単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

俺の文章は「日本のすばらしいロックの歌詞」のサンプリングに失敗している

 前に、俺の文章は「日本のすばらしいロックの歌詞」のサンプリングに過ぎない、という記事を書いた。

dnimmind.hatenablog.com

 コメント欄で、俺は「最高のサンプリングを目指してやっていきます」と宣言している。実現はできそう? それはまだ。

 もうずっと一つの記事で一回くらいは、日本のすばらしいロックの歌詞をサンプリングしている。特にお気に入りなのがSyrup16gの『リアル』の歌詞。「圧倒的な存在感/生身の感情の表現/すべての言葉しっぽ巻いて/逃げ出すほどのリアル」は、言葉の入れ替えやすさと体言止めのリズム感が大好きで、もう何度もサンプリングしている。「〇〇〇な〇〇感」と書いてしまうと脳内予測変換によって自動的に続きは決定される。

 聞き慣れている言葉として、それらが選ばれやすいのだろうな。読む側は書き手とちがって、その一連の言葉を聞き慣れていないから、俺の文章からはリズム感が失われていく。圧倒的な停滞感。不器用な文章の表現。すべての読者しっぽ巻いて逃げ出すほどのリズム。こういうの、あんまよくないんだろうなと分かっていながらずっとやる。変えるべきなのは俺の素の文章だ。サンプリングを活かせるような文章を目指してやっていっていってる。今もなお。

 そもそも「日本のすばらしいロックの歌詞」は高橋源一郎の『ジョンレノンVS火星人』にでてくる、「すばらしい日本の戦争」というキャラクター名から思いついた。

 一度だけ、あまり好ましくないわるいインターネット的な替え歌になってしまったことがあった。精神障害者福祉手帳について書いた記事内で、NUMBER GIRLの『透明少女』の「気づいたら俺はなんとなく夏だった」を意識したのか無意識だったのか、「気づいたら俺はなんとなく精神障害者三級だった」と書いたことがあった。書いたあとで、あ、これ透明少女の歌詞じゃん!と気づいた。気づいたら俺はまたサンプリングしていた文章。下書きの中へ消えていく。dnimmind.hatenablog.com

 そういうこうしているうちに、夏がきそう。気配が強まっている。夏にはしんどい思い出が多くあり、時おりフラッシュバックして手足が冷たくなる。寒気あるのに暑いという、あの奇妙な感覚はおぞましい。震えて、震えるせいでなお体温は上がり、血の気は失せる。冷や汗をかいているのか、汗をかいているのか。よく分からない。結局、水と薬のどちらもいっぱい飲む羽目になる。うまくしのいでいかないと。あまり夏をしたくない。君よ、夏をしないで。衝動に刺さる文章を書きてえ。Yeah。

 

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