単行のカナリア

スプラトゥーン3のサーモンラン全ステージ野良カンスト勢です!

2012-01-01から1年間の記事一覧

HUNTER×HUNTERは漫画家の物語であるという考察

キッカケの発想はこちら。「ハンターXハンター」に感じること リンク先は、HUNTER×HUNTERの「HUNTER」が漫画家を象徴しているのではないか、という内容の考察になります。これまでに何度か見かけていた考察ですが、いまいち筋が悪いと思い考えることはあり…

おひさしぶりです

ブログをひさしぶりに更新しました。デザインも変更しています。 ようやく重大な問題を乗り越えられたので、またやっていけそうです。 昨日の出来事によってブログを書きたくて仕方なくなって、自分にとってブログを書きたくなる原動力は嬉しさよりも悲しさ…

今日も生きてたはずなのに 麓健一「バリケード」

麓健一のバリケード。 静謐なアコースティックギターと、掠れた優しい歌声のみの構成。何度もリフレインされる「今日も生きてたはずなのにそれを感じることがない」という詩が印象的で、途方もないほどの空虚感がありありと写しだされているようで。シンプル…

冒険

コミケに行ってきました! 目的は、わたしが敬愛するブロガーさんが携わってる本を買う&喋ること。行きの電車で、突然のパニック発作に襲われて途中下車しました。行くか帰るかについてひたすら葛藤し、しばらく休憩したら気持ちが落ち着いてきたので、「こ…

アドバイス症候群

最近になって身を持って学んだアドバイスに関する記事です。 「いますぐ書け、の文章法」から気に入った文章があったのでの引用。 「悪口でも、こうすればよくなる、という提案がのっけてあれば”良い悪口”なので、大丈夫ではないか」と考える人がいる。 これ…

LIVE FACOTRY 2012 @Zepp Divercity TOKYO 12.7.14

LIVE FACOTRY 2012に参加しました。 DJプレイを含めると七時間もの間ぶっ通しのライブイベント。音楽番組の企画ということで、ヒダカトオルと中野美奈子が司会をしていたり、なかなかに面白いラインナップであったりと、とことん楽しみ尽くせたイベントでし…

雑記

ここ数日はpegmap新譜効果で更新が続きましたが、突発的なモチベーションの賞味期限は短くてプツンと切れてしまったので、またしばらくは更新が停止します。まあ今月は楽しみなライブがあるのですぐに復活する筈。 あと、最近はブログをやる動機がひとつ消え…

人類は衰退しました 2話/振動話法についての考察、なぜ加工チキンはチキンなのか

人類は衰退しました。二話「妖精さんの、ひみつこうじょう」より。 今回は二話の「加工チキン」の振動話法(振るえる話法)について考察をしていきます。妖精のおふざけに全力で付き合ってみようという記事。内容としては、振動話法を考察することから加工チキ…

空が灰色だから 二巻/「こわいものみたさ」のこわさの考察

いちいちキュンとしたりゾッとしたりドキッとしたりグッときたり、とにかく心がざわついてしょーがない。「空が灰色だから」の二巻はあいかわずの破壊力がある作品でした。もうこのショートに虜。 前作に比べると、今作はさらにスケールが大きくなってバラエ…

逃避のため快楽、甘ったるい魔法  デザート/pegmap

甘いお菓子をもっと! pegmapの「デザート」を端的に語ると、逃避のために快楽を食い散らかす姿がいかに醜悪で滑稽であるか。それをデザートを食べては吐いて食べつづける姿を通じて描いている。といったところでしょうか。 なにせデザートをお腹一杯食べて…

悪口の最高傑作   タコ/pegmap

うだうだ言ってる奴とか、くだらない精神論を喧伝する奴とか、ささいな精神病を主張する奴とか、勘違い丸出しのプライドをいつまでも捨てられない奴とか、なれ合いの駄サイクルのなかで威張っている奴とか、他人の視線をやたらと気にする自意識過剰なやつと…

苦い絶望をもっと! 「see you,again」 pegmap

COME BACK pegmap!! pegmapは「軟弱なギターロックに終止符を」という大層なフレコミを掲げていながら、主題としているのはやりきれなさだったりどうしようもさだったりと、むしろ終止符を打たれそうな脆さがあるバンドというイメージがあります。わたしは…

炭鉱のカナリアについて/ヤバい空気察知する能力オンリーで生き延びる

ブログタイトルにもなっている「炭鉱のカナリア」という言葉について。 ブログのタイトルに採用しているようにわたしの大好きな言葉です。今回はこの言葉について、内田樹の「呪いの時代」という本を引用しながら語っていきます。というか、この本を読んで初…

雑記

最近は更新していません。なんかもういろいろと限界。

ありがとうございました

気持ちの整理のために。 一昨日、好きなブログが消えていました。もう毎日の習慣となっていたブログ訪問をしたら、そのブログが消えているのに気づきました。いつかこうなるだろうなーとは予想していたので、驚くことはなかったのですが、まあそれはもうショ…

暇つぶし、について。/インターネットで暇をつぶしてつぶれていく

暇つぶし、について。 2ch転載禁止となったハムスター速報を見ていました。すっかり画像がコンテンツの主体となるブログになっていまして、自身のサイトのコメント欄を載せるという大手ならではの対応策に感心しました。 で、その画像だらけのコンテンツを眺…

