単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

多分、そう。

 俺は布団ちゃんという配信者が大好きで、その布団ちゃんがニコ生時代に即興で弾き語りをした曲の「多分、純」という曲(福山雅治の『少年』のコードとサカナクションの『多分、風』という曲名を借用した)が好きで、それを秋山黄色がカバーした「多分、純」が俺はめちゃくちゃ好き。


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 そのYoutube動画にある「純も原曲を作った布団も編曲した秋山黄色も全員が色んな意味で変わっていった。変わらない人間なんて一人もいない」というコメントも好き。

 人は良くも悪くも変わっていく。どれだけ変わったところであなたは自己責任の請求先だし、変わることができたならば更生という言葉で再評価される。

 「お前、変わっちまったな」という言葉は「お前、変わっちまった」という言葉でしかない。

 『遺伝子‐親密なる人類史‐ 』によれば、後天的に獲得した形質は基本的には遺伝されないらしい。基本的ではない、塩基配列の変化を伴わずに遺伝子発現(タンパク質の構造や機能)が変化する「エピジェネティクス」という例外はある。戦中、オランダ全土に降りかかった飢餓によって大規模なその変化が見つかったらしい。

 自然界では、多様性を生み出すために染色体間で遺伝情報の頻繁な混ぜ合わせや組み合わせがおこなわれている。生命は、垂直/水平方向に、通時的/共時的にも変わることを余儀なくされているから変わっていく。

 ありとあらゆるものが大小のスケールを問わずに変わりつづけていって、その営みの端っこのほうに俺がいてあなたもいてみんないる。

 変わるのだ。どうしたってどのような方向にだって変わっていくのだ。取り返しはつかない。開き直っているわけでもない。手放しているわけでもない。でも、どうしたって「今、ここ」から変わりつづけていく。

 好きな配信者も変わっていくし、好きなバンドも変わっていく。その変化が受け入れないこともすんなりと受け入れられることもある。

 受け入れられたときは「よかった」でいいと思う。「よかった」と言え。書け。