単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

23.

 朝起きてブログを見たら、俺が書いた記憶がない記事が公開されていた。自分語りをして自分の言葉で傷付いているので、なんか観念的自傷行為みたいになっている。血で書いてはいない。そんな大層なものではない。どちらかといえば、浸出液のような透明ななにかで書いている。透明なので誰の目にも映らない。比喩でイメージなので特に意味はない。

 イメージの話。腐った脳みそが顔の穴から漏れでてくるは瀬戸口廉也がよく書いていたイメージで、脳にある四角錐型不安回転体がぐるぐる回って不安を生みだすのは関内関外日記で一度だけ書かれたイメージで、そういう他人の言葉を取りいれることで自己を希釈しつづけて再定義しつづけて濾過したいは、二千十九年頃に俺の頭に生まれたイメージだ。

 ひとつ前の記事で気持ち悪いことを書いてるな、今度はもっとましなことを書きたい。なにか好きな作品を褒めそやすようなことを、気持ち悪くならないように、自分語りを控えめにして感想部分をうまく切り取って書きたい、と考え、気が付くとさらに気持ち悪い文章が生まれ、よくない。

 自殺は他殺ではある、とよく言われる。パニック障害は、本来の作用として不安は危機を回避するための防御機構なのに、バグり、不安が異常増殖しだして危機を生みだす。その苦しみに耐えきれずに自殺する人もいて、やはりバグとしか言いようがない。自殺は他殺と言うとき、自己責任論で安易に解決させないよう判断を迂回させることが目的のひとつだと思っているが、そもそも自己責任を問うとすれば、先に製造責任の方を問うべきなのでは? だって、人が急に歯をガチガチ鳴らしてぶるぶると震えてうずくまってバイブのモノマネ(byぬきたし)しだするの、バグ以外ありえないだろ。

 ……また気持ち悪いこと書いてら。カウンセラーに説教されて過去の俺はキレていたけど、もしかしてあの人とても大事なことを俺に伝えていたのでは? 俺がしょうもねえおためごかしの一般論と見向きしなかった言葉に大切なことがあったのでは?

 よくわかんねえな。天気いいし、洗濯は終わらせたし、掃除はできていないが、食材とかトイレットペーパーとか買い物に行かないとなあ。少しずつ気温が上がっていて夏の気配が濃くなってきた。また厳しい季節がやってくる。性懲りもなく、律儀に。かんべんしてほしい。

 いろいろとあるが、気は確か。『Don't Summer』はすばらしく、人新世の夏のテーマソングに推薦したい。


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