ネガティブシンキング野郎

武富健治「鈴木先生」11巻からお気に入りの会話を抜粋。 ヤケになった犯人が女子中学生を人質に屋上に立てこもっているときの二人の会話で、犯人の友人が「お前なにやってんだよ?」と下から声を掛けてきたというシーンから。 「下にいるのはお育ちのいい―――…

THE BACK HORN「リヴスコール」 全曲レビュー

THE BACK HORNの新作「リヴスコール」の全曲レビュー。前回の感想につづいて「リヴスコール」の全曲レビューの記事。 書き甲斐がある魅力的な新曲ばかりだったのですんなり書けそうです。正直にいえば、「リヴスコール」は予想外のアルバムでした。決して油…

THE BACK HORN「リヴスコール」 感想

待ちに待った新作、THE BACK HORN「リヴスコール」。リヴスコール(初回限定盤)(DVD付) これ、すっごくいいアルバムですよ。 生にスポットライトを絞り、生きることの喜び、苦しみ、厳しさ、切なさを今ならではの空気感と共に閉じ込めていて、今だからこそ生…

THE BACK HORN名曲レビューその28「シリウス」

THE BACK HORN全曲レビューその28「シリウス」 無力感に寄り添ったのが前作の「世界中に花束を」であるならば、無力感から救い出そうとするのが今作の「シリウス」。 切実なテーマにとことん向き合う覚悟と、厳しい現実から目を離さない意思と、ビルドアップ…

Syrup16gの曲レビューその24「希望」

ナンバリングミスをしていたので修正&加筆してレビューを載せます。タイトルは絶望の間違いではないか、と思ってしまうくらいに、悲しみが漂っている曲です。 Syrup16gの曲レビューその24「希望」「希望」という分かりやすくてシンプルなタイトル。なのに、…

面白くて読み応えがあるHUNTER×HUNTERの考察まとめ

お気に入りのHUNTER×HUNTER考察記事をまとめてみました。 ここにまとめたのは面白くて読み応えがある記事ばかりなので、ハンター好きの方は一読することをオススメします。どの記事も力作なので相当な分量になるのですが、それぞれ面白くて参考になる解釈、…

ハンターハンターの名解釈に付け加えたいこと/キメラアント編の問題のシーンについての考察

今回はキメラアント編のあの問題のシーンについて語ります。 HUNTER×HUNTER第299話「再生」の一連のシーンについてです。

言葉を捨てて愛を歌う  米津玄師 「ViVi」

「愛しているよ」のその一言で。 米津玄師「ViVi」 諦観というのは美しい感情。「ViVi」は「言葉では表現することができない」といった諦観に立脚しています。日常的な場面はおいといて、別れのときや、出会いのときなどの大切な場面においては、自分の気持…

THE BACK HORN迷曲レビューその27「天気予報」

今回レビューするのはTHE BACK HORNの迷曲「天気予報」。 「太陽の中の生活」に収録されています。 この曲は、ボーカルをドラムの松田晋二を担当していて、代わりにドラムをボーカルの山田将司が演奏していて、さらに朗読をメインにしているなどと遊び心に溢…

絶望の唄  「虫の夢死と無死の虫」 COCK ROACH

THE BACK HORNの盟友、COCK ROACHのアルバムレビュー。 今回は、大のお気に入りのアルバム「虫と夢死と無死の虫」虫の夢死と無死の虫 呪術的なボーカルと、ヘヴィなサウンドが特徴的。静かなアルペジオが爪弾かれたり、轟音のギターサウンドであったりするも…

THE NOVEMBERS 「dnim」

THE NOVEMBERSのdnimをレビュー。 美しくもあり、不穏でもあり、乱暴でもあり、そういうのひっくるめて心地いいという感覚。心地よいでいうならば、オルタナ感の強いバッキバキのサウンドや、あんがいキャッチャーで綺麗なメロディもで、強靭なグルーブ感を…

THE BACK HORN/THE NOVEMBERS KYO-MEIライブ @柏PALOOZA 5.21

THE BACK HORN/THE NOVEMBERSのKYO-MEIライブを観てきました。 KYO-MEIライブという企画の面白さをあらためて噛みしめた、非常に充実した対バンだったとおもいます。 では、さっそくライブレポ。 客層はバンドTの比率からざっとみて、THE BACK HORHのファン…

パワーインフレ、チートキャラを乗り越えて、冨樫義博が目指しているその先のテーマ

パワーインフレの扱い方から見直すバトル漫画2 HUNTER×HUNTERはバトル漫画では無いと思う理由 この記事がすっごく面白かったです。ハンターハンターがバトル漫画ではない、という内容の記事で、王道のバトル漫画であるドラゴンボールを比較して、主張の根拠…

ライブレポを書くのは難しい

雑記。 わたしが好きなバンド、psysalia psysalis psycheが解散したライブについて、二本ほど記事を書きました。一本目はいつものようなやり方で、二本目は試行錯誤してライブレポを書きました。今回はロッキングオンジャパンのライブレポを参考にし、「凄い…