢はトークのサビの部分で声量をあげてお嬢様口調が強くなるので、丁寧にエンターテイメントをやっていてわかりやすくおもしろい。たまに付け足したように笑う「オホホホホ」も、お嬢様になりたい一般人というキャラクター設定に忠実で、まさにVtubrとしか呼べない虚構が現存している存在感をたらしめている。

 ブログって徐々にTwitterよりTwitter感が増していっている。この感じをうまく説明できないが、そのような気持ちになる。バンドマンもライブ終了後にはTwitterエゴサすることはあっても、Googleエゴサすることはない。ヒットしないし。すぐに反映されないし。検索ワードを絞るの面倒だし。ブログとSNSの中間みたいなwebサービスがあればいいのにと思う。Twitterよりは少なめで、ブログは多く、リアクションを交わしやすい設計の文章を書けるwebサービスがあればいいのに。きっとあるにはあるだろうが、そこに人はいないだろう。

 もっと気軽になりたい。適当でいたい。あまり深刻な顔をしたくない。向精神薬でどうにかなってしまうくらいでたいして深刻でもないのだから。被害者でもあり、加害者でもあるから、加害者の顔もしたい。人殺しの顔をしていたい。

 えっと、そういえば、自制心の話をするつもりだったのだ。なんとおれは酒の場で一度たりともやらかしたことがない。記憶がないわけではない。前向性健忘はあったとしても部屋の中に限定される現象だ。どれだけ酔っていたとしても自制心が働く。せいぜい、いつもより陽気に、メリーモアになるだけ。おれが泥酔してやらかしたといえば、せいぜい尼崎から三宮まで終電から始発までの時間を徘徊していたくらい。人がいなかったので木の枝を振りまわしながら歩いていた。しかし、それでも歌わなかった。うるさいと国道沿いマンションの住民に迷惑になるからという常識的判断で。途中、歌いたくなったから六甲道の古本市場のうえにあるカラオケ屋で三十分だけ歌った。べつにやらかしですらない。

 泥酔しているときにやることといえば、好きな音楽を聞いて共感マシーンになるだけ。ほんと、それだけ。 

 なんでこんなに自制心がすごいのだろう。もっと限界まで挑戦してみようと、あれやこれを試してみたが、特にこれといった面白いことは起きなかった。

 酔っ払っているときならではの行動はある。FUGAZIJOY DIVISIONなどのライブ映像を流しながらボーカルの動きを真似している。メロディーに合わせて動きを模倣する。不格好。せいぜい痙攣、せいぜいコンテンポラリー化しないダンス。(日本人特有らしい)表拍の縦ノリ。グルーブ感の感じをよく知りもしないで使っている。つくづく思う。おれはダンスが必修化されてない世代で義務教育を終えることができてよかった。


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 地震があったらしい。壱百満天原サロメ嬢は百万点の対応をしていた。『絶体絶命都市』は震災で発売中止した経緯があるし、それ含めて。「正しい情報、取捨選択難しいと思います」難しいです。

 SAVAGASの『The Answer』のMVに序盤で登場する青年の表情、「恍惚」という言葉を体現している。めちゃくちゃいい表情をしている。ライブ映像の観客、だいたいみんないい表情になってる。自分が写っているライブ映像を観たことがあるが、画面のなかでおれはいいかんじの表情をしていた。熱狂という表情。その場にいた人はみんなそんな顔をしていたから馴染んでいた。ホッとした。


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 顔の情報量はすごい。顔は、大量の生データを送ってくる。おれは人が何を言いたいか分からずに悩んでいた時期があったが、そもそもおれは人の顔をあまり見ていなかった。非言語コミュニケーションと呼ばれる、目線や口元、表情筋から発せられる膨大な生データを受けとっていなかった。「みんななんて言っているのか分からない」って、あなたはそもそも人の顔をあまり見ていないので分からないのは当然。まあ見てもよく分からないことも多いけど、以前に比べたらほんとマシになった。実生活で支障はない。なるべく人の顔を見るように心がけている。だからって見過ぎないようにも気をつけている。そういうことに、二十歳を過ぎてしばらく経ってから気づいた。みんなはそういうことをすでに知っていた。それ、授業でやったの? おれはあんま授業を聞くことができない子だったから分からない。


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 dnimってのはこのブログで使用しているハンドルネーム。これを「ディム」と呼んでいたが、おそらくディムとは呼ばないだろう。ドニムのほうが近いような。dnimはなんと発音しているのか、おそらく何度かライブで聞いたことがあったはずなのに、よく覚えてない。

 Twitterアカウントに作品名やバンド名を付けてしまうと、Twitterでキーワードを検索したときにそのアカウントのツイートが出てくる。でもそれって、こっちがミュートすればいいだけの話だから、騙らなければ別に文句を付けることもないだろうに。マイナス検索と全文一致の検索方法くらいは覚えていて損はない。-と""だから。あとfrom:@~も。

 「みんな何て言ってるか分からない」は少しずつどうにかなってきているが、「みんな何で知っているのか分からない」はわりと今でもよく思う。授業もっとちゃんと聞いていればよかった。小学生のときは廊下に追いだされてひとりでなんか楽しかった。皆と同じようにIpodの手術を受けたい。デジタルオーディオプレイヤーはSONYのSシリーズしか買っていない。

 皆Ipodの手術を受けていて、耳に白いものを装着している。白いものは好きじゃないので、白い服はバンドTをのぞけば一着も持っていない。黒と青ばっか。あと緑と灰色。オタクの黒統一のファッションがダサいと言われてしまうのは、サイズ感の問題だろう。それと薄っぺらいチープな生地のアウターのせい。でも今はもうユニクロで十分に「普通に」なれる時代になっている。ユニクロがたまに出すコラボ商品とかむしろオシャレの部類だし。高いし、すぐ売り切れるらしいけど。古着屋で買ったの一着だけ持っている。TOPMANの黒スキニーは絶妙なタイトさで気に入っている。もう日本撤退からしてしまった。脱オタって言葉すら聞かなくなったが、「千歳くんはラムネ瓶のなか」の一巻はそれやっている。たぶん、懐かしいのではなく、新しさとして受け入れられているっぽい。

 光が眩しければ眩しいほど影が濃くなる、というのはベルセルクで学んだ。ベルセルクが続くらしい。もし万が一、森恒二が監修するならばきっとそのようなことにはならないだろう、もしかりにつまらなかったならばつまらなかったと言いたい。思いたい。作品と評価の媒介変数に死を付けくわえたくない。そうしてしまったら、作者の死を望みかねない。もうこれ以上すばらしいものってあるの?と思うような作品だと、もしこれが遺作だったら数百年は次回作を惜しまれていたのだろうとか思ってしまう。あまり死んで欲しくない。話題になった漫画のたいして話題にならなかった続編にも面白い作品はいっぱいある。とはいえ、べつに死んでもいい。死というストーリーを文脈を作品に追記されてしまって、もうよくわからなくなるほどにぐちゃぐちゃになった感情のなかでしか読めなくても、そうなったらそれでいい。どちらでもいい。

 ネットだけでなくリアルもダークモードに対応してほしい。もうダークモードでしかネットをやっていない。はてなブログは白い。黒ければもっといいのに。Syrup16gが暗いのではなく、時代が暗いのでもなく、ただおれが暗い人間なのかもしれない。暗いのが好きなってだけ。生来は明るく、本当のことを言ってしまえば、バランスを保つために暗い人間の振りをしている。

 もう寝なきゃ。土曜日まで持たない。家に帰ったら疲れているのか飯も食わずにとりあえず寝ている。

 おれの『けいおん!』のイメージってまさにこのRemixなんだよな。ハイコントラストでセピア色になった青春というような。MK2さんがG.A.Wで書いていた、けいおんの感想がとても好きだった。青春とは誰かの思い出に過ぎない。おれはもっていない。というのはまったくの嘘で、普通にわりと青春していた。バンド、他校の先輩との恋愛、花火大会、好きとか好きじゃないとか、ヤンキーにたこ焼きをひとつだけ強奪されてゲーセンでコインを強奪され、五時三十分くらいに起きて勉強するために朝早くから学校に行くときの人がおれしかいない電車。地元とかいう、もう遠くなってしまった場所にまつわる思い出。www.nicovideo.jp

 もう寝ないと。躁っぽくなっている。部屋を掃除していたらルネスタを発見したので、眠れないときに多めに飲んでも余裕があって安心している。寝ようとしていると足むずむずして寝れないことがたまにあり、これはレストレスレッグス症候群というものらしく、そのせいで睡眠を真面目にやるの馬鹿らしくなってくる。ヤクルト100より抗ヒスタミン、抗ヒスタミンよりブロモバレリル尿素、非ベンゾそしてベンゾ。おれはまだ非ベンゾで事足りているから未来はとても明るい。

 最近のおれは、ことあるごとに連想ゲーム連想ゲームと書いていてしつこいけど、なにやら走馬燈っぽさもある。おれ、もうすぐ死ぬの? 思い出がよぎる。フラッシュバックともいう。

 「死にたい」とは思わないが、「死にたい」とは言いたい。正直、もうわりと死にたいけれど、それは死んでから「ほんとはずっと死にたかった」と言いたいから、取っておいている。

 コーナンで買ったクレモナロープを首にひっかけてカーテンレールにのせて壊れて、あまり思い付きで行動してはならないとおもった。

 強い言葉を紹介します。「男性が初回自殺企図によって既遂になることを予測する要因を明らかにするために多変量解析を行いました」 たいへん強い言葉です。  

 「初回自殺企図によって既遂に」ならなかった。多変量解析によって明らかになった三つの変数について知りたければ『アルコールとうつ・自殺』を読むといいです。ネタバレはしません。ビギナーズラックはもうない。注意欠如によるしょうもないミスを繰りかえして人にため息をつかせたくない。あなたより、おれのほうがおれにうんざりしている。優しい人が多い。あまり怒鳴られないから、おれはやっていけている。

 おれの書くものすべて楽しく読んでもらいたい。しかしもう、どうすれば人を楽しませることができるのかもうよく分からない。

 仕事から帰ってきてくたくたで、変な時間に寝てしまい、変な時間に起きて、だらだら過ごして外が明るくなってきたとき、夜よ明けないでくれといつも心から願っているのに、一度たりともその願いが叶ったことがない。気に食わない